2001春 大・仏蘭西物語編
(その20)





 シャンパンをおごる羽目になってはいかん、と思いながら集合場所へ行き、
 歩いて昼食の場所へ移動する。昼食はシャンパンを使った料理、てなことで、
 入ったお店は、私が欲しかったシャンパンメーカーのポスターが、ありとあらゆる
 場所に貼ってあり、そこら中のグッズもいろんなシャンパンメーカーのもの。
 「ひー、欲しい、欲しすぎる!!」と思いつつ横目で見ながら、ランチを食べる。
 暑いので、シャンパンの泡がとても気持ちいい。

 メインのメニューは、ひき肉のパイ包み、
 シャンパーニュのソースって感じで、美味しく頂く。
 「本当にこのツアーは食事の時間がたっぷりある
 わねえ」と同じテーブルの方。私たちは団体ツアーに
 参加するのが初めてなので、「そうなんですか?」と
 聞くと、「他のツアーは、本当に、すぐ食べてすぐ店を
 出るって感じなの」と教えてくれた。

 添乗員Nさんの評判もいいし、どうもかなり恵まれたツアーのようだ。
 そうだよねえ、だって私もう一度このツアーに参加してもいいもんなあ、と納得。
 でもお土産を買う時間がもう少しあれば、とは思うのだけど。

 昼食を終えバスの場所に移動する。途中、レストラン
 の横とかに捨てられてある瓶を見ると、どれもこれも
 高いシャンパンの瓶!NARUの欲しがっていた
 「ラタフィヤ・ド・シャンパーニュ」の瓶もある。
 「ひー、これだけでいくらするのー!」と高いシャンパン
 の空き瓶を見てびっくり。日本では高いシャンパン
 なのだけど、きっと地元の人は気軽にぐいぐい飲んで
 しまうのだろう。すごくうらやましい話だ。

 「後片付けはしときますので、ラベル剥がしていいですか?」と言いたい気持ちを
 抑えてシャッターを切る。あんな高いゴミ初めて見たねー(中身は空っぽだけど)
 と二人で盛り上がった。



 バスに乗り込み、楽しみにしていたシャンパンセラーの見学に行く。
 今日訪問するのはG.H.MUMM社。1827年創業で、年間生産900万本。
 60%を輸出しているそうで、赤いリボンの「コルドン・ルージュ」という、
 シャンパンが有名なところだ。

 バスを降りて、大きな樽を見たり写真を撮ったり
 しながら、うきうきと歩く。しかし、着いたのは
 いいが、しばらく待っても入り口が開かず、係りの
 人が来てくれない。どうなってんのー?と思いつつ
 中を覗いてみると、たまたまそこはショップで、
 赤を基調としたグッズがいろいろ置いてあり、
 とても可愛い。「きゃー、いっぱい買うぞー!」と
 決めて、また待つ。

 しばらく待つこと30分(以上だな)、やっと係員が来て中へ。
 大きなエレベーターで薄暗く、ひんやりしたセラーへ降りていく。降りると、
 そこは巨大な地下帝国!と言った感じで、そこら中に出荷までの工程中の樽や
 瓶がたくさん並べてあり、ところどころに「今こういう工程です」と、
 説明しやすいように、瓶が吊るしてあったりした。



 しばらく進むと、瓶がブドウの取れた村ごとに(いくつもの部屋に!)分けられて
 並べられてあり、またさらに進むと、道があり、フォークリフトが瓶を積んで
 がんがん走っていた。本当にここは地下なの?と思うほどの大きさなので、他の
 人とはぐれたら大変!と思って一生懸命に後をついて歩く。セラーではなく、
 「工場」と言った方がいいくらいの規模で、「大会社は違うわー」と圧倒されて
 しまった。

 

 さて、セラーから出た後は、お待ちかねの試飲。ところがガイドのトモコさんが
 冷蔵庫からすでに開いたのを持ってきて、みんなについでいる。新しいのじゃ
 ないんだー・・と思ってちょっとがっかりしていると、私の飲みたかった
 「ロゼシャンパン」はもうないと言うではないか!「うそー!信じられん!」と
 思ってショックを受けていたら、一緒のツアーの人が「どうぞ」と飲ませて
 くれた。うー、親切だー!!と大感激。私は結局違うシャンパンを飲んだ。
 試飲を済ませ、隣のショップでお買い物タイム。大きなエプロンと、シャンパンを
 入れる「MUMM」とロゴの入った赤いキュートな袋、そうして悩んだ末に
 (あんまりたくさんは持ち帰れないので)「北米輸出用(もちろん日本には入って
 いない)」のシャンパンを買った。(でも後で値段を見てびっくり、本当に安い
 のであった。)



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