ダグラス SBD-3 ドーントレス(アメリカ海軍)
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発動機:ライトR1820-60 1,200馬力×1 航続距離:2,200km 武装:12.7mm旋回機銃×2 7.7mm機銃×2 爆弾:544kg 乗員:2名 初飛行:1938年
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1942年6月のミッドウェー海戦にて、それまで無敵を誇った日本の主力空母4隻を撃沈し、
アメリカ優勢に戦争の流れを変えた急降下爆撃機。 真珠湾奇襲により空母を主力とする機動部隊の恐るべき破壊力が明らかになった時、 アメリカ海軍は日本に対抗できそうな艦載機を2機種しか持っておりませんでした。 それが偵察・爆撃機のSBD ドーントレスと、戦闘機のF4F ワイルドキャットです。 まだ空母の効果的な運用方法が確立する以前の設計であるため、 主翼を折り畳めない、最大速度も遅いなど、細かい欠点はありましたが、 基本的に頑丈で実用的、防弾装備も考慮された、バランスの良い飛行機でした。 ”Dauntless: 不屈、ひるまない”という名前の通り、 世界初の空母同士の対決となった珊瑚海海戦から、ミッドウェー海戦、ガダルカナル攻防戦、 マリアナ沖海戦まで、SBD ドーントレスは艦隊の目となり拳となり、いつも最前線で活躍しました。 そのチャンスを確実に活かして戦果を挙げられる高い信頼性こそが、 アメリカの勝利に大きく寄与したといえます。
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模型と背景はCG合成です。 Hideyuki Kikuchi (gotha@ops.dti.ne.jp)
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