横浜ベイスターズ 日本一への軌跡

ライオンなんて力で捻じ伏せろ!



個人的にはセ・リーグ優勝で満足している。
日本シリーズなんてリーグ優勝の褒美だ。
だから気楽に闘ってくれば良いと思っているが、
恵まれ優勝の西武に負ける訳にはいかない。
負けたら坊主頭。 絶対に勝って欲しいのだ。



優勝

横浜ベイスターズ

4勝2敗




-
- 10/17 10/18 10/19 10/20 10/21 10/22 10/23 10/24 10/25 10/26
球場
スコア
横浜先発
西武先発
勝敗
勝利
セーブ
横浜
中止
-
-
中止
-
-
横浜
9-4
野村
西口

野村
-
横浜
4-0
斎藤隆
豊田

斎藤隆
-
移動
-
-
-
-
-
-
所沢
中止
-
-
中止
-
-
所沢
2-7
三浦
潮崎

潮崎
-
所沢
2-4
野村
石井

石井
西崎
所沢
17-5
斎藤隆
横田

斎藤隆
-
移動
-
-
-
-
-
-
横浜
2-1
川村
西口

阿波野
佐々木




●10/27(火) 日本シリーズ 横浜−西武  幻の第7戦(横浜)

 日本一となった夜が明けて、ひどい二日酔いである。
 今、私の手元には第7戦のチケットが二枚置いてある。
 知人の御厚意で手配して頂いたチケットは第7戦だったのだ。
 第7戦迄もつれるとは思ってなかったし、私は横浜観戦の相性が悪すぎるので、
 行かないで済むならそれが一番だと考えていた。
 第6戦、ここで決めてくれと願っていた。  
 私が横浜スタジアムに赴くようなら横浜は苦戦するだろう本気で思っていたからだ。

 日本シリーズのチケットは美しいデザインで取っておく価値があると思う。
 これは知人が徹夜で並んで買ってくれたチケットだから、払い戻す気は無い。
 この先ずっと経過しても、このチケットを見る度、第7戦に行こうか行くまいか
 悩んだ事を思い出すだろう。   だから捨てられないのだ。



●10/26(月) 日本シリーズ 横浜−西武  第6戦 (横浜) TV観戦記

         123456789 計 
   −−−−−−−−−−−−−− 
    西武 000000001 1 
    横浜 00000002× 2 

    西武投手: 西口 
    横浜投手: 川村−阿波野−佐々木 
    勝利投手: 阿波野 1勝0敗0S 
    セーブ  : 佐々木 0勝0敗1S 
    敗戦投手: 西口 0勝2敗0S 


 4勝2敗で横浜日本一。 
 川村と西口の投げ合い。  日本シリーズらしい締まった試合だった。
  川村は不安定な立ち上がり。  球が全然走ってない。  制球を乱している。
  毎回ランナーを背負うも粘り強い投球で踏ん張る。
  私は5回まで持てば良いと思っていた。  それが八回途中まで無失点に抑える好投。
  打たなければ後が無い西武打線に対し、適度な荒れ球が功を奏したのかも知れない。
  シーズン開幕投手に恥じない投球だった。  

 対する西口は完璧だった。  こんな凄いピッチングが出来るのに、なぜ第1戦では
  メロメロだったのか。  
  八回裏、1死1塁で鈴木尚の二塁ゴロを高木がランナー波留にタッチできずにオール
  セーフとなった。  ビデオを何度も巻き戻して見た。  追いタッチの状況で波留の
  上体がガクンと沈み、タッチをかわした格好になった。  
  波留の身体にグラブが触ったのか、高木の腕が当たったのかはハッキリと見えない。
  判定はセーフだが、アウトと言われても納得してしまうプレーだった。
  ただ、これだけは言えるのだが、大事な場面ではクドイくらいハッキリとタッチ
  すべきなのだ。  日本シリーズを知り尽くしている西武なら尚更のことである。

