内科リウマチ科 福間クリニック

ステロイドの話

  1. ステロイドとは
  2. ステロイドの作用
  3. ステロイドの種類
  4. ステロイドを用いた治療
  5. ステロイドの副作用と予防

ステロイドとは

ステロイドという言葉は、正式には化学構造にステロイド環を持ったホルモンを指していますが、私たちが治療に使っているステロイドは、「副腎皮質ホルモン」の中でも糖質コルチコイド(コルチゾール)という特定のホルモンのことを言っています。体内では腎臓の上にある副腎と呼ばれる小さな臓器の表面側にある皮質という所で作られています。コルチゾールは身体に水分を溜めたり、血糖を上げる等のホルモン作用を持っているために、大量に用いる膠原病や関節リウマチでは使いにくいため、現在ではプレドニン(プレドニゾロン)やデカドロン(デキサメサゾン)などの合成したステロイド剤を使かわれています。
もともとは、朝鮮動乱のとき、米軍が兵士の戦時下のストレスを軽くするようにと開発されたものだと言われていますが、ストレスに強くなるホルモンです。その後、強力な抗炎症作用、免疫抑制作用を持つことから、色々な病気に使われました。しかし、副作用が強いこともわかってきて、現在は限られた病気に、できるだけ少量を短期間、使われています。

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ステロイドの作用

ステロイド剤には、ホルモン作用、抗炎症作用、免疫抑制作用、その他、抗ショック作用などがあります。
ホルモン作用
は本来のホルモンとしての作用で、糖質ホルモン作用(血糖を増加させるなど)、鉱質ホルモン作用(体内にNaや水を溜める)などがあります。膠原病や関節リウマチの治療効果には直接関係のない作用のため、主に副作用として働きます。
抗炎症作用は、プロスタグランディンを呼ばれる炎症や痛みの原因となるホルモンが作られないようにすることによって、体内の色々な炎症反応を強力に抑えます。全身性エリテマトーデスの紅斑やリウマチの関節痛を和らげるのはこの作用によって得られます。
免疫抑制作用は、炎症に関係した色々な細胞(リンパ球や顆粒球、マクロファージなど)の働きを抑えることによって、炎症細胞による身体の障害を防ぎます。膠原病で見られる抗DNA抗体などの自己抗体を減らすのもこの作用によって行われます。

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ステロイドの種類

経口薬、注射薬では、作用時間の差から、短作用時間型のコルチゾール(コートリル)、中作用時間型のプレドニゾロン(プレドニン)、メチルプレドニゾロン(メドロール)、トリアムシノロン、長作用時間型のデキサメタゾン(デカドロン)、ベータメタゾン(リンデロン)等があります。
治療として使われるステロイドの量は慣習上、、合成ステロイドのひとつであるプレドニゾロン(PSL)を基準にし、各種ステロイド剤の抗炎症作用の強さの違いを補正してPSL相当量という単位で示します。つまり、経口ステロイド剤1錠の抗炎症作用はどの薬も同じ程度になるようそろえられています。
薬によって異なるのは、ホルモン作用と免疫抑制作用ということになります。
概して、鉱質ステロイド作用(塩分の貯留)は、短作用時間型で強い傾向にあり、長作用時間型にはほとんどありません。
他方、免疫抑制作用は、短作用時間型では弱く、長作用時間型になるほど強くなる傾向があります。
このため、短作用時間型は鉱質ステロイド作用による副作用が強くなります。
また、長作用時間型は免疫抑制作用が強くよく効く代わりに、作用時間が長いことも関係して、ホルモン作用による副作用(副腎皮質萎縮など)が強く出る傾向があります。こうした理由から、通常、膠原病、関節リウマチの治療には中をとって、プレドニゾロン(プレドニン)、メチルプレドニゾロン(メドロール)が好んで使われています。
ステロイド剤は、その他、塗り薬や点鼻薬、点眼薬など色々な薬品に含まれています。

