九九艦爆
プロフィール機

空母 赤城/翔鶴 搭載機


実機について

九九艦爆は、日本海軍初の全金属製、低翼単葉の急降下爆撃を主任務とする艦上爆撃機です。 その特徴的な楕円翼は、1930年代初めのドイツの高速郵便機He70ブリッツの影響を受けています。 1938年に初飛行した当初は、翼端失速や方向安定不足の問題があり、 翼端をねじり下げ、垂直尾翼の前方にヒレを追加して解決しました。 太平洋戦争が始まりしばらくは零戦、九七艦攻と共に各地で戦果を上げ、1941年12月8日のハワイ真珠湾攻撃における活躍ぶりは、 映画「トラ・トラ・トラ!」で描かれている通りです。 続く1942年も4月のインド洋作戦では九九艦爆だけで英空母ハーミスを撃沈し、その急降下爆撃の命中率は80%以上を記録しました。 やがて戦局が進むにつれて、敵戦闘機と対空砲火のため多大な犠牲を払うようになりましたが、 後継機の彗星艦爆は稼働率が低く、戦力として数が揃わないため、戦争末期まで出撃し続けなければなりませんでした。

設計

機体の構成は、先に作った「バリアント改造 九九艦爆」とほぼ同じです。 外形のみ本物の九九艦爆に合わせて手直ししました。 大きなカバーの付いた固定脚は、できるだけ軽く、最小限の強度で作った飛行時用と、 十分な強度を持たせたディスプレイスタンド用の2種類を使い分けます。

空母 赤城 搭載機 1941
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空母 翔鶴 搭載機 1942
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作り方
零戦21型とほぼ同じです。詳細は>零戦21型の「作り方」を参照ください。
相違点のみ記載します。
    (機体)
  1. 主翼
  2. 胴体内側 主軸
  3. 胴体内側 主翼取付け部
  4. 機首内側 主軸補強
  5. 胴体左側面
  6. 胴体右側面
  7. 機首外側 主軸補強
  8. 機首 おもり
  9. 機首 カウリング
  10. 機首 カウリング下部
  11. 水平尾翼
  12. 垂直尾翼
  13. 主翼上面/下面 補強
  14. 機首 おもり先端

  15. (ディスプレイスタンドと飛行時用主脚)
  16. 胴体下部
  17. 左右主脚
  18. 左主脚カバー外側/右主脚カバー内側
  19. 右主脚カバー外側/左主脚カバー内側
  20. 250キロ爆弾
  21. 爆弾安定尾翼
  22. 飛行時用 左右主脚装着部
  23. 飛行時用 左右主脚

  24. (ディティールアップ)
  25. 右ダイブブレーキ
  26. 左ダイブブレーキ
  27. 胴体 空気取入口
飛ばし方
零戦21型と同じです。詳細は零戦21型の「飛ばし方」を参照ください。

(完成 2025年12月6日)

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Hideyuki Kikuchi (gotha@ops.dti.ne.jp)