2001春 大・仏蘭西物語編
(その24)





 ぐるりと寺院を一回りして出て行くと、トイレ休憩と称して、近くの小さな
 お土産物屋に連れて行かれる。「日本語大丈夫ですよ」と言うだけあって
 働いてるのは東洋人がほとんど。しかしトイレを借りたついでに、1枚
 ステッカーを買ったのだが、東洋人の店員はものすごーく愛想が悪かった。
 観光客相手の殿様商売って感じで、気分が悪い。とっとと店を出た私たちは、
 前の公園で、少し写真を取り、バスが来るまでセーヌ河を眺める。太陽の光を
 浴びたセーヌ河はとても美しく、吹く風も心地いい。橋に座って前の道に目を
 向けると、観光バスだらけ、なのだけど。

 バスに再び乗った私たち、次にコンコルド広場に向かう。
 ここは昔「ルイ15世広場」で、後フランス革命時には
 「革命広場」と名が変わってギロチン台が置かれ、
 マリー・アントワネットやルイ16世たちの最後の場
 となったところである。しかし今のコンコルド広場は、
 遠くにはエッフェル塔が見えたりするので、景色は
 悪くないのだが、そんなにぱっとしない広場、という
 印象。ものすごい速さで回る観覧車が興味深かった
 (期間限定らしい)。しばらく写真撮影タイムを
 取った後またバスに乗って出発。

 さて、今日のメイン、凱旋門!と思ったら、凱旋門は
 通り過ぎるだけで、「降りれないのー?」と、かなり
 がっかり。途中、ポリスのバイクが先導して、黒い車が
 数台通って行く。ガイドが言うには「今、リビアの国賓が
 来ているので、きっとその車ですね」とのこと。
 凱旋門のあの国旗も、きっとそれでかかっているの
 かも、と思った。

 バスはエッフェル塔に着き、ここでしばし写真撮影の
 時間となる。エッフェル塔に着いた、と言っても、
 やはり登れるという訳ではなく、エッフェル塔がよく
 見えるシャイヨー宮の間から、遠めに眺める、と言った
 感じ。確かにエッフェル塔がよく見えるいい景色なので、
 観光客もたくさんいる。天気もいいので、気持ちが
 いいのだが、さすがに凱旋門もエッフェル塔も登れない
 のは、かなり残念な気分の私たち。がさがさと写真を
 撮って、バスへ戻った。

 

 さて、このパリ市内観光ツアーはパリ三越の前で終わる。パリ三越(パリでは
 デパートではなく免税店という扱いらしい)に入って、少しうろうろしたい
 気分だったのだが、お買い物DAYは明日に決めているので、泣く泣く出て、
 昼食を取ることにする。この日のために「日本食レストラン」を散々チェック
 した私。でもNARUは「普通のカフェにでも入って食べよう」とのこと。
 えー!と思いながら街を歩くが、それらしい店も見当たらない。1軒カフェを
 見つけたのだが、奥に日本人観光客の団体がいて、あんまり気分が乗らない。
 しかし他によさげな店もないので、と結局そこに入った。

 ひげのウエイター(ギャルソン?結構気のいいおじさん
 だった。)にNARUは「チキンのサンドイッチ」、私は
 「ハムとチーズのサンドイッチ」そして、オレンジジュース
 を頼んで待つ。頼んだ「オレンジーナ(だったか)」は、
 「ファンタオレンジ」のような味(見た目の色も)だった。
 しかしオープンカフェに慣れてない私たち、かなり落ち
 着かない。前の歩道が狭く、車道からの視線が近く感じる
 のもあるし、さらに歩いているのが日本人ばかり(日本人
 相手の観光会社や日本食レストランが多いせいだと思う
 のだが)で気持ちがブルーになることこの上ない。
 そしてやってきたNARUのチキンのサンドイッチは、長いフランスパンを縦に
 切り、そこにたっぷり具を挟んだもので、私のサンドイッチは、同じフランスパン
 に何とハムとチーズしか入ってないもの。「こんなに長いパン食べられないー。
 しかしこの具の差って・・」と思いつつ頬張る二人。何とか私は食べたのだが、
 NARUは・・もちろん残した。


                           10

11  12  13  14  15  16  17  18  19  20

21  22  23  24  25  26  27  28  29  30