  ここで波留がアウトなら駒田に打順は巡って来なかった。
  しかし現実は駒田に打席が回ってきて試合を決めるタイムリーを放った。
  横浜ファンとしても、後味が悪いのは確かだ。  ケチがついたと思う人いるだろう。
  判定の有利不利は何とも言えない。  有利な時もあれば、不利な時もある。
  鈴木尚の本塁打を取り消された事もあれば、槙原のボークを取って直後に佐伯が
  ホームランを放った時もある。
  今回は横浜に有利な判定が下っただけなのだ。

  このプレーで西口は明らかに動揺していた。  駒田はそれを逃さなかった。
  これが展開のアヤであり流れなのだ。
  9回表、佐々木がマウンドに上がる。  1死1、3塁で三ゴロをダブルブレーで
  仕留めようとしたが、1、2塁ともセーフ。  3塁走者が生還して 2−1。
  今度は1死1、2塁の場面で、二ゴロをローズ−石井琢−駒田と転送しキッチリと
  ダブルブレーに仕留めた。  この幕切れはいかにも横浜らしい。

  凄い内野陣である。   あの場面できっちりとダブルブレーを取れるのである。
  1、2塁のどちらかがセーフなら、2塁走者が生還した場面なのに・・・・。
  これほど鉄壁な内野守備を見た事が無い。
  進藤、ローズ、駒田は言うに及ばず、石井琢にしてもシーズン中の勇み足のような
  守備の空回りが皆無だった。  すばらしい内野陣だ。
 
  V戦士本人はもちろんだが、素晴らしいチームに育てたスタッフ、裏方、先人たち
  に感謝したい。  日本一 おめでとう、そしてありがとう。



●日本シリーズ 横浜−西武  第5戦  その投手起用は間違っている!

  横浜が3勝2敗と「王手」をかけた日本シリーズ第5戦。
  17−5という大差の場面で佐々木が登板した。  横浜の長い攻撃のせいで、
  佐々木は肩を作ってから長時間待たされたが、そこはモノが違う佐々木の事、
  難なく抑えて試合終了となった。
 
  大部分の横浜ファンは、佐々木の登板を歓迎し納得しただろうが、私は納得しない。
  逆に権藤監督の選手起用を批判しなくてはならなくなった。
  一方的な勝ち試合の場面で、佐々木を出す必要は皆無である。   
  佐々木の調整の為なのか、あるいはファンサービス(私はこんな起用がサービスとは
  思わないが)のつもりか知らないが、佐々木の登板が不要なケースでわざわざ敵の
  前でピッチングを披露する必要は無いと思う。

  あの寒い西武球場で投げて足腰を痛める事があるかもしれない。 
  投げた事によって風邪の症状が再発する可能性もある。
  あんな寒い場所で投げたら、肩に違和感を感じるかも知れない。
  1ゴロのベースカバーや、投前のバント処理をするような状況になった場合、
  足腰を痛める可能性が無いとは言い切れない。
  野球は何があるか解からないのだ。  これは権藤監督が常々言っている言葉である。
  だったら、佐々木を出してはいけなかったのではないか?

 「日本シリーズだからといって、シーズン中と違った事はしない」と豪語した権藤
  監督だが、シーズン中の起用法を適用するならば、ここは西投手なのだ。
  佐々木の隣りで黙々と肩を作っていた西投手に任せるべきなのだ。
  西投手を贔屓して言ってるのでは無い、次(6戦,7戦)を考えれば佐々木を温存する
  のが当然であって、ここは佐々木を出してはいけなかった。
  野村監督の戯言ではないが、この起用に関しては権藤監督は野球をナメてると思う。
  権藤監督でさえも冷静さを欠いていたという事なのか。



