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「猫パンチ」はただの密閉なので、それぐらいしかイジる部分がない……ってのもあるんですが。スピーカー
の吸音材というと、一昔前なら「グラスウール」が定番。今は「粗毛フェルト」でしょうか。海外のDIYerたちは、
密閉箱やTLSに、よく「Acousta-Stuf」なるものを突っ込んでます。私も10年ほど前に、PartsExpressから
取り寄せてみましたが、手芸屋さんにある「ぬいぐるみ用の綿」との違いが分かりませんでした。……てか、
これって同じモンじゃね? 日本のスピーカーDIYer事情は、それよりはるかに複雑かつ虚虚実実で、守備
範囲がいわゆる「アクセサリー」類とかぶっているらしく、正直、アホみたいなもんが、アホみたいな値段で
売られてます(私もヲタなので、一通りツカまされました) とどのつまり、密閉箱の最終形態は、ギッチリと
詰めた吸音材によって空気バネを最大限まで弱めた「アコースティック・エア・サスペンション」(音の伝播を
「断熱変化」から「等温変化」とみなした特殊設計)に他ならないわけで、一部のメーカーも、その方向での
研究が盛んなようです(KEFのACE技術など。活性炭の持つ表面積がどうたらこうたら)
ではアコサスの音が最高か? というと、その点には「う〜ん?」と疑問符がつきます。月並な表現ですが
音が死んでるというか、詰まってるというか……。はたして、密閉箱にとってベストな吸音材とは何なのか?
吸音材の「吸音率」みたいなデータを見ても、ほとんど何も分かりません。でも、指針がないわけじゃない。
ドライバ固有のインピーダンスカーブです。吸音材+密閉箱に入れて、インピーダンスカーブがフリーエアに
近ければ近いほどよい。この理屈は誰でも分かります。カーブが一緒なら、裸で鳴ってるのと同じですから。
アコサスの欠点は、fsの上昇を抑えると同時に、カーブの山も普通の密閉箱以上に大きくダンプしてしまう
ところでしょう。だから「音に開放感がない」などと言われる。まあ、小型密閉は全般にそうですけど。
で、興味が湧いたのがこちらの特許文献(→)密閉空間の音圧制御システム マジでこんなに利くの?!
粘弾性固気体複合体=低反発ウレタンのことよね? ホームセンターに売ってる、あのやわらか〜い枕?
よーし、実験じゃい! ……はい、見事に玉砕ですよ、と。まるで効果がないっス。普通のウレタンと何も
変わらん……。またか〜? またオカルトか〜?! でも、オカルトで特許が取れるはずはないし、資料を
見る限り、「適当じゃダメよ」とも読めるんだけど、んなもんアマチュアは「数打ちゃ当たる」作戦しかとれん
じゃねーか! アパム、アパーム、弾持って来いアパーム!って感じで、涙ぐましい検証を繰り返すこと約
数ヶ月……(高価な奴でないと効果がないのかと、はては最高級のテンピュールまで買って切り裂いた)
……ダメだ。見つからん。最終手段は当該製品を買ってきて分解するしかないんだろうけど……ドライバ
のパーツ取りならまだしも、吸音材が目的ってのは、いくらなんでも……。誰か成功した人います?
〜 (この研究は凍結中) 〜
(2010. 2. 5)
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