スキー日記 2001



2001シーズン

ひたすらスキー (...したい)

2000年12月16日 板を迎えに

来週末、待ちに待った初滑りに行けることになった。

今週まで大学の方が大変だったので、今スキーをチューンに出してしまえば、 「日帰りでちょっと行って来ようか」なんていう考えも浮かんでこなくなるだろう と考えた。

板をチューンナップに出したことはない。「チューンに出すと変わるよ」と友人に言われたものの、どうせ僕には違いはわからないだろうと思っていた。が、そろそろエッジが丸くなってきたような気がするし、試しにチューンに出してみた。

その板を迎えに行く。車で50分かかって店に到着。

「できてますよ。はい、この板ですね。すぐに滑るそうなので、ワックス剥がしておきました。」

板のトップとテールにビシッとテープが巻いてあって、鉢巻きでも巻いているようで、なんだか強そう。板を受け取ると、頬がゆるむ。

家に着くと、さっそくテープを外してみる。傷が付かないように巻いてあったので、慎重に外す。「おお!」ソールの蛍光色が鮮やかで、傷もきれいに治っているし、エッジは鏡のようにキーンと光っている。ここまで綺麗になるとは。さすがプロですなぁ。 これならうまく滑れる...かも。


2000年12月23日 初滑り
苗場 (新潟県) 滑走日数 1日 通算109日
天気:曇り 積雪1m
ゲレンデ:混雑(苗場にしては空いている?) リフト待ち3分

いつもスキーに誘ってくれるhaseさんと初滑り。今回もhaseさんの湯沢のマンションに泊めてもらった。

昨晩は3時頃に到着して、寝るのは4時近かった。起きたら10時くらいで、朝食を済ませて かぐらへ向かった。シーズン初めは、忘れ物しやすい。なんか忘れているような。

それにしても、山が綺麗だ。ちょっと写真でも。あぁ。忘れちゃったよ、デジカメ。 まあ、滑るための道具じゃないからよかった。

10分ほどで到着。しかし、なんと満車。田代側の駐車場に向かったが、こちらも満車。「苗場をご利用ください。」なんて看板が出ている。仕方なく、そのまま17号をさらに上って苗場へ。まだ、どこも雪が少ないのですね。

11時半にゲレンデに到着。1日券と午後+ナイター券が同じ値段だったので、コーヒーを飲んで時間をつぶし、午後+ナイター券を買った。

ゴンドラ乗り場までの移動に、ちょっとした登りがあっただけで息が切れてしまう。 苗場=混雑 というイメージがあり、休日な今日など、散々待たされるだろうと思っていたが、ほとんど並ぶことはなかった。

雪は、結構あったが、一番上のコースなどオープンしていないところもあった。 準備体操をするが、体がバリバリ、ボキボキ。これで滑れるのか。

でも滑る。雪がいい。やっぱりスキーは楽しいです。楽しいのだが、何しろ体がついてこない。ゴンドラ2本で休憩したくなった。 一緒に滑った2人は、僕と違って元気で、ついていくのが精一杯だった。

板はというと、こちらは絶好調で、チューンでこれほどまでに変わるものかと驚くほどだった。 回しやすくなって、操作が楽になった。でもねぇ... 乗っかってるのが操作の効かない体だから... トホホ。

夕方、レストランで一息つく。

「ナイターどうしようか」

「券買っちゃったから、もったないし。4本くらい滑って帰ろうか。」

この、4という数字は、きちんと公式に当てはめられて計算されたもの。 [N本滑れば元が取れる] のNを求める公式です。

スキーって楽しむものだし、「元」って、何? という感じですが、いざ滑り出してみると、休息したおかげで案外調子が出てきたり、ゲレンデが空いていたので楽しかったりして、

「もう一本行こうか」

なんて案も出たが、「明日もあるし」ということで、今日は終わりに。 たっぷり楽しみました。



2000年12月24日 ホワイト・クリスマス
かぐら・みつまた (新潟県) 滑走日数 1日 通算110日
天気:雪&曇り 積雪1.5m
ゲレンデ:所により混雑、リフト待ちほとんどなし

駐車場が満車になる前にということで、今日は早く出て、9時半ごろにみつまたの駐車場に到着した。すでにたくさん車が止まっていて、あと30分ほどで満車になるところだった。

