20歳過ぎて観返してみて一番印象が変わったのがドズル。滅茶苦茶格好いいじゃないですか。普段の強面に反して奥さんや娘に対しては優しい、なんてのは以前からあったイメージだが、ガルマが死んだ際の
「お前こそは…お前こそは俺をも使いこなしてくれると…(号泣)」(うろ覚え)
という台詞など、自分の知力の無さ(=トップには立てない)や、自分を使いこなせない者を上に立たせる気はないというプライドを自分で自覚しているところ、単なる単細胞キャラだと思っていたイメージが100%反転。他にもソロモン攻防戦の最後、ビグ・ザムから出て来てマシンガン(?)を乱射するシーンの
「やらせはせん、やらせはせん。ジオンの栄光、俺のプライド。やらせはせん、やらせはせんぞ」(うろ覚え)
というところも、以前は、勝てる戦をソーラー・レイとガンダム1機にひっくり返され半ば狂気に陥っている、というシーンかと思っていたが、意外と冷静というか含みのある台詞に驚き。「俺のプライド」なんて口に出して微塵も違和感の無いキャラクターなんてそうはいない。