「草の根から歴史を考える
ー『「地域ファシズム」の歴史像』余談ー」

　　　　　　　　　　　　　　　　平井一臣

はじめに
本書執筆のきっかけ
（１）「日本ファシズム」論争
（２）中央の史料、地方の史料
（３）国家主義運動の社会的基盤

１　伝統的国家主義の軌跡
　　　玄洋社
　　　内田良平

２　「大正デモクラシー」と国家主義
　　　中野正剛
　　　杉森孝次郎と社会国家
　　　政党政治と普通選挙

３　「地域ファシズム」の歴史像
　　　リーダー清水芳太郎の生涯と思想
　　　清水芳太郎と創生会
　　　地域的国家改造運動団体のイデオロギーと運動
　　　大衆運動への指向性、大衆の組織化のためのノウハウ、軍部との関係等

おわりに
　　　草の根の歴史を探る
　　　草の根の歴史から見えてくるもの