review : 果てしなく青い、この空の下で…。

・シナリオ

悠夏→雨音→藍→明日菜→文乃の順で初プレイ。文乃シナリオをはじめるまではこれが正解、と思っていたのだが、どうもどの順番でも良さそう。文乃シナリオ自体は悪くはないのだが、他シナリオで散々期待を煽られた割には肩透かしで、結局、藍シナリオが一番伝奇的。サイトによってはバッドエンド→グッドエンドの順で見るべき、という人もいるが、それもヒロインによりけりかも。


悠夏/明日菜シナリオはどこのサイトでも余り評価が良くないが、ヒロインの好みは別として明日菜シナリオが影が薄いのは否めない。文乃シナリオが期待値通り「重厚な伝奇物」になっていたのなら、非日常にひきずられつつもあっさり日常へ戻っていく現実的なシナリオ、としてそれなりに浮かび上がった気も。

・謎

ゲーム内で明かされていない謎の内、気になっているものをいくつか。


松倉氏は
“魔ッ蔵”の影響を受けて藍を閉じ込めようとするのか?
単に藍の変化を気味悪がっているのか?
文乃の言う井戸の中の「本当の私」とは誰か。文乃は
身体も魂も生贄の赤子のまま?
それとも魂は流産した「文乃」?
文乃の「微かな母の記憶」は次の誰か。
生贄として攫われる前の本当の母親?
生贄として攫われた後の芳野夫人?
生贄として使われる直前の八車清美?