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ステロイドを用いた治療

体内では通常、1日に3.75mg(PSL相当量)のコルチゾールが作られ、必要(ストレス)に応じ更に多くのコルチゾールが動員されます。
ホルモン作用は3.75mg/日程度の量でも認められます。抗炎症作用を示すには、5-15mg/日程度と、ホルモン作用が得られるよりもずっと多くの量が必要となります(リウマチの方の関節痛には3mg/日でも効くことがありますが)。免疫抑制作用は更に多く、通常20mg/日以上が必要となります。
言いかえると、少量のステロイド剤でも副作用が起こる危険があるといえます。関節痛や紅斑などの症状を軽くするには抗炎症作用を示す5-15mg/日が必要となります。しかし、この量だと、症状は軽くしますが、免疫抑制作用はないので、病気の進行を抑えることはできません。身体の自己免疫反応を抑え、進行を止めるためには20mg/日以上が必要となります。しかし、この量だと、もともと身体に備わっている免疫の力も抑えられてしまうため、細菌やウィルスなどの感染症に弱くなってしまいます。
膠原病の治療に対するステロイド剤の使い方は、火事が起こった時の消火活動に例えられます。
火事が小さな時は、簡単な消火活動で消すことができます。しかし、火が壁や天井に燃え広がってきた時は、バケツリレーなどでは消火できず、すぐさま消防車を呼んで消火をしてもらう必要があります。膠原病でも、炎症の軽い時は少量のステロイド剤でよいのですが、内臓にも炎症が広がり、働きが落ちてきた時には中等量から大量のステロイド剤を使うことになります。しかし、過度の消火活動は、かえって家財をだめにしてしまうこともあり、膠原病の治療でも副作用の原因となります。病気の状態をよく判断し、その炎症の強さに応じて、必要十分なステロイド剤の量を決定し、適切に使っていくことが大切です。実際にそれぞれの膠原病の治療にどの位のステロイド剤が使われるかは、各々の疾患のページを参考にしてください。

ステロイド剤の減量は通常、非常にゆっくりと行われます。病気の火種が残っているのに慌てて減量すると再燃してしまい、初めから治療をやり直すことになってしまいます。米国リウマチ学会の機関紙(Arthritis and Rheumatism)の編集者(Editorial)によれば、ステロイド剤の減量は、2週間毎に10%ずつ減らすような目安で行えばよいと言っています。例えば、プレドニン40mgを内服していれば、病気が落ち着けば2週間後に35mg、更に2週間見て再発がなければ30mgといった具合です。ただし、ステロイド剤の内服量が減ってくれば、免疫抑制作用は弱くなり、再燃の危険が高くなってきます。このため、17.5mg/日以下となれば減量の速度を遅くしていきます。更に減量していくと、どこかで病気が再発するか否かのギリギリの線に到達します。この量より少し多い量を維持量とします。
減量していって、再発する線を越えてしまった場合は、まず、直前の内服量に戻すか、その時の内服量の50%増しの量に増量します。それで再燃を抑えることができればいいのですが、もし抑えられることができなかった場合は初めから治療のやり直しになります。治療のやり直しは極力避けたいため、ステロイド剤の減量は主治医の先生の方針をよく聞いて、慎重に行ってください。

