中島 18試陸上攻撃機 連山(日本海軍)


renzan

全幅:32.54m 全長:22.94m 総重量:26,800Kg 最大速度:593km/h
発動機:中島「誉」24型 2,000馬力×4 航続距離:6,482km
武装:20mm旋回機銃×6 13mm旋回機銃×4 爆弾:4,000kg 乗員:7名
初飛行:1944年

太平洋に点在する基地同士で激しい航空戦を繰り広げた1943年春の戦況を反映して、 日本海軍が開発を命じた新型爆撃機が連山です。

敵戦闘機より高速かつ高高度で行動することをめざし、当時の日本の最新技術が結集されました。 小型・高出力の「誉」エンジン、排気タービン過給器を搭載しました。 空気抵抗の少ない層流翼を採用しました。 連装機銃の動力銃座、防弾・防漏タンクなど、防御力も強化しました。 使用部品の規格管理と部品数の削減により、生産性も向上したでしょう。

早くも1944年秋には初飛行に成功し、その高性能が期待されましたが、 エンジンと排気タービンの不調をはじめ、各部に多くの不具合がありました。 しかも燃料・資材の枯渇、空襲の激化により開発環境も悪化したため、 1945年6月、試作4号機をもって連山の開発は中止されました。

(模型:1/72 ハセガワ 製作:菊地秀之)

模型と背景はCG合成です。

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Hideyuki Kikuchi (gotha@ops.dti.ne.jp)