全員揃ったところで、また徒歩で街を歩いて行く。途中でガイドのベアトリスさんが、街角で花売りを している少年から水仙の花束を借りて、みんなに 香りを嗅がせてくれる。花束を返して少ししたら、 その少年がベアトリスさんに一束水仙の花束を 持ってきてプレゼントしてくれた。何と気が利いた 少年だ!と感動する私。さらに進んだところの リュード広場では、生演奏をしていたのだが、 「この音楽はフランスとは全然関係ありません」 とNさん。
広場を横切ってフォルジュ通りへ入る。道の両側には古い石造りの建物が並び、この石造りの建物の 中には屋根がオテル・デューと同じ幾何学模様の タイル屋根のものもある。13世紀の建物、 ノートルダム教会の北側の壁には「左手」で触ると 幸運を招く、と言われているフクロウ(言われないと 分からないくらいツルツルになっていた)の彫刻が あり、それぞれお願い事をしながら左手で順番に 触った・・のだが、話をろくに聞いていない NARUは最後に「右手」で触って、みんなに爆笑 されてしまった・・ひー、恥ずかしいー!! きっとお願い事は叶わないであろうな。
さらに街歩きは続き、15世紀に作られたと言う公家厨房などを見て、ブルゴーニュ公国時代の 大公宮殿を通り、広場に抜ける。この日はかなり 暑い日で、この頃になると私は結構朦朧としていた ので、あんまりガイドが耳に入ってこない。 そんなこんなでふらふらしながら昼食に向かう。 レストランの前で、ガイドのベアトリスさんとは お別れ。記念に、とさっき少年からもらった水仙の 花を、1本ずつ女性にプレゼントしてくれた。 昼食は前菜にエスカルゴが出る。 初めて食べるエスカルゴ、私は「食べなれないもの」がことさら苦手なので、 大丈夫かしら、と思っていたところ、丸いたこ焼きプレートのようなものの中に たっぷりと入っている溶けた香草入りバター、その上には貝殻(エスカルゴ)が のっかっているものが出てきた。バターはガーリックが入っているため、かなり いい香りがして、食欲をそそる。小さな細いフォークのようなもので、くるくると 殻の中からエスカルゴを取り出し、あまり見ないで口に入れる・・んまーい!! 熱いところがまたいい。よく見ると、エスカルゴ自体も、熱が通っているため、 小さく貝の身のようになっており「グロテスクで食べられない」ってことは まったくない。白ワインとも相性がよく、あっという間に食べてしまい、残った エスカルゴバターもパンにつけて食べた。 昼食を終え、アンティークショップで陶器の壷(鉢カバーみたいな形なんだけど) を買う、というツアーの方を少し待って、バスへ。1900年くらいの作品という その壷は、キレイなグリーンにピンクの花をあしらったとてもステキなもの。 「ぎりぎりアンティーク」というその概念が、ヨーロッパ文化の歴史の深さを 感じさせる。バスの駐車場へ向かう途中、また旧ブルゴーニュ大公宮殿の 前を通ったのだが、その時、ウェディングドレス姿の花嫁を乗せた大きな 車が道路を通って行った。車の中でニコニコしていた花嫁さんがとても幸せ そうで、海外ウェディングをした私は、何だか自分の結婚した時のことを少し 思い出してしまった。 ![]() ![]() ![]()
さてバスに乗った私たちは、一路ストラスブールへ向けて出発する。ストラスブールまでは360km くらいあり、高速道路での長い旅になりそうなので、 寝たり起きたりしながら過ごす。高速から見える 景色はかなり雄大で、時には遠くを走る列車に 出会ったりもして、何度も「世界の車窓から」の テーマ曲を口ずさむ私であった。 バスはストラスブールのあるアルザス地方に入り、そこのサービスエリアの ような所で少し休憩を取る。「お土産ものでも見よーっと」と思って入った 店には・・修学旅行の帰りなのか?と思われる子供たちがわんさかレジに列を なしていて、私たちはすぐに土産物購入を断念したのであった。 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 |