ステロイド剤の内服方法で、1日に1回内服がよいかの3回に分服するのがよいのか、また、連日で内服するのか隔日とした方がよいのかは、医師の考え方で異なっています。
通常、1日1回内服や、隔日で内服するという考え方は、ステロイド剤の副作用を減らそうという考え方から行われています。それは、内因性のステロイドホルモンは朝に多く作られること、夕方にステロイド剤を内服すると目がさえて眠られないことがあること、更にステロイド剤は半減期が短かいため間隔を空けて内服すればステロイド剤の効いていない時間ができ、副作用から回復する機会が得られるといった発想です。
現在のところ、1日1回内服や、隔日で内服することで副作用が減ることを証明した確固とした論文はありません。先の米国リウマチ学会の機関紙の編集者によれば、PSL相当量で17.5mgまでは連日で内服し、それよりも更に減量する時には徐々に隔日投与に持っていくことを推奨していました。
私の個人的な考え方としては、ステロイド剤の作用時間が半日持たないことから、1日に2回から3回に分服した方が、また連日で内服した方が、身体の中のステロイドホルモンの量が一定に保たれるために、治療効果は強くなり、また副作用の危険が高まると考えられます。逆に、1日1回内服や、隔日で内服すると、ステロイド剤の効果が切れる時間ができてしまうため、治療効果が薄れてしまうと思います。こうしたことから、病気が活動性の時は病気を抑えることが優先されるため、1日に2回から3回に分服し連日で内服した方がよいと考えます。ある程度、病気が落ち着き、再燃の兆候がない時に徐々に1日1回内服や、隔日で内服するように持っていきます。ただ、少量投与中でも、病気の活動性が見られる時は、1日に2回から3回に分服し連日で内服するようにしています。

もう一つ注意するのは、関節リウマチの治療には、悪性関節リウマチなどで臓器障害が進行する恐れがある時を除いて、中等量以上のステロイド剤は使わないことが原則です。一応上限は7.5mg/日とされています。

塗り薬は主に皮膚炎などの発疹に用いられています。その効力によりA(作用が最も強力)〜E(作用が弱い)の5ランクに分けられています。通常はC(作用が強力)までのランクを、激しい急性病変(結節,痒疹,虫刺され等)にはA〜Bランクを用います。また、顔面や陰嚢、高齢者や幼小児ではD〜Eランクが第一選択となります。全身のステロイドの副作用、感染症の悪化、皮疹などの副作用が見られます。強いランクのものほど、また長期間、大量に使った場合ほど副作用が強くなります。
関節炎に対する塗り薬として、モビラート軟膏やファルネラートゲルなどがあります。関節炎を起こしている患部に日に数回、擦り込むようにして塗っていると、皮膚を介して関節の中に入り、抗炎症作用を示します。特にファルネラートゲルは炎症を起こしているところで、ファルネシル基というのがステロイドから離れ効力を示すようになっており、副作用が少ないといわれています。
局所(関節腔)に注射するステロイド剤もあります。炎症を抑える力が強く、また関節に長くとどまっているような性質があるので、関節リウマチの方の強い関節炎には有効です。通常、炎症を起こしている関節の数が少ない場合、または関節炎が激しく、著しく日常生活動作を障害している場合に用いられます。ただし、副作用として、関節に針を刺すことによる合併症(感染や出血、軟骨の損傷)の危険があること、また、反復して行うことにより、沈着したステロイドの結晶によって滑膜炎を起こし、更には関節が崩れてくるステロイド関節症をきたす危険があります。このため、関節リウマチの方に行うのは、まず抗リウマチ薬できちんと関節炎のコントロールを試みた上で、必要に迫られた場合にのみ行うこと、関節腔注射の間隔として2-3ヶ月はあけるようにすることを守るべきです。

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ステロイドの副作用と予防

ステロイド剤の副作用の強さは、使った薬の量と期間で決まってきます。膠原病は治療の目標が自己免疫反応を抑えることにあることから、どうしても細菌やウィルスを退治する本来の免疫反応も弱くなってしまいます。このため、感染症の危険が高くなります(易感染性)。
ステロイド剤の副作用は非常に多くあります。多くがホルモンのバランスが狂うことから起こってきます。
大きな副作用としては、

  1. 副腎機能不全元々、体内で作られていたステロイドホルモンが作られなくなる。
  2. 易感染性 : 免疫反応を抑えるため、細菌やウィルス、カビなどの感染に弱くなる。
  3. 胃潰瘍胃潰瘍のある人に使うと、潰瘍の治りが遅くなる。
  4. 骨粗しょう症 骨のカルシウムが減り、骨折しやすくなります。
  5. 糖尿病 ステロイド剤のホルモン作用により、血糖が上がり、糖尿病と同様の状態になります。
  6. 精神症状 ステロイド剤の量が多いと、不眠や興奮、不隠、時には幻覚、妄想が出ることもあります。

