第31回アジアユース最終予選 in タイ(チェンマイ)

       1998年10月20日〜31日

  残業で仕事が終わったのが午前1時。はやる気持ちを抑えててタクシーに飛び乗り自宅に着いた頃、慌てて付けたTVで日本は初戦の中国に引き分けていました・・・。「まだまだ、これから!!」という思いとともに徹夜で荷物をまとめて(もっと前もってやればいいのだか・・・)、その足で成田空港へ向かいました。もちろん、アジアユース最終予選の会場タイ・チェンマイへ向かうためです。

 日本では秋も深まってくる季節ですが、南国タイは真夏でした。   

  友人と3人で訪れたチェンマイですが、全くの個人旅行だったので当初考えていたスタジアムと実際の会場が違うことに直前まで気づかなかったという危ない橋を渡りながら(苦笑)無事に試合を見ることが出来ました。

 驚いたのは日本チームのタイの人々の人気。特に若い女の子には絶大なる人気がありました。因みに一番人気は櫛野くん。花束いっぱい貰ってました。しかしなんでこんなに人気なのか不思議に思って女の子に聞いて見ると、スタジアムに通っている内に「カッコ良さ」に気づいたとか。タイの女の子は目が高いね(笑)ちなみにオカマ人気NO1は浩二でしたー。(笑)

 仲良くなった上の写真の女の子たちはわざわざ3人でお揃いのブルー(日本のカラーに合わせたそうだ)の服で応援。嬉しかった。彼女たちは「モトヤマ」がお気に入りだそうです(^^) 私はと言えば、SBS杯に合わせて作ったものの着ることの出来なかった「TAKAHARA」レプリカを着てようやく応援。本人や何人かの選手にサインを入れて貰い良い記念になりました。

 今回で一番勉強になったのは、第三国で試合を行う時の難しさ。いかにその国の人々を味方に出来るかで試合中の雰囲気ががらりと変わってきます。現地の日本人会の方々や日本からやってきたサポーター達でどうやったら最高の応援ができるのか・・・。いろいろ考えさせられました。2002年に向けてホスト国である私たちはこういったことを真剣に考えなければならないと思います。本当にスタジアムではいろいろありました・・・・。    

 このチームの最大の長所の一つに「チームワークの良さ」があると思います。いつでも雰囲気が良い。それは決して馴れ合いなどではなくお互いの存在を尊重しあい、信頼しあっていることの現れだと思います。レギュラー組とサブ組。根本的に横たわるその間の溝を埋められるくらいの「仲の良さ」がこのチームにはあります。お互いに真剣に取り組み共に戦う気持ちがチームを一つにしていると、そう見ていて思いました。(サブ組は小野コーチや並木コーチががよく見てくれていました。こうしたスタッフの支えが重要なのですね)それにしても納得いかないのは清雲監督の采配。最終戦の鶴見のFWは何がやりたかったのかさっぱり分からない。・・・この話を始めると終わらないですよ・・。ホント。

 そして、この大会で一番思い出に残ったのは、韓国に2度敗れたこと。この悔しさは言葉では言い表せません。予選リーグで最初に韓国に負けた時はあまりの悔しさにスタジアムで声も出なかった。絶対にWユースでは韓国よりも上に行って欲しい。そこで借りを返してやれ!心底そう思いました。・・・韓国チームも良いチームだったけど(^^; いつかタカと李東國でアジアNO1ストライカーの地位を争うようになって欲しいなあ。

             このチームの要達と言って良いでしょう。伸二、モト、タカ、イナ。試合直前のアップ中。

             アジアユースで得た経験は私のサポーター人生の中でとても有意義なものでした。

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