●10/24(土) 日本シリーズ 横浜−西武  第5戦(所沢) TV観戦記

        123456789  計 
  −−−−−−−−−−−−−−− 
   横浜 112300037 17 
   西武 001100030 5  

   横浜投手: 斎藤隆−五十嵐−佐々木 
   西武投手: 横田−森−竹下−新谷 
   本塁打  : 鈴木1号(1)、ペンバートン1号(2)、ローズ1号(2) 
   勝利投手: 斎藤隆 2勝0敗0S 
   敗戦投手: 横田 0勝1敗0S 


 私の予想が何故か当たってしまう。  横浜の斎藤はソコソコのピッチングを
  するとは思っていた。  その期待どおり終盤まで凌いでくれた。
  そして打線は容赦の無い攻撃で20安打の猛攻で17得点。
  四回ウラの西武の攻撃を1点で凌いだ時点で横浜に勝ちは決定づけたような
  ものだから、西武が投手起用を諦めてしまった事もあって、終盤の10得点は
  オマケというか、横浜の鬱憤晴らしという大味な展開となってしまった。
  昨日、私は開き直った横浜が本来の連打を取り戻すだろうと書いたが、
  ここまで爆発するとは思ってもいなかった。  

  大量点が目立ち過ぎているが、発端は西武のミス絡みであって、シリーズは
  ミスした方が負けという事を裏付ける試合内容だった。
  横浜は個々が軌道修正に成功したようだ。  そこが素晴らしい。

  私が直接見知った訳ではないのだが、信頼すべき知人の話によると、土曜の朝の
  TV番組に「やく・みつる」が出演していて、その席で堂々と駒田不要論を
  ぶち上げていたそうだ。  代わりに佐伯を1塁に置くべきだと主張したらしい。
  この話を聞いて、「やく・みつる」は相当なアホだと思った。

  何故「駒田を下げろ」という単純で軽い事しか思い浮かばないのだろうか。
  少なくともマスコミ上で横浜ベイスターズファン代表を気取る資格は全く無い。
 「打てる、打てない」という目先の事でしか論じる事ができない救いよう男だ。
  駒田がブレーキなのはファンの誰もが知っている。  だからこそ駒田選手を応援
  し、どうしたら打てるようになるのだろうかと考えるべきなのではないか。
  私はシーズン中、駒田不要論を唱えた事があったけど、捨て難い駒田選手の
  守備は、打線を無視してでも使い続ける意義があると思うようになった。
 「7、8番に降格してでも使うべき」と主張するのが私の考えである。

  駒田選手が打つと、こうも打線がつながってしまう理由を「やく・みつる」は
  理解できるだろうか?
  打順を下げてでも駒田選手を使う必要性に気付いているだろうか? 
  それが解っていれば、駒田は不要などという発言は出る筈が無いのだが・・・。
  駄目だ、こいつは何も解っていない。

  贔屓球団の応援とは「打てば歓声、凡退すれば罵声」という単純なものでは
  無いと思うのだが。   見た目の結果にとらわれて一喜一憂するファンの思考は
  単純過ぎるし、軽い気がする。
  罵倒する行為軽い応援はプロ野球の楽しさ、凄さ、素晴らしさを楽しむ事が
  大事なのではないだろうか? 
  いかん、応援に関する話をすると、いつも脱線してしまう。

  さて、第6戦。  たとえ打たれても「逃げない」投手を先発させて欲しい。
  かといって出す投手がいないのも事実。
  順番から行くと三浦だが、打者から逃げた前科がある。
  権藤監督のことだから、もう一度機会を与えるかも知れない。
  あるいは川村か。  今シーズンの開幕投手でもある川村は、シーズン後半は
  調子落ちしているものの、気力さえ充実すれば好投も可能だ。
  
  西武の先発投手は誰なのか。  潮崎を持ってくるのだろうか? 
  第5戦、私は横浜ベイスターズの攻撃野球を十分堪能させてもらった。
  次は日本シリーズらしいミスの無い締まった試合を見てみたい。



