(4)Bastro

解      説

Squirrel Bait解散後 David Grubbsは同メンバーであったClark Jonsonと「Bastro」を結成、

NYにて活動を始める・・・。

Big Black亡き後の後継者として密かに騒がれていたBastroだか、グラッヴスはBastroを今こう語っている。

「Bastroは自らと戦っているようなバンドだった、僕らは3ピースの馬鹿らしいロック・バンドよりはましなものになろうと望んでいた」

7歳からピアノを初めとする音楽教育を受け、12歳でギターを持ちパンクに染まっていったグラッヴスだか、

パンク的な“アマチュアリズム”を主張できなかったとも語る。

Bastroは成長し続ける・・・音楽が“〜的”と言う表現を一切拒絶するものになってゆく・・・

このバンドは化物・・・「Sing The Troubled Beast」は正にジャンク史に残る歴史的名盤だと思っています。

 

Member

Guitar/Vocal : David Grubbs

Bass Clark Johnson

DrumsJohn Warsaw McEntire(John McEntire)

( Bass   Bundy K.Brawn )

( Drums Britt Walfond )

 

Disography
bastro11.jpg (2841 バイト) Rode Hard and Put Up Wet

Homestead Records

HMS 111-4 (tape)

Release Date: 1988

 

Squirrel BaitのDavid GrubbsとClark Jonsonの二人が中心に作られた1stアルバム。

まさしくBig Blackの影響下で生まれたようなサウンドで、歪んだドラムマシーンにのって行く

フリーキーなうねりのあるサウンドは只者でない雰囲気を持っている。

bastro21.jpg (6459 バイト) Bastro Diablo Guapo

Homestead Records HMS 132-2

Recorded Brian J. Poulson

Release Date: 1989

ギターが脳天に突き刺さる、ベースが鞭のように響く、マッケンタイアのドラムが

パワフルに決まる・・・メタリックかつハードコア感覚溢れる2ndアルバム。

ハードなエッジが効いたサウンドながらも、クールに突き放した感覚は

このバンドがただものでない化物だと言うことを知らしめる様だ。

ピアノのインストナンバーにガスターに通じるものを感じる。

bastro31.jpg (8790 バイト) Sing The Troubled Beast

Homestead Records HMS 164-2

Recorded Brian J. Poulson

Release Date: 1991

スリリングかつスピード感に満ちた演奏は影を潜めた。

衝撃力をゴリゴリとぶつけるだけでなく、運動量の幅広さをうかがわせる余裕があり

全体の統一感が完璧で構成力が物凄い!しかしこの空間はスバラシイの一言!

ジャンクサウンドと言う枠にとらわれない独特の世界を確立した歴史的名盤。

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