八王子・別所の緑地巡り
(歩行日ー2006/6/8)


唐木田駅(小田急多摩線)→からきだの道→別所公園→清水入緑地→長池公園→浄瑠璃緑地→蓮正寺公園→京王堀の内駅(京王相模原線)(約12キロ)

半年振りのウォーキングである。天気もはっきりとせず、少々気が進まなかったのだが、留守番の関係もあり、強行。今日は、唐木田から緑地・公園を巡って、堀の内へ。

小田急多摩線・唐木田駅下車。駅右手の交差点を渡り右折。マクドナルドの次の角を左折、住宅街の中の緩やかな坂道を進む。暫く進むと、右手に「からきだの道」の道標。この道を進む。

からきだの道は、府中カントリークラブと住宅街の間の尾根道のようである。ゴルフ場は灰色の高い塀が廻らされ、中を見ることは出来ない。この辺りは、小山田城主の側室が住んでいたと言われ、唐木田の隠し砦と呼ばれていたという。また、天気がよければ、富士山の望める、と言うが生憎の天気、何も見えない。旧富士塚は、府中カントリークラブの中にあるとの事。

土の尾根道は、花も少なく、一画に植栽された花々が見られるのみ。それでも、気持ちよく、足取りも軽く、緩やかなアップダウンを楽しむ。

どうも、からきだの道の出口を間違えたようである。まだ続く道を終わりと思い、一般道へ。唐木田の住宅街を家々を楽しみながら見、進む。出てきた道、向こうを見ると、なんと大和総合研修センターのビル。しまった、方向を間違えた!地図を見直し、北に進む。途中で「からきだの道」の道標のある小道を発見。やはり道を間違えた。からきだの道は、ゴルフ場をぐるっと回って整備されており、かつてはゴルフ場の北、中沢と唐木田を結ぶ生活道路だったと言う。

道なりに進むと別所公園。住宅街の中の、広い芝生を持つ公園は、ヨーロッパの風情を持つ。広場の向こうには、蓮正寺公園の森を見晴らす。

別所公園を下ると、左手に、せせらぎが見える。長池から堀の内駅近くまで続く、せせらぎである。せせらぎ水路は、尾根幹道へと抜ける車道の上を走る。現代的なせせらぎの丘団地の間を抜ける、このせせらぎ、汚い。ゴミが一杯である。面白みの欠ける小径を遡る。そのせせらぎが、途中から石組みの、少々過剰とも言えなくもないが、風情もあるものと変わり、ホッとする。

せせらぎは、長池公園の長池見附橋の下の池から流れる。長池見附橋は、新宿区四谷にあった四谷見附橋を移築復元したもの、と言う。1913年(大正二年)に竣工した上路式鋼製アーチ橋で、バロック調の美しい装飾は、1909年に完成した赤坂離宮(現・迎賓館)のデザインに対応させたものだったと言う。この長池見附橋は、1993年に完成され、長池公園のシンボル的存在である。

長池見附橋を後に、公園内に入る。かつては農業用の溜池だったと言う「築池(つくいけ)」が、静まりかえて、迎えてくれる。池を廻る道を辿り、長池へ。長池から、森の中へと登る。静かな森である。十字路に出て、まっすぐの道を進み、体験ゾーンへと下る。ウグイス、ホトトギスの声が、何とも心地よい。登って下る、と繰り返したこの日のウォーキングの始まりである。整備された階段道を下ると、突如田んぼが目に入る。丁度田植え前の準備中。何とも長閑な風景である。近くには、畑、炭焼き小屋、そして水車小屋もあり、ガタンゴトンと水車が廻る。今回歩いたのは、多摩丘陵の来た、八王子丘陵の南部、それなのに、出会った田んぼ・畑は、公園の体験ゾーンだけであった。それだけ開発が進んだと言う事なのか・・・

長池から築池へと戻り、公園右手の道を進む。駐車場に近く、舗装の道は少々味気ない。暫く進むと、展望台。尾根幹道の傍の展望台は、工事の音も大きく、落ち着かない。お天気もあり、眺望も、弾まない。ぽっかりと咲いていたシモツケに心癒され、遅い昼食。

長池公園の南出口から一般道へと交差点を渡ると、清水入緑地。南北に長い緑地は、木々が鬱蒼と茂り、荒れた模様の森の中に入るのは躊躇う。車道沿いの、小道を進む。森の中へ入る道もあるが、鬱蒼としていて、近寄り難い。緑地を出て一般道を進む。

ここでまたまた大間違いである。小さい地図で見て決めたルート、遠回りの上、道が繋がっていない。地図で現れない、急斜面に、足を取られ、金網に行く手を阻まれ、結局元に戻る。道を渡って探すと、なんと階段が・・・しかも長い階段。方向性はあっているから、と上がってみる。長い!息が切れる。そして、正解、長池小学校に出る。小学校を廻る道を進み、松木公園に。公園をぐるっと周り、公園出口から道を渡ると、浄瑠璃緑地が始まる。

浄瑠璃緑地、その名は長池公園に石碑の立つ浄瑠璃姫伝説に由来すると言う。700年ほど前、相州大磯で猟師の拾い上げた薬師如来像を、通りかかった三河の岡崎四郎が城に持ち帰った所、子の無かった四郎は如来像を拝み、やがて娘・浄瑠璃姫が授かったと言う。後に小山田太郎高家の側室となった浄瑠璃姫は薬師如来像を受け継ぎ持参したと言う。新田義貞に仕えていた高家は、足利尊氏軍との「湊川の戦い」で討たれ、壮絶な戦死。浄瑠璃姫は薬師如来像を背負い、なが池に身を投げたという。

浄瑠璃緑地は、どうも一つに繋がっているわけではないらしい。分かれ道を左へ進むと、一般道へ出てしまう。元に戻り右を進むと、それも、また一般道へ。右手には、先ほど通った長池見附橋が望める。仕方なく、勘を頼りに一般道を道なりに進むと、あった、浄瑠璃緑地の道標。静かな緑道を進むと、竹林があり、そこを登ると、蓮正寺公園の「ふれあいの丘」へ。丘の右奥の方にある案内板が目に入り、危うくまた道に迷う所を助けられる。

蓮正寺公園は、鬱蒼とした森、幾つか散策路があるようだが、「さえずり橋」から展望広場へと行く。舗装路から左折した途端に、深い谷へと降りる階段。さえずり橋を渡ると、はるか下方に、「めがね橋」が見える。川掃除をしているようだが、もっと下り、またまた階段を上がるのが大変。それでなくても、進む道は、急な、何処までも続くような階段。下れば登る、とは分かっているのだが、最後は自棄で鬱蒼とした森の中の階段を登る。

登りついた所が、展望広場。なるほど、眺望が良い。これでお天気だったら、言う事はないのだが・・・見えるはずの丹沢も、姿を隠したまま。それでも、眼下に、開発された堀の内の街並みを見、右手には、多摩センターの街並みも。しばし休息して、また山を下る。お祭り広場を越し、左手奥の出口へ。

道を渡り、びようやなぎ咲く道を進み、左折。京王相模原線の高架をくぐり、道を渡り右折。暫く進むと、そこは京王堀の内駅。今日はこれでお終い。