●10/23(金) 日本シリーズ 横浜−西武  第4戦(所沢) TV観戦記

        123456789 計 
  −−−−−−−−−−−−−− 
   横浜 000200000 2 
   西武 02000200× 4  

  横浜投手:野村−島田−阿波野−横山 
  西武投手:石井−橋本−西崎 
  本塁打  :中島1号(2)、鈴木尚1号(2)、マルティネス1号(2) 
  勝利投手:石井 2試合1勝0S 
  セーブ  :西崎 2試合1S 
  敗戦投手:野村 2試合1勝1敗  


  第3戦の敗戦は横浜の自滅によるものであって、尾を引くようなものでは
  無いと書いたが、それは間違って無いと思う。
  続く第4戦、これは完全に横浜の「力負け」である。
  やっと日本シリーズ的な試合内容になってきた。

  横浜の打線は、コーナーを丁寧に攻める好投手を打てない。 
  先発・石井は後半になっても落ちない速球と、キレ抜群のスライダーに困惑。
  決め球を持つ投手を苦手とする今シーズンの横浜そのままだった。
  良い投手は、簡単には打ち崩せないのが当たり前で、しかも初対決なのだから、
  仕方ないというか、参りましたという他ないだろう。

  野村は第1戦と同様に失点4。  調子が悪いなりにも何とか凌いでいるのが
  印象的だったが、さすがの野村もマルチネス大砲の前には誤魔化しも効かな
  かったようだ。
  ホームランを30本打つ選手は決して好球を見逃さない。  貪欲なのだ。
  好機を逃さない才能が20本と30本の差に表れる。  この10本の差は
  意外にも大きな開きがあるのだ。

  結果的に負けはしたものの、初めての緊迫したゲームで無意味な失点も無く、
  投手は持ち直した。  
  一時は同点まで追いついた横浜打線は、爆発の予感を秘めている。

  5戦目以降、結局は投手次第なのだが、打線に限っては開き直った横浜が
  本来の連打を取り戻すと思う。  連敗した事で横浜には良い意味で気合が
  入り直すと期待している。



●10/22(木) 日本シリーズ 横浜−西武  第3戦(所沢) TV観戦記

     123456789 計 
  −−−−−−−−−−−−− 
  横浜 000100100 2 
  西武 02203000× 7 

  横浜投手: 三浦−福盛−戸叶−関口−横山 
  西武投手: 潮崎−橋本−デニー−竹下−西崎 
  本塁打  : 谷繁1号(1) 
  勝利投手: 潮崎 1勝0敗0S 
  敗戦投手: 三浦 0勝1敗0S 


 ■西武・所沢球場に場所を移しての日本シリーズ第3戦。
   試合を前にして私は下記のような事項を気にしていた。

 ・気温の差
    横浜の試合時に比べて 10℃近く冷え込むという予報。 
    しかも所沢は底冷えがするそうで、選手の動きや怪我が心配。
    所沢に慣れている西武に有利だ。

 ・潮崎の登板(横浜はサイドスロー及び技巧派が苦手)
    1、2戦は相手投手の調子が悪かったので打てたのだと思う。
    調子良さそうな潮崎には苦戦するのではないだろうか。

 ・西武の巻き返し(地元に戻った西武が息を吹き返す可能性あり)
    試合中止で時間的な余裕が生まれ、横浜対策の意識合わせができる。
    西武は地元に戻って本来の野球を取り戻す可能性が大きい。

 ・星二つはハンデ
    横浜スタジアムでの連勝は西武からハンデを貰ったようなものだから、
    過信してはいけない。  敵地・所沢球場で真価が問われるのだ。

 ・第3戦がカギ
    先発・三浦の出来がカギで、どんな展開になるか全く予想できない。
    所沢球場においても横浜らしい戦いが出来ればホンモノだが・・・・・
    第3戦は、1、2戦とは違った意味合いを持つし、シリーズの中で一番
    注目すべき試合とも言える。


