「ジョイスティック改造」 2006 /08/15
Xbox360のジョイスティックは現状デッドアライブ4スティックしか存在しない。XBOXの時は変換コネクターでPlayStationのジョイスティックが使えたが360では変換コネクターが入手出来ない。ジョイスティックの使用感としてそれほど悪くはないがアーケードに比べボタンの押した感じが安っぽくスイティックの方もいまいちだ。もう少しHORIに頑張って欲しかったが現状の360の状態を考えれば出してくれただけ有難いと考えるべきなのか。そこで思い切って部品を取り替える事にした。夏の工作をする年ではないが快適な操作の為だ。
さて、今回の使用部品と道具を紹介しよう。
部品
格闘ゲーム基盤に広く使われている三和電子製の部品をチョイスした。部品はメーカーから直接購入可能だ。
スティック JLF-TP-8Y-SK 1個
同上用ハーネス JLF-H 1個・・・購入したが今回は使用しなかった
押しボタン OBSF-30-VER
6個
ナット
道具
半田小手
半田吸引機
ニッパー
ドライバー
配線用ケーブル
ジョイスティックを開くとこんな感じになっている。

スイッチが基盤に直付けになっている。 すこし厄介だ。
まず、スイッチを半田吸引機を使って基盤から取り外す。
スティックも基盤からの線が直接リミットSWに半田されている。
基盤(CN9)からの線が上から赤赤、灰灰、オレンジオレンジ、白白と並んでいる。
それぞれ上、左、下、右の入力するリミットSWに繋がっている。
リミットSW側の配線をニッパーで外す。 これで、スイッチとスティックの取り外しは完了。
<写真拡大可>
スイッチを取り付けたいが下写真のように回り止めがあって取り付けれない。
ここは回り止めを内側へ曲げるなりしてスイッチを取り付ける必要がある。
スイッチの回り止めも削る必要あり。なんとか完了。
下写真のように直接基盤に半田する事は出来ないので配線でおこなう。<写真拡大可>

スティックの方はリミットSWがコネクター配線出来るように基盤で繋がっている。
本来なら黒の線をCOM(コモン)線として配線出来るはずなのだが何故かスティック側の基盤(CN9)側の上から2番目と6番目に導通があり配線する事が出来ない。

リミットSWと基盤を取り外す
スティックを取り付けるにはもう一工夫必要だ。下写真では分かり難いかもしれないがリミットSWを取り付ける為の黒い部品を取り付けるにはジョイスティック側を削らないと入らない。ニッパーを使って気合いで削りました。<写真拡大可>
あらかじめ近接SWの方を配線しておきます。配線はスティックを実際動かしてみると分かりやすいと思います。それぞれ2本づつあります。
基盤(CN9)側は上から上上左左下下右右の順番で配線します。2本ありますが順番ありませんのでスティックを上に動かした時にカチッとなる近接SWの配線2本を基盤(CN9)の上から1番目と2番目に繋げばOKです。それぞれ左、下、右と配線していきます。<写真拡大可>
スティックの下が下蓋に若干当たります。ナットで下蓋を浮かして完成です。
動作確認OK!ここまで6時間くらいかかりました。ふっーやっと終わりました
<まとめ>
部品取り替えは配線さえすれば簡単に終わると思っていたが板金レベルで部品が取り付けれなかったりとかなり苦労してしまった。ただそのかいあって非常に使いやすくなった。それに苦労した分このジョイスティックに愛着を持ってしまった。これで少しでも勝てるようになれば良いのだけど・・・これからSNKの格闘ゲームもあるしライブアーケードの中にはジョイスティックの方が好ましいゲームもある。出来るだけ写真付きで説明を載せたし違うスイッチやスティックをチョイスした場合でも応用がきくはずだ。ジョイスティックの操作性に不満を持っている人は是非改造の参考にして欲しい。
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