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5月27日 6時45分にモーニングコールが鳴る。すごい勢いで準備をして、朝食に行くと、 外では運転手ドミニクがもう着替えてバスを洗っている。いつ寝たんだドミニク。 昨日も夕食を取ったこのレストランは、外にライン河が見えて、川風も少し入って くるし、気持ちいい場所だ。「車などを運ぶ船も通るんだよ」と同じツアーの人が 教えてくれたので、見ていると、車を載せた長い長い船が通って行き、こんなに 大きな船まで通るんだー、と感心したりする。レストランを出る時に、夕べの サッカー・ストラスブール優勝の記事が一面にある新聞があったので、記念に もらって部屋に戻った。 出発時間は8時。今日はコルマールなどのアルザス地方の町や村を巡るのだ。 ガイドには少し年配の日本人、アリーさち子さんが付いてくれる。さち子さんは、 ストラスブールでただ1人の日本人ガイドなのだそう(多分)で、フランス人と 結婚してストラスブールに住んでいる。バスがたまたま彼女が住むアパルトマンの 前を通った時「私の主人が花に水をやっています」(いい旦那さんだなあ)と 言っていた。ここストラスブールは国際会議場もあるので、日本人ガイドは さぞかし重宝されてるんだろうなあ、と思って少しうらやましい気分になった。
バスは一路コルマールへ向かう。小1時間くらい走っただろうか、コルマールの街中に入りバスを 降りる。コルマールの街は花と緑、色とりどりの 可愛いおうち、とまるでメルヘン童話に出て くるような街並で、女の人たち(もちろん私も)は きゃあきゃあ騒ぎながら写真を撮る。 「この後行くリクヴィルの村はもっと可愛いですよ」 とNさん。これはフィルムがいくらあっても 足りないわー、と思った私・・ と、フィルム持って来るの忘れたー!!!!そう言えば、いつもは前日に予備の フィルムをNARUのスーツケースから出して、私のバッグに入れていたのだが、 部屋が狭いので、NARUのスーツケースをが開く前に寝てしまった私・・がーん。 慌ててNさんに「フィルムってどこに売ってます?」と聞くと「観光地なんで、 お土産物屋さんでもタバコ屋さんでも売ってますよ」との事。 タバコ屋さんって・・どこにあった?まあフィルムを買うまで、今カメラの中にある フィルムを大切に撮っていくしかない・・。 渋々景色を厳選してシャッターを押す私であった。 しかしコルマールの、プチヴェニスと呼ばれる この地域は、本当に可愛い。細い運河の横に、 ピンクや水色や黄色の壁の家が立ち並んでいる ところに、花が映え、それが水に映り、と、 とてもステキ。「ここは昔、魚屋さんが並んで いたんですよ」とガイドのさち子さん。 今でもたった1軒だけ魚屋さんが残っていたが、 とても魚屋さんって感じではなかった。
さらに街歩き。しばらく歩くと段々と観光客が増えてきて、他の日本人ツアーの人たちともすれ違う。 久しぶりに日本人を見た。コルマール(だけでは なかったけども)ではお店の入り口の上に可愛い 細工のある表札がよくつけられていて、大抵はその お店が何をしているか分かるような細工をしている (肉屋ならソーセージの細工が入ってたりとかね) のだが、ガチョウを連れた可愛い女の子の表札を見て 「あのガチョウは今からフォアグラになるんですよ」 とガイドさんは言っていた・・・。ちなみにとても可愛いアルザスの民族衣装 なのだが、赤と黒のものはカトリック、その他の色のものはプロテスタント、と 色合いで宗派が分かるらしい。 ![]() ![]() ![]() ![]() そんな感じで街歩きをしていると、段々とトイレに行きたくなってきた私。 そこへ都合よく「お土産を買う時間にしまーす」との声。数人がどこかへ向いて 行くので、てっきりトイレに行くのだと思った私。着いて行くと、教会の中に 入って行く。「?ここにトイレが?」と思って入館料を払って入っても、美しい バラの中に聖母マリア(だったと思う)がいる絵しかなくて(と、後で調べたら この絵は「バラの聖母子」とか言うとても有名な絵であった・・)、誰もトイレに 行く気配がない。「あのー、トイレ、どこですか?」とNさんに聞くと、 「ここにはないですよ」とのこと。えー、トイレじゃないのー!みんな何を 見に来たんだー!(絵だよな)と思って早々に出て、カフェを探して入る。 カフェで無事トイレを済ませ、落ち着いて席に座って、コーヒーを待っていると、 来たのはまるでスープカップかと思わせるような大きさのカップになみなみと 入ったコーヒー。しかもNARUは、きっちり2人分頼んでいる!しかも熱い! 「ぎゃー!時間がないのに、こんなの飲めんわー!」と思いながらがぶがぶ飲んで、 急いで店を出る。店の人には「なんと慌しい日本人だこと」と思われただろうが、 そんなことはいいのだ。お金を払う時、店の女の子の持っていたお釣り用の 財布が、昔の駅員さんのような黒い巨大ガマ口だったのが面白かった。 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 |