 ■そして結果は、第1戦と全く逆の試合展開。
   ひどい試合だった。  勝負以前の問題だ。
   横浜が勝手にミスして、勝手に自滅してしまった。
   逃げ腰の投手が相手なら貧打の西武だって勝てる筈だ。
   さすがの権藤監督も不貞寝する以外に策はなかったであろう。

   私は非常に腹が立った。   腰抜けめ! 
   守備のミスは非難しない。   投手が逃げたから怒っているのである。
   五十嵐や阿波野のような決して逃げない投手なら、勝負して、たとえ打たれても
   文句は言わない。  むしろ「気にすんなよ」と言葉すらかけてやりたくなる。
   しかし、三浦、福盛、戸叶の腰抜け連中は許せない。  
   打たれたくないが為に逃げてる。  オドオドして打者に向かっていない。
   年齢や経験の差では無い。  横浜高校・松坂に代表されるマウンド度胸である。
  「負けても明日があるさ」で逃げてきた連中に明日は無いのだ。
   野村や斎藤隆の「格」と「器」の違いを浮き彫りにする投球内容だった。

   私は逃げた投手に対しては容赦無く罵倒する。 
  「大舞台で緊張したのだろう」という慰めは必要無い。 
   セ・リーグを制したチームの投手として恥ずかしくないのか。
   残り試合、三浦、福盛、戸叶を登板させる必要は無い。 

   試合中の谷繁の苦笑いが印象的だった。 
   谷繁の指示どおりに球がこないのだから、笑うしかないのだ。
   これでは負けて当然である。

   権藤監督は「四つ勝ちに行く」と言っておきながら、第3戦の投手起用は
   不可解だった。
   中継ぎの経験が少ない戸叶や福盛をいきなり出すのはおかしいと思う。
   もう少し三浦を引っ張るか、一点もやらないという意気込みで、五十嵐、
   島田、阿波野、横山を出すべきだ。  この期に及んで温存する必要は無い。

   横浜の打線は、こんなものだろうと思った。
   横浜は潮崎に限らず技巧派の投手に対してシーズン中から苦手としており、
   潮崎を打ち崩すことが困難なのは前から予想されていた事だ。
   これは素直に諦めるしかない。  さすが森・西武の残党である。  

   ただ、この敗戦は横浜にとって尾を引くようなものでは無い。
   敗戦の原因は守備のミス、投手の不調、潮崎の好投とハッキリしている。
   第3戦は投手が不甲斐ないから負けただけの事である。
   潮崎が残り全試合に先発する訳ではないのだから、横浜は気にしなくていい。
   西武の得点は、横浜の一人相撲による自滅に助けられただけであって、
   西武本来の点の取り方では無い。  西武の打線は本調子では無い。
   逃げ腰の投手を打ち込んだところで、参考にはならないからだ。
   日本シリーズにおいては、三浦、福盛、戸叶は使えないという事が判った
   だけでも収穫である。



●10/21(水) 日本シリーズ 横浜−西武  第3戦(所沢)  雨で中止

●雨で中止は西武に断然有利 
 20日の時点で権藤監督は野村を中3日で第4戦に投入すると明言した。
 一見、無謀とも思える先発ローテーションだが、実際は3本柱の実力と、
 その他の投手(戸叶、福盛、川村)の実力差が大きく、横浜には捨て試合を
 作るほどの余裕が無いと考える。 
 もっとも星勘定できる投手が三人もいる事自体、凄い事なのだが。

 西口も豊田も二度目の対戦ならば、前回のような投球はしないだろう。
 その機会を与えないために野村を中3日で第4戦に投入という行動に出た
 のだと思う。 
 西武に立て直す余裕を与えずに、一気に4つ勝ってしまうつもりなのだ。

