review : 高橋明

・『傀儡』『傀儡戯』

黒川あづさと良く似た感じの濃い目のキャラクター。大塚英志絡みという事で以前は敬遠していたが、ウルトラジャンプで『傀儡戯』の連載が始まり、ついでに『傀儡』を買ってみて上手さに驚き。

マンガ版『傀儡』は連載中断→小説版へ移行、『傀儡戯』は同じ設定のパラレル物で、どちらも同じ様な展開で第1部(陽界編)完、次から第2部(陰界編)、という状況。細かな違いは多々あるが、一番の違いは主人公(?)丹宮と威の設定で、『傀儡』版丹宮がショートヘアで15歳、お爺さんが死んで新宿に出て来てモグリの医者をしている威に会うという設定に対し、『傀儡戯』ではロングヘアの高校生、威とは義理の兄妹という設定。性格はどちらも大体同じだが、『傀儡』版の方が話がややダークな分、面白みがある。