シベリウス

Jean Siberius(1865-1957)

Symphony No.3 in C major op.52(交響曲第3番ハ長調 作品52)

作曲:
1904-1907
構成:
第1楽章 Allegro moderato
第2楽章 Andante con moto, Quasi allegretto
第3楽章 Moderato-Allegro ma non tanto
感想:
極端に切り詰められた4番に比べ、シンプルでかわいらしい佳曲。特に第2楽章はチャーミング。

Symphony No.4 in A minor op.63(交響曲第4番イ短調 作品63)

作曲:
-
構成:
第1楽章 Tempo molto moderato-Quasi adagio
第2楽章 Allegro molto vivace
第3楽章 Il tempo largo
第4楽章 Allegro
感想:
「無駄な音符が一つもない」という評もうなずけるシンプルかつ精緻かつシンプルな作りで、その分かえって独特の抒情も引き立つ。

クラシックで1、2を争う位好きな曲で、この曲を初めて聴いた時、第3楽章中盤の木管の掛合いにヴァイオリンのトレモロが突如混じる場面で、鳥肌が立つ程の衝撃を受けた記憶が忘れられない。今聴いても好きな箇所だが、もう鳥肌が立つ事はない。今からこの曲を初めて聴ける人が心底羨ましい。