 しかし雨で第3戦が流れてしまった。
 西武は対策を立てる時間的な余裕が生まれ、第3戦は仕切り直し的な位置づけに
 なるだろう。  
 第1戦が雨で流れた時は横浜に有利だったが、今日の雨は西武に断然有利だ。
 第3戦を三浦で落とすような事があると、23日の第4戦は中4日の西武・西口と
 横浜・野村の「再戦」が濃厚だ。
 野村は第1戦に勝ったものの4失点の内容だった。
 西口は二度目の先発で、しかも地元だから雪辱に燃えている筈だ。
 西口が好投すれば勝負は互角と見た。
 雨で順延、そして明日横浜が負けるような事があると 2勝2敗という展開も十分に
 有り得る。  
 シリーズ戦線を優位に進めるには三浦のピッチングがカギだ。
 第3戦は要注目である。



●10/19(月) 日本シリーズ 横浜−西武  第2戦(横浜) TV観戦記

       123456789 計 
 −−−−−−−−−−−−−− 
 西武  000000000 0 
 横浜  10002010× 4 

 投手:(西武)豊田−杉山−石井−竹下 
 投手:(横浜)斎藤隆 
 本塁打:石井琢1号(1) 
 勝利投手:斎藤隆 1勝0敗0S 
 敗戦投手:豊田 0勝1敗0S 


 機動力をフルに活用した横浜の走塁と、勝負強い鈴木とローズの打撃、
 斎藤隆の今季最高のピッチングが見事に噛み合い、西武につけ入る隙を
 与えなかった。

 1回表の攻防が最大のポイントだった。
 無死1、3塁で松井は遊フライ。  外野フライすら打てなかった。
 続いて1死1、3塁で注文どおりのダブルプレーを取れたのが大きい。
 斎藤隆のバント処理のミスをカバーする横浜の内野陣。
 ああ、それにしても進藤の守備は惚れ惚れしてしまう。
 ダプルプレーを狙って取れるチームは相手の打線に無言のプレッシャーを
 かける事ができる。  1死1、3塁で西武は優位な立場なのに、あと1本が
 出そうに見えなかった。

 文句のつけようの無い、横浜の野球を見せてもらった。
 ペナントレースを戦っていた頃以上の溌剌としたノビノビ野球を展開している。
 もっともペナントレースの過酷な試合やマジックの重圧を経験している横浜に
 とっては、日本シリーズくらいではプレッシャーを感じてないのかも知れない。

 こうも簡単に横浜の野球を許してしまう西武は一体どうしたのだろう。
 森・西武の印象が強く残っているせいか、2戦目は立て直してくるだろうと
 思っていたのだが、作戦的な対策が何ら施されていない。
 打線を組み替える事は誰だってできる。  どうにも場当たり的な采配としか
 思えないのだ。
 過去の西武とは別物なのかな。 
 森・黒江と、東尾・須藤・・・・・ 確かに違うな。
 ヒーローインタビューで尚典が「楽しんでやっている」と言っていたが、
 楽しんでやれるほど西武がだらしないというい事なのだろうか。
 管理野球のかけらもない今の西武を怖がる必要は無いかも知れない。
 そう考えるのは早計であって、ハンデをもらったと考えるくらいの冷静さを
 持続しないと、所沢で大反撃を食らう恐れがある。  油断禁物だ。

 谷繁のリードが冴えていて、斎藤の出来も良く、早いカウントで追い込む
 作戦の前には早打ちせざるを得なかった。
 100球チョットでの完封劇は、斎藤の出来もさることながら谷繁のリード
 の賜物である。

 盗塁、盗塁、また盗塁。  石井、波留、鈴木が約束事のように仕掛ける。
 伊東のリードを狂わすには成功しようが失敗しようが、とにかく走って
 揺さぶるに限るという考えなのだろう。  案の定、伊東は慌てていた。
 1、2戦で「盗塁」のイメージをたっぷりと焼き付けたので、3戦目以降は
 盗塁を仕掛けなくても、西武のほうが勝手に意識するようになる。
 石井、波留を出塁させないように、どんな作戦を西武が練ってくるのか
 3戦目以降が楽しみである。

