鹿児島県議会議員選挙立候補予定者各位 殿

「『STOP!周辺事態法案』を考える鹿児島平和ネットワーク」

公開質問状

わたしたちは、今国会で本格的に審議されている周辺事態法案など新ガイドライン(「日米防衛協力のための指針」)関連法案に反対して、それらを撤回・廃案にする運動に取り組んでいます。
さて、この4月に全国的な統一地方選挙にあわせて鹿児島県議会議員選挙が行われます。今回の選挙における重要な争点の一つは、現在国会で審議中の新ガイドライン関連法案の問題です。この法案の目的は、アジア・太平洋地域における地域紛争(「周辺事態」)に対するアメリカの軍事介入に日本(自衛隊ばかりでなく、民間・自治体も含む)を積極的に協力・参加させることにあり、まさに「(対米)戦争協力」法案そのものです。
とりわけ注目すべきことは、この法案に規定されている「周辺事態」の際、日本政府が米軍への優先的協力を前提に、地方自治体や民間に対して、港湾施設・空港の利用や病院施設の供与、あるいは武器・弾薬や兵員の輸送を「求めることができる」としていることです。こうした「協力」は、米軍主導の戦争に地方自治体とその住民を自動的に動員するもので、「正当な理由がない限り」それを拒否することができないという形で、実質的な「強制」に他なりません。
ここ鹿児島においては、物資・兵員輸送の中継点としての鹿児島空港の使用と労務の提供ばかりでなく、鹿屋航空自衛隊基地や奄美空港の米軍機による軍事利用の活発化、そして鹿児島港の補給基地としての位置づけと「準軍港化」、さらには霧島演習場での日米共同訓練の恒常化が予想されます。このように、この法案は鹿児島県とその住民に決定的な影響を及ぼす性格をもっていることは明らかです。
そこで、わたしたちは、鹿児島県での新ガイドライン関連法案の適用に対して大きな関わりをもつことになる県議会議員選挙立候補予定者の方々に、この法案に対するお考えとお立場を鹿児島県政との関わりでお尋ねすることにしました。ご記名回答は、この質問状とともに後日、報道機関への発表やチラシ配布、各協力団体の機関誌紙への掲載などの形で、広く鹿児島県民に公開する予定です。どうかその点にご留意されて、わたしたちの以下の質問に一個人(一人の政治家)として率直にお答えいただくようお願いします。

質問は、次の6項目です。該当する回答を丸印で囲んで下さい。また、その理由を200字以内で簡潔にお書き下さい。
  1. 周辺事態措置法案に
    賛成反対どちらともいえない
    <理由>
  2. 鹿児島港・志布志港、鹿児島空港・奄美空港、鹿屋海上自衛隊基地等の軍事利用に
    賛成反対どちらともいえない
    <理由>
  3. 霧島演習場での日米共同訓練に
    賛成反対どちらともいえない
    <理由>
  4. 喜界島への「象のオリ」(高感度円形無線傍受施設)建設に
    賛成反対どちらともいえない
    <理由>
  5. 「非核神戸方式」(「非核証明書」提出を義務づける)を県内港湾に導入することに
    賛成反対どちらともいえない
    <理由>
  6. 鹿児島県が県内で唯一残されている「非核・平和宣言」を採択することに
    賛成反対どちらともいえない
    <理由>

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※どうもありがとうございました。ご回答は、3月31日までに、上記連絡先に郵送かFAX送信でお知らせ下さい。