ニヶ領用水緑道
(歩行日―2002/3/15)

元住吉→ニヶ領用水緑道→久地円筒分水→久地駅(約9キロ)


半年に一度の元住吉での眼科の検診の後、昨年途中まで歩いたニヶ領用水を歩くことにする。

ニヶ領用水は、徳川家康の命により慶長16年(1611)に完成。小泉次太夫が工事監督に当たったことから「次太夫掘」とも呼ばれる。多摩川の上河原と宿河原の二ヶ所から取水され、2つの流れはくじで合流し、さらに川崎堀、根方堀、六ヶ村堀、久地・二子堀の四つの水路に久地円筒分水で分水されていた。

病院から中原街道への道を暫く進むと、左側にニヶ領用水の道が広がる。遊歩道が整備され、雪柳が見事に咲き誇っている。前日の雨のためか、水量が多いように思われる。またゴミもいつもよりも少ないようだ。

すぐに東横線の高架をくぐる。そこからは、住宅街のなかを用水は進む。用水の両側には桜並木。チラホラと咲き始めている。来週辺りが見頃なのだろうか。

昨年見た、シダレ桃が今年はまだ蕾である。今年はどうやら桃とサクラが一緒のようである。何とか、見たいものだが。桃とサクラとなんとも贅沢である。




用水遊歩道は静かである。住民の生活道路であるが、落ち着いた雰囲気を保っている。等々力緑地への看板も。前回は見逃していたが。

桜並木の次は桃、シダレ桃の並木。町工場の中を進む用水に昔から植えられていたのか、古木、大木である。所々に植わっている雪柳、レンギョウが色を添える。

第三京浜の高架をくぐると、木が少ない。周りには畑が点在する。溝の口当たりになると、流石にビルが並び、住宅も密集してくる。その中にシダレサクラが咲き始めている。

市ヶ尾の辺りで、国道246を渡る陸橋。用水は暗渠。忙しい道を見下ろしながら、開渠の用水へと進む。


暫く遡ると、久地円筒分水である。上河原堰堤と宿河原堰堤の2つの堰から取り込まれた多摩川の水を久地で合流させ、円筒分水と呼ばれる分水装置で、水量が変わっても定比例に放射状に均等に分水している。



ドードーと音を立てる取水堰を後ろに、円筒分水にしばし見とれる。同じように見とれる家族ずれも。

取水堰を回りこんでいくと、町工場が。ちょうど外にいたオジサンと暫く話をする。円筒分水の話を聞く通りすがりの人が多いとのこと。水量が増えると、堰を開けて放水するそうだが、この頃は水量もあまり多くなることはないと。

久地で平瀬川と合流しているニヶ領用水は、この円筒分水から上流は、太い流れとなっている。その流れ沿いに、遡る。

JR南武線の久地駅はもうすぐそこ。久地駅から上流はサクラが咲いてから、多摩川へと遡る計画。今日はこれでお終い。