の6つがあげられます。
その他、中心性肥満、満月様顔貌、高脂血症、高血圧症、ニキビ、白内障、緑内障、血栓症、大腿骨頭壊死、動脈硬化等、多くの副作用が見られます。

副腎機能不全の対策
体外から大量のステロイドホルモン(外因性)が入るために、元々体内の副腎で作られていたステロイドホルモン(内因性)が作られなくなるため起こります。ステロイド剤の内服、注射を突然止めると、身体の中でもステロイドホルモンが作られないため、ステロイドホルモンの不足の症状が起こってきます。安静にしていると症状として気づかないかも入れませんが、ステロイドホルモンはストレスに強くなるホルモンであるため、特に手術や高熱を出す病気など何かの強いストレスが加わると、必要なだけのホルモンを増やすことができず、ショック症状(血圧が下がり、意識を失う)を起こす危険があります。
ステロイド剤を、大量、または長期使った場合は、副腎のステロイドホルモンを作る力は落ちていると考えたほうがよいです。
副腎機能不全の誘引は、突然にステロイド剤の内服を止めた場合と、少量維持療法中に強いストレスが加わった場合の2つが考えられます。
ステロイド剤を長期/大量に使われた場合は、急に服薬を中止しないことが大切です。副腎の働きは、ステロイド剤の量がPSL相当量で5mg以下の状態が6から12ヶ月続けば戻ってくるといわれています。このため、ステロイド剤の減量、中止も半年から1年はかけて行ったほうがよいといえます。副腎の働きが元に戻っているかどうかを調べるには、ACTH負荷試験(副腎の働きを刺激する脳ホルモンであるACTHを注射してその反応を見る)を行うことがあります。
手術や高熱の出る病気などで強いストレスがかかった時は、一時的にステロイド剤の量を増量する必要があります。この場合は、ストレスの危険がなくなれば、元のステロイド剤の量に戻すことができます。

易感染性の予防
感染症のかかりやすさは、ステロイド剤の量に依存しています。特にPSL相当量で30mg以上になると急速に感染症の頻度が高くなります。またステロイド剤を多く使い漸減してきた場合も、免疫抑制作用は維持されているため、感染にかかりやすくなっています。
健康な方が罹る感染症の他、日和見感染といって抵抗力の落ちた人に見られるやや特殊な感染症にも罹りやすくなります。例えば、結核や真菌症(カビ)、サイトメガロウィルス等のウィルス感染症、カリーニ肺炎等があります。
感染症の予防は、充分な栄養、疲労を避けること、人ごみの中に入らない、風邪などの感染症に罹った人に近づかない、外出時のマスク、帰宅後の手洗い、うがい励行などがあります。また、シーズンにはインフルエンザの予防接種も有効です。

胃潰瘍の予防、治療
ステロイド剤が胃潰瘍を作るかどうかは議論が分かれるところです。ただ確かにいえることは、すでに胃潰瘍ができている人にステロイド剤を使うと、胃潰瘍の治りが悪くなったり、重症化することです。
ステロイド剤は、創傷治癒遅延といって、傷の治りを遅くする副作用があります。また、ステロイド剤には、炎症を起こすプロスタンディンというホルモンが作られるのを抑える働きがあります。プロスタンディンは炎症を起こすだけではなく、胃の粘膜や腎臓での血液の流れを保つ働きもしています。この作用を抑えることも副作用の原因になっていると考えられます。
ステロイド剤を使う方は、使う前にあらかじめ上部消化管造影か胃内視鏡にて胃潰瘍があるか否かを確認した方がよいと思います。
ステロイド剤内服中は、できるだけバランスのよい食事を心がけ、特に良質のたんぱく質をとります。なるべく刺激物を食べないようにしてください。また、ストレスを避け、消炎鎮痛剤もなるべく使わない方がよいです。場合によっては胃潰瘍の薬を内服することもあります。もし胃粘膜にピロリ菌がいるようでしたら除菌療法を行うこともよいかと思います。

