update [ 1998.06.09 ]
報道写真家:ロバート・キャパ

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バート・キャパとは、ここのタイトルにもあるように、報道写真家です。

すでに亡くなっておられる方です。


以下、文章は、『ロバート・キャパ全作品展』のパンフレットを
参考に、書いています。


ロバート・キャパ(本名:エンドレ・フリードマン)は、1913年、ブダペストに生まれ、
17歳のとき、ハンガリーを離れ、ベルリンにおいて写真と出会い、
パリで写真家として独立しました。

その後、スペイン市民戦争、日中戦争、第二次世界大戦下のヨーロッパ、
イスラエル建国時の中東戦争、インドシナ戦争など、
5つの歴史的な戦争を経験し、戦争写真家として活躍しました。

1954年5月25日、インドシナ戦線(現ベトナム)で取材中、
地雷に触れて、
キャパはこの世を去りました。


キャパの20年余に渡る活動による作品は、
全て、遺産として
弟のコーネル・キャパ氏(NY在住、写真家)に
引き継がれ、保管されています。

また、キャパの死後、1955年には、「ライフ」と「アメリカ海外記者クラブ」によって、
“義務を超えた勇気と冒険をもって撮られた海外での最高の写真”を
対象とした『ロバート・キャパ賞』が創設され、
年に一度、これが表彰されています。


キャパは、亡くなる直前の1954年4月、3週間ほどを日本で過ごしています。

日本におけるキャパの評価は
非常に高かったようで、
伝説上の勇者のように歓迎されたそうです。
(数々の戦場を、兵士としてではなく、
カメラマンとして渡り歩いてきたわけですから・・・)

キャパは、日本をたいそう気に入ったようで、
“日本は写真家の天国だ”
と、その印象を語っています。

キャパは、日本のどこでも、“子供たち”にカメラを向け、
また、日本の都市にある東洋と西洋の比較、
伝統と近代性の対比にも魅せられていたようです。

よく、ロバート・キャパ作品展のポスターに使われる、
タバコを、左手の人差し指と中指の間に挟んで
吸っているキャパの写真は、
この日本滞在のときに、静岡駅で、“Simpachi Kinpara”さんによって
撮られた写真です。

このページ上で、キャパの作品を紹介できると良いんですが、
著作権とかの関係で、面倒だと思うので、
やりません。

もし、やっても良いようなら、
何枚か載せるかも。

また、キャパの作品を紹介してるようなページを見つけたら、
ここからリンクを貼る予定です。


全国で、キャパ作品展を結構頻繁にやってるようなので、
気になった方は、是非、足を運んで、
キャパの作品を観てみてくださいね!



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