 第3〜5戦は所沢に舞台を移し、DH制になる。
 地元の利で勝った感もある横浜は「敵地」に行って初めて真価が問われる。
 第3戦に登板予定の三浦には、緒戦の野村以上に重圧がかかる筈だ。
 世評では、マルチネスをDHに据える事ができるので、西武の巻き返しが
 可能といわれているが、それは間違っている。  条件は横浜も同じなのだ。
 横浜は思い切って鈴木をDHに据えるべきだ。 
 鈴木の打力をもっと生かすためにはDHに集中させたほうが良い。
 所沢の経験のある中根をレフトに置いたほうがベストだ。
 あるいは畠山をスタメン・レフトに起用しても良いと思う。



●10/18(日) 日本シリーズ 横浜−西武 第1戦(横浜) TV観戦記

       123456789 計 
 −−−−−−−−−−−−−−
 西武  000002200 4 
 横浜  10330101× 9 

 投手:(西武)西口−竹下−森−杉山−デニー−橋本 
 投手:(横浜)野村−阿波野−佐々木 
 本塁打:高木大1号(2) 
 勝利投手:野村 1勝0敗0S 
 敗戦投手:西口 0勝1敗0S 

 横浜の打線が爆発し、9−4と西武に快勝。 第1戦を制した。
 横浜が4−0あるいは7−0とリードした時点で西武は方針転換し、横浜打線の
「値踏みモード」に入ったのだと思う。  
 14安打で9点を奪ったとはいえ、まだ打線を過信してはいけないだろう。
 初回の鈴木のヒット以外は相手のミスが絡んでいるし、そのミスも往年の西武には
 絶対に有り得ないようなものばかりだった。  
 横浜にも攻撃のミスはあった。  大量点で目立たなかったが、タッチアップを
 忘れた野村のプレーは罰金ものだ。  僅差の勝負では大問題のプレーである。
 それこそ普段どおりの野球をしているという証明なのかも知れないが、そうだと
 したら、横浜の選手は図太いというか、とてつもない集団かも知れない。

 プレッシャーといモノを感じさせないチームの雰囲気は凄いと思った。
 初の日本シリーズのマウンドに立った野村は、140kmに届かないストレートを
 如何に要所に投げ込むか、遅い球を如何に度胸良く放り込めるかにかかっていた。
 様子見の西武打線にも助けられたが、第1戦の野村先発は大成功だった。
 重圧を感じ深く考え込むタイプの鈴木にしても、初回に初打点を挙げたので調子に
 乗るのではないだろうか。
 石井の守備も再評価しなくてはならない。
 打者が俊足・松井であっても、ワンバウンドで駒田に送球するのを見て石井の成長を
 確信した。   山下大輔ばりの守備的余裕を持っている。
 勿論、ワンバウンドの球を確実に捕球する駒田の守備も称えなくてはならない。

 西武は日本シリーズの戦い方を熟知している。  3敗しても良いという考えが基本的
 にあって、大抵緒戦は様子見を決め込む。  この思考や作戦は、西武野球のDNAに
 組み込まれたようなものなので、たとえ監督が変わろうとも関係ないのだ。
 横浜の大勝が落とし穴にならねば良いが。  作戦のような気がしてならない。

 打線は概ね手の内を見せてしまったように思う。
 西武は所沢へ移ってからの戦い方が変わってくるだろう。  
 逆に投手陣は見破られてないと思う。  結果的に佐々木を出す展開になったが、
 佐々木は本調子では無かったものの、高木大の盗塁死などもあって救われた。  
 本当のピンチを背負っての投球を見せてないので、西武はまだ佐々木の見極めが
 できてないと思われる。
 第1戦、この展開で佐々木を出す出さないの評価は分かれるところだが、7回までに
 試合を決めないと苦しいという重圧を西武に与える事ができたので正解だと思う。

 今シーズン、緒戦に大勝すると翌日の試合は苦戦するというジンクスがある。
 杞憂に終われば良いが・・・・・・・。






戻る