木象嵌
1.木象嵌とは
象というい字は、象る(かたどる)と読み「物の形を写し取る。似せる。」という意味があります。
木を象り嵌め合わせたものが『木象嵌』です。
自然の木が作り出す色や木目で、絵を描くように嵌め合わせていきます。
2.木象嵌をやってみたいという方へ
木象嵌を制作するには下記の道具が必要です。
@木象嵌に必要な道具
(1)糸鋸盤
「木象嵌」を作成するには作業盤が必ず傾斜するタイプが必要です。
約3万円ぐらいからあります。
(2)ドリルとスタンド
本格的にボール盤があれば良いのですが、
実際ボール盤では場所を取り家庭ではドリルスタンドでなんとかなります。
ドリルスタンドとのセットなら約5千円ぐらい。
(3)グラインダー
糸鋸刃の上部を削るために必要。
約3千円ぐらい。
(4)傾斜計
傾斜弾きをする際に正確な角度を測るのに必要。
約3千円ぐらい。
(5)ペーパーセメント
原画・嵌め合わせる木材同士の接着に使用します。
画材を扱うお店で売っています。擦ると簡単に剥がれますので
ペーパーセメントが最適かと思います。
(6)その他
ハンディルーター(丸棒制作に使用。あれば便利です)
ノギス(丸棒サイズを測る)
ペンチ(糸鋸刃を板に通す時使用)
A木材
私は、東急ハンズではがきサイズの木が多種販売(1枚100円〜400円程度)しているので
そこで購入することが多い。
3.参考図書
私が参考にさせていただいている本をご紹介します。
(なお、参考文献については宣伝料等頂いているわけではありません。)
@「糸鋸木工芸入門」 橋本元宏著 日貿出版社 2500円+税
A「手作り木工事典総集編2」 婦人生活社 2200円+税