舎人(とねり)緑道・見沼代親水公園
(歩行日ー2002/7/18)

竹ノ塚駅(東武伊勢崎線)→保木間(ほきま)親水水路→見沼代親水公園→毛長(けなが)緑道→神領堀(じんりょうぼり)親水緑道→舎人(とねり)緑道→江北北部緑道→西新井薬師→西新井駅(東部伊勢崎線)(約13.5キロ)





























埼玉県行田市から草加市へ抜け、毛長川を横切った見沼代用水は、都内にはいると6筋の用水に枝分かれし、足立区の農地を潤した。保木間堀・竹の塚堀・千住堀・本木堀・西新井堀・神領堀の6水路。

このうち、見沼代用水は見沼代親水公園に、ほかの堀も、保木間堀親水水路・舎人緑道・神領堀親水緑道などが公園として残り、あとは下水など暗渠の生活用水路になっている。

今日は、これらの緑道を巡ってみようと思う。

秋葉原の病院の帰り、日比谷線で竹ノ塚までは乗り換えもない。20分ほどで着く。

伊興(いこう)町方面に出て、車の多い道を避け、住宅街を抜ける裏道をゆく。

伊興白旗の交差点を渡ると、保木間堀親水水路が始まる。車道沿いの道は、関東大震災後に東京旧市中から十数ヶ寺が移転し、形作られた寺町の間を縫うように進む。伊興遺跡公園がある。竪穴式の住居が造られていた。

車道沿いの保木間堀親水水路は、木陰が少なく、夏の日を遮るものが少ない。家の陰を探しながら歩く。保木間堀のせせらぎが、所々に現れ、目に心地よい。サルスベリ、キョウチクトウ、木槿が夏の日を浴び、咲き誇っている。桜の若木が植えられ、畑もあり、高い建物が少なく、長閑である。せせらぎの水は、必ずしも綺麗ではない。

はんの木橋の交差点を右折。この橋の辺りで、保木間堀・竹ノ塚堀・千住堀・本木堀・西新井堀の5水路が分かれていたようである。暫く進むと、見沼代親水公園が始まる。

見沼代用水を公園化したもので、約2キロに及ぶ。保木間堀親水水路に比べると、木陰も大分あり、何よりも幅も広い用水が、何とも涼やかである。水も澄み、夏の日に輝く。

暑さのためか、人影も少なく、静かな親水公園である。

親水ゾーン・ふれあいゾーン・こもれびゾーン・水生植物園ゾーンと分かれす・途中から木々も茂り、木陰を、風を感じながら歩く。用水になんと傘が広げられている。よく見ると、カルガモが。遠く、舎人公園から、毎年はるばる移動してくるとか。

遡るに連れて、水量が減り、完全に枯れてしまう。せっかく工夫を凝らしてあるのに、何とか、水が流れるようにして貰いたいもの。

尾久橋通りとの交差点を渡ると、毛長緑道の看板が。毛長川から、半円を書くように緑道が整備されている。

写真を撮っていると、トレーニングウェア姿のおじさんに声をかけられ、しばしデジカメ談義。毎日10キロ近く走っているとか。毛長川は、対岸の川口市にある鋳物工場からの排水で、汚れ、取り締まりも効果がないとか。排水で色が変り、匂いも凄いと。その毛長川が綾瀬川に合流する。その綾瀬川は水の汚さで悪名が高い。

毛長緑道は大きな木が茂る、歩きやすい道であるが、面白味に欠ける。せせらぎもない。そしてその先の毛長川は、なるほど汚い。
毛長緑道を毛長川まで往復し、また、もとの見沼代用水親水公園に戻る。

せせらぎが目に優しい。だが、またここも木陰はない。公園の北の端から、神領堀緑道・舎人緑道に分かれる。

神領堀親水緑道は、綾瀬川から西の足立区域を潤した見沼代用水の支流の一つ、御神領堀を公園化したのも。

500mほどのせせらぎ沿いの神領堀親水緑道も木々が少ない。足立区南側は、緑道も木々がたくさん植えられいたが、北部は、木々が本当にわずか。潤いに欠ける。狭いせせらぎでは、男の子がスルメでザリガニを捕っている。大きいのが二匹も連れた、と大喜びで見せてくれた。

途中から引き返し、舎人緑道へ。毛長川沿いの緑道。対岸はもう川口市。川の土手のひときわ高い緑道は、大木が茂り、ジャリ混じりの土の道。桜並木となっている。これで、毛長川の水が澄んでいれば、言うことはないのだが。

オッ、先ほど毛長緑道で出会ったマラソンおじさんだ。舎人緑道の、舎人は、舎人親王から由来していると言う説があるとか。調べたが、わからなかった。この辺りは、奥州への道筋でもあり、歴史的にも面白いのだとか。なかなか博学の徒であった。

対岸の川口市を見ると工場が続く。キューポラで有名な鋳物工場。辺りは異臭が漂う。足立区側にも町工場が多い地域らしく、その作業の匂いも混ざる。いつも歩いている道とは、随分と異なるが、生活がにじみ出る地域である。

木陰の緑道歩きを満喫し、舎人緑道の終点から、左折し、芝川を目指す。辺りは町工場。芝川は、台風のあとのためか、水量も多く、土手を歩くと、川面を渡る風が、何とも心地よい。水も思ったよりも綺麗である。土手下には、山王堀緑道が走る。まだ整備がされて間もないらしい、若木が目出つ。

芝川と別れ、次の緑道を目指す。高速川口線の高架をくぐり、右折。足立流通センターを目指す。地図で見ると、緑のベルトがあるはず。

流通センターの周りは、トラックが一杯。そして道はゴミが散らかる。無い。緑道がない。草ぼうぼうの空き地が見えるが、看板もない。暫く歩いてみることにする。車道を休憩中のトラックをよけながら進む。草地は続くが、緑道とは思えない。

半分ほど来て初めて看板があった。江北北部緑道。やはりこの緑の空き地は緑道であったのだ。それにしても、いままでに歩いた足立区の整備され、掃除の行き届いた緑道から比べると、これはどうしたことか。せっかくの人々の憩いの、往来の道が何とも勿体ないことである。何とか整備をお願いしたいもの。

通過不能の江北北部緑道を過ぎ、西新井大師へと向かう。もう一般道。車が多いので、またまた裏道をゆく。裏門から西新井大師へと入る。お参り。本堂はまだ新しいようであるが、楼門が歴史を感じさせる。参道を通り抜け、環七通りを西新井駅へと向かう。暑い一日の、でも爽やかなウォーキングであった。今日はこれでお終い。