骨粗しょう症の予防、治療
多くの副作用はステロイド剤の減量中止でおさまりますが、骨粗しょう症で一旦、骨から失われたカルシウムを回復することは至難です。
普段からカルシウムやビタミンD、良質のたんぱく質の多い食事を取っておくことが大切です。カルシウムの摂取量は1日600から800mgがよいとされています。カルシウム源としては乳製品が最も吸収がよく、優れていますが、動物性脂肪が多く、高脂血症が悪化しやすい欠点があります。なるべく低脂肪または無脂肪の乳製品を摂るようにすればいいです。小魚などもカルシウムは多いのですが、腸からの吸収がよくありません。これは一緒にビタミンDを内服すると、乳製品並みの吸収率になるといわれています。
骨は常に荷重が加わっていると丈夫になっていきます。長く臥床していると、骨に負担がかからなくなるので、骨は弱くなってきます。病気が重くて安静を取らなければいけない時や、筋力が落ちて歩き回れない時は運動が難しいですが、座っていることで背骨に体重をかけるように心がけてください。歩行ができるようなら、歩くなどの運動もよいと思います。
ステロイド剤を内服している時の治療方針は、米国、英国、カナダなどで指針が発表されています。米国リウマチ学会の推奨する方針は、まず運動療法、食餌療法は基本的に行うようにします。ステロイド剤をPSL相当量で5mg/日以上(英国やカナダは7.5mg以上)を内服する場合、ビタミンDとカルシウム製剤を内服します。骨粗しょう症が進行する危険の高い人の場合、閉経後の方ならば女性ホルモンの補充療法、それ以外の方はビスフォスフォネート製剤の内服を行います。ビスフォスフォネート製剤は、現在、3種類(ダイドロネル、ボナロン、ベネットなど5製品)が発売されています。消化管に対する副作用などはありますが、従来の骨粗しょう症の薬よりは数段優れた効果をもっています。ステロイド投与中でも骨密度(骨のカルシウムの量)が増加すると言われています。

糖尿病の予防、治療
ステロイド剤で起こる糖尿病は、症状や検査上は通常の糖尿病と変わりません。長く続くと同様に色々な合併症を起こしてきます。ステロイド糖尿病は内服しているステロイド剤の量に依存して起こります。通常、ステロイド剤を減量するとよくなってきますが、高い血糖が長く続いていると、すい臓が疲れてしまい、インシュリンを出すことができなくなり、またインシュリンに対する反応が悪くなり、ステロイド剤を減量しても糖尿病が続くことがあります。
ステロイド糖尿病の治療は通常の糖尿病の治療に準じて行われます。基本は食餌療法(カロリー制限)と運動療法です。改善がなければ経口糖尿病薬やインシュリン製剤が使います。ただ、薬が効きにくい傾向はあります。

精神症状の対策
ステロイド剤を大量に使うと、精神症状が出ることがあります。使っているステロイド剤の量に依存しますが、副作用が出るかどうかは多分に個人差があります。ステロイド精神病は後遺症を残すことはありません。しかし、全身性エリテマトーデスに伴う精神症状は後遺症を残すことがあるため、もし全身性エリテマトーデスの方で大量のステロイド治療中に精神症状が起こった時は、まずステロイド剤の増量を行ってみて、その反応を見て治療方針を決めていきます。
不眠などの副作用が強い時は、ステロイド剤の内服を朝1回にするか、朝昼の2分服にして、夕方は内服しないようにします。
症状が強い時は、向精神病薬を使うこともあります。

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更新日 :2002/11/16