葛西用水親水水路八か村落し親水緑道
(歩行日ー2002/7/12)

綾瀬駅(千代田線)→八か村落し親水緑道→葛西用水親水水路→神明・六木遊歩道→毛長遊歩道→竹ノ塚駅(東武伊勢崎線)→北千住駅(千代田線)(約14キロ)
































葛西用水は万治3年(1660年)郡代伊奈忠克によって開発され、古利根川・古荒川の水脈を利用し、武蔵東部の荒野を潤す一台水路として、数回の開削・度々の改修を経て造られた。

「八か村落し親水緑道」は「八ヶ村落堀」を整備改修したもの。

「八ヶ村落堀」は江戸時代にこの辺りが新田地帯であった頃、悪水の排除のため、現在の足立区の東部の北の六木から大谷田、東和を通り、綾瀬に入る長い水路であった。

名前の由来の八ヶ村とは、昔の六木(むつき)、佐野新田(さのしんでん)、大谷田(おおやた)、蒲原(かばら)、北三谷(きたさんや)、普賢寺(ふげんじ)、五兵衛新田(ごへいしんでん)、伊藤谷(いとや)の八つの村を指し、水路がこの地域を経由していたことから、「八ヶ村落堀」と呼ばれていた。

前回に歩いた曳舟川親水水路に続く、葛西用水親水水路を今回は歩こうと思う。

千代田線綾瀬駅下車。線路沿いに商店街を進むと、左側に東綾瀬公園への道が開ける。その道を進み、三本目の交差点を右折。かなり広い道である。少し行くと、千代田線の高架の少し手前から緑道が始まる。

八か村落し親水緑道は、せせらぎ沿いの、大木の茂る、気持ちのいい小道である。初夏のことで、ムクゲが見えるのみ。種々の木々が植えられ、手入れが行き届き、梅雨の合間の暑い日にも、木陰の下、心地よい風も吹く。

台風のあとのためか、水は濁っている。せせらぎには、周りの住宅への木の橋も架けられ、風情をかもし出している。

せせらぎは、細くなったり、また太くなったり、木陰も、途中から少なくなり、少々暑い。緑道は葛西用水にぶつかる。葛西用水を挟んで、向こうは中川緑道となって、中川まで続く。

葛西用水は、中央分離帯を走り、葛西用水親水水路となっている。用水は、思っていたよりも幅が狭い。そして台風のためか濁っている。だが、周囲は、種々の木々が植えられ、車道の喧噪も消えるばかり。別世界である。初夏のことで花は少ない。

用水は、工夫が凝らされ、歩いていても飽きることがない。時には、水の際を歩き、時には、浮き橋を歩く。水の近くは、爽やかな風が吹き、しばし暑さを忘れる。ぷかぷか浮かぶ、浮き橋に、童心に帰ったかのように遊ぶ。

途中からは水も澄んできて、子供達が水の中で遊び戯れている。暑い日のこと、洋服のまま、遊びほうけている。何とも愛らしい!



葛西用水親水水路は、大変よく手入れされている。ゴミ一つ落ちていない途中には、トイレ・ベンチの設備もあり、歩くのに不自由はない。

途中、掃除・手入れをしている方達を何度も見かけた。何組にも分かれて、手入れをしておられるらしい。シルバーの方達のお見受けする。丁度座っておられたところで、ちょっとおしゃべり。おおくちなしが綺麗だから見ていってくれ、と。話が弾む。

水辺の遊歩道も、変化に富み、親水ゾーン・生態ゾーンと分かれ、萩の花が早くも咲き始めている。車道際には、桜が植えられ、並木を形作っている。春はさぞ綺麗なことであろう。

葛西用水は、垳川(かけがわ)とぶつかる。今回は、垳川沿いに左折し進む。

桁川も相変わらず濁っているが、枯れ草なども浮かんでいるところを見ると、台風の影響が多いようである。垳川の足立区側を歩く。対岸は、埼玉県八潮市である。

足立区川の桁川は、鬱蒼とした木々の遊歩道となっている。神明・六木遊歩道とある。大木の鬱蒼と茂る、土の道は、目にも、足にも心地よい。木々の合間から、垳川を臨む。八潮市側は、住宅が続き、川沿いに木々は少ない。

狭い遊歩道の脇には、土塀があったり、昔からの家々が多いようである。水音に桁川に降りてみると、なんと橋の両側から、水が滝のように落ちている。しばし見とれ、涼しさを味わう。

この遊歩道も、葛西用水親水水路と同様に、掃除をされている方を見かけた。落ち葉一つ落ちていない、気持ちのよい遊歩道であった。

垳川は綾瀬川に合流する。綾瀬川の上を首都高速三郷線が走り、風情は一変する。そして空気も。綾瀬川沿いに、遊歩道が工事中、途中でとぎれ、後戻り。古綾瀬川遊歩道。一日も早く整備がされ、川沿いに歩くことが出来ることを願う。

遊歩道を歩くことが出来ないので、車道を行くが、道も狭く、少々怖い。住宅街に入り、毛長川を目指す。木陰のない一般道から、小さな公園が続く地帯を行く。あいぐみ緑地公園、浅間第一公園、野尻公園。そして毛長川に辿り着いた。

その毛長川は水が濁り、悪臭さえ漂わせる。車道と一緒の川沿いの道は、遠慮し、団地の際の毛長公園を進む。細長い毛長公園が終わり、毛長川沿いの道を諦め、竹ノ塚駅を目指す。団地の中、住宅街を通り抜け、日光街道を越えて、尚も進む。この辺りには、どうも団地が多いようである。

団地から商店街を進み、右折すると、竹ノ塚の駅。暑い一日の、でも爽やかなウォーキングであった。今日はこれでお終い。