U−22 シドニー五輪アジア1次予選

グループ6 in香港ラウンド 1999.6.12〜18

 

 正直に言います。最初に五輪1次予選の相手を見た瞬間、私の脳裡をよぎったのは,「相手はフィリピン」→「多分余裕勝ち(^^)」→「大量得点(^^)」→「タカは当然選ばれる!」→「タカのハットトリックが見られるかも!」→「香港へ行こう!!」でした。(^^; そんな私は結局、平瀬と宏太のハットトリックを香港スタジアムで見ましたが・・・。伸二のハットも見たかった〜!! 

 3年前、返還前に遊びに来て以来2度目に訪れた香港。半端じゃなく暑かったです・・・。暑さ自体は日本とそんなに変わらないのですがあの「湿度」にやられたという感じでした。じっとしているだけでもびっしょりと汗をかいてしまう・・・。まるでサウナのよう・・・。そんな中でサッカーをやっている訳ですから、本当に大変です。

 緒戦、フィリピン戦。いよいよシドニーオリンピックへの道が始まりました。

 スタジアムはコーズウェイベイのハッピーバレーという競馬場の近くにありました。元英国領ということもあり香港は昔からサッカーが盛んだそうです。特徴的な白い屋根のついたサッカー専用グラウンド。・・・しかし芝の状態はかなり悪く・・・・選手達も結構苦労してました。日本からの応援もたくさん来ていました。ただ、中でのチェックがとても厳しいので横断幕などが張れなかったり、席を移動できなかったり。中央の席の一角がポッカリと空いていて不思議に思ったでしょうが、あそこだけ他の席の10倍くらいの値段がするのです!とにかく謎の多かった香港スタジアムでした・・・。

 

 試合は13−0の圧勝。ちょうど去年の今頃、大宮で行われたアジアユースの一次予選を思い出しました。あのときもブルネイに12−0の圧勝。タカの4得点、イナが2得点、モトが1点・・・・。そんな試合だったなあ、と。一次予選は全勝で当たり前。当然の結果です。私の興味はただ一つ!誰が一番点を取るか!それだけでした。平瀬、吉原は良かったですね!トルシエは試合前からとにかくたくさん選手を試すと言っていましたが、その通り4戦を通じていろいろ試していました。これは最終予選に向けてとても重要なことです。どういう位置で使うのが最も効果的か、それを見るには丁度良い練習試合?でした。でもホームとアウェイで8戦もするのはちょっと多すぎるのでは・・・。

 

 続く第2戦。ネパール戦はネパールの応援団とのケンカ?でした。座席がネパール応援団の真後ろだったので・・・(^^;香港の人々は日本の強さを知っているのですっかりネパールの応援。とにかくネパールがボールを持つだけで大歓声が上がる。やっぱり悔しかったです。試合内容も前半はイマイチ・・・。後半、伸二が出てからの方が中での貯めが良く、スムーズにボールが回っていました。さすが伸二!!

 

 今回は応援ツアーだったのですが、私は友人達と5人で参加。なんだかいろんな場所で知人に会いました・・。みなさん香港まで来てました(^^)マリノスサポの一家や、戸田ファンの父娘、代表好きなご夫妻等々。いろんなサッカーファンの方々とも知り合いになりました。また、昨年のアジアユース最終予選のチェンマイでタカを「東高の時みたいな元気がないわよ!!」と激励していたエスパサポのおばあちゃんにも偶然の再会!!嬉しかったです。帰りの香港空港で戸田ファンのお父さんが「シドニーまで被っていく!」とHKと書かれた帽子を買っていました。帰りの皆さんの話題は最終予選。どこの国と当たるのか。あんまり遠いと応援に行くのが大変だよねえ・・・とすっかり心は最終予選に飛んでいました。こうした熱いサッカーファンの方々に見守られてシドニーへの道がスタートしました。

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