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私たちにとって、
理想的な医療システムはどんなものでしょうか?
健康に無関心な人はいないと思いますが、
かといって、常に健康に気をつかうのはたいへんです.
今よりも気をつかうこと無く、手軽に利用でき、
それでいて今よりも健康を維持できる...
こんな感じではないでしょうか.
そこで提案です.
健康管理専門医
という新しい役割の人に活躍してもらうのはどうでしょうか.
従来の、
「かかりつけ医」や「ホームドクター」
とはだいぶ違います.
1.病院や専門医と患者との仲介をする
ことがまず大きな役割です.
これまでは、
おなかが痛くなれば内科に、歯が痛くなれば歯科に、...
直接行ったり、直接電話で予約したりというのが当たり前でしたが、
これは健康管理専門医の役割です.
私たち医療サービスを利用する者は、
まず、自分が信頼する健康管理専門医に電話をして、
症状を説明します.
いったん電話を切ります.
折り返し健康管理専門医が患者に、
「A 時に B 病院に行って、C 先生の診察を受けて下さい」
といった指示をします.
私たちは指示に従って診察を受けます.
この時すでに、患者の病歴や治療中の病気などについての情報は
健康管理専門医から担当医師に正確に伝わっています.
担当医師はそれをもとに、
より正確により迅速に診察し治療することができます.
さてここで発生する診療記録をどう扱うべきでしょうか?
現状では、
これ以上診察や治療の現場に負担をかけるのは
非常に無理があります.
しかし診療記録は患者の財産であり宝です.
誰かが担当の専門医が記述した診療記録を再利用しやすい形に
変換する必要があります.そこで、
2.保管用の診療記録の作成
は健康管理専門医が行います.
この方法には多くのメリットがありますが、その中でも
患者よりもより医学的に詳しい視点で診断を見る
第三者がいる
というのが非常に重要なことです.
もし、健康管理専門医が何らかの疑問点や不足な点を感じれば、
この時点で、担当の専門医とのやり取りが行われます.
ところで、
みなさんはかかりつけのお医者さんから、
「お体の調子はどうですか」
のような電話をもらったことがありますか?
私はありません.
「念のためもう一度来て下さい」
といわれることはよくありますが、私はたいてい行きません.
そのような時でも、
「その後、大丈夫ですか」
のような電話をもらったことはありません.
不自然に感じませんか?
もしあなたが友人から相談を持ち掛けられたら、
「その後うまくいったかな、大丈夫だったかな」
という心配をするのではないでしょうか?
実際は時間的な面などで難しいのかもしれません.そこで、
3.ちょっとしたアフターケアを行う
ことも健康管理専門医が行います.
つまり、
医療サービスを供給する側が
積極的に利用者に働きかけるということです.
「どうですか具合は」
「いやー、すっかり良くなりました」
「それは良かったですね」
一見何でもない会話ですが、結構うれしいですよね.
信頼関係を築き上げるうえでも欠かせないことです.
さて、ここまではいわば非常時の役割です.
健康管理専門医の一番重要な役割は、
4.自分の担当する医療サービス利用者の
病気を予防する
ことです.そのために、
さまざまな視点から診療記録や検査記録を調査し、
それぞれの利用者の特徴や傾向を見つけ、それをもとに
健康管理専門医の側から利用者の側へ
積極的に関わりを持ちます.
電話や電子メール、あるいは利用者の家を直接訪問して、
対話を持ち、注意を呼びかけるのです.
(「予防医療」も合わせて見て下さい)
それでは次に、
次世代医療システムが実現したときの効果をまとめてみましょう.