ゴンドラに乗り、かぐらへ。新しくできたという、田代のクワッドリフトの偵察に行く。連絡コースに雪の少ないところが若干あったが、他はいい雪がたっぷりあった。

高速リフトは、フード付きで、今まであったペアリフトと平行して架けられ、前のペアリフトは距離を短くしてあった。きっと、来年できる苗場との連絡ゴンドラのことを考えて作られたのだろう。

かぐらメインのコースが気に入っているが、混んでいたので、ジャイアントコースを滑った。こちらは空いていて、好きなように滑れる。

昼食は、和田小屋で。レストランの方もずいぶん混んでいました。

さて、今日こそ写真を撮ろうとデジカメを出したものの、電池切れ。電池食いのカメラの上に、寒さで電池が働かず、一枚も写真を撮れなかった。がっかり。

午後もバリバリ滑る。「板をうまく回して深周り」を練習テーマに滑る。

夕方。この時間は、特に帰る日は寂しいです。雪がうっすらと夕焼けに染まっていました。みつまたで4本ほど滑り、大回りのあの気持ちよさを体に染み込ませて帰りました。

やっぱりスキーは楽しいなぁ。2日間存分に楽しみました。大満足です。ところで、次に滑れるのはいつだ?


2000年12月29日 キャリアとスタッドレスを入手

個人的な好みとして、本当は列車でスキーに行きたい。しかし、便利さ(運転時刻、荷物など)や料金を考えると、列車でスキーに行くのは困難だ。

ならば、やはり車で、ということになる。しかし、家でスキーをするのは僕だけ。 当然、うちにスキーに行ける車はない。いつもバスや便乗だったので、家の車でスキーに行きたいと思うようになっていた。

ふつうの車をスキー車にするためには、少なくともスタッドレスタイヤ、キャリア、チェーンを装備する必要がある。でも、まだ学生の身。これらを全部そろえると、スキーのできる日が何日も減ってしまう。

ということで、「これは就職するまで我慢」と思っていたのだが、ある日Yahooのオークションを覗くと、スタッドレスタイヤなどが出ているではないか! 一気にスキー車計画が具体的なものとなる。

オークションで車に合う良さそうなタイヤを見つけることはできなかったが、キャリアを落札することができた。今日は、そのキャリアを受け取りに行った。

横浜市へ。出品された方はとても親切な人だった。キャリアは新品同様で、傷一つない。定価18500円のキャリアを6000円で入手できた。ずいぶん財布が助かります。 (後日、このキャリアが1万円で売られているのを見て、かなりショックでしたが、それでも安かったです。)

キャリアの次は、スタッドレス。いつもスキーに連れていってくださるhaseさんが車を変えたので、前の車のスタッドレスが使えなくなった。お願いして、頂けることになった。うちのに合うのか? ホイールの穴とタイヤサイズは合うことがわかったのだが、オフセットがいくつなのかわからない。とりあえず持ってかえって試してみることに。

一気に”スキー車セット”が手に入り、うれしい一日。


2000年12月30日 スタッドレスをつけてみる

昨日、頂いてきたスタッドレスタイヤを試しにうちの車につけてみる。これが合わないと、スキー車計画は暗礁に乗り上げてしまう。

さて、タイヤ交換。ジャッキは何処に? 初めてタイヤ交換の仕方を覚えました。 ノーマルタイヤを外してスタッドレスに。填るかどうか。

おお、合った! これなら大丈夫。 空気圧が低く、へなっとしてしまったけれど、空気を入れれば大丈夫だろう。

あとは、非常用のチェーンを備えれば、スキーに行ける!


2001年1月12日 スキーを持って研究会
草津国際 (群馬県) 滑走日数 0.2日 (ナイター) 通算110.2日
天気:雪 積雪1mほど
ゲレンデ:ガラガラ

2ヶ月ほど前のある日、僕の指導教官(スキーのではなく、大学の先生)が
「1月に草津で研究会があるんだけど、発表しない?」
「1月の草津」と聞いて頭の中には真っ白な山が思い浮かんだ。
「あ、はい。」気がつくと返事をしていた。

先生の熱心なご指導を頂き、(出来の悪い学生の指導は大変だったと思います)ようやく研究発表の準備をすませ、今日の午前中、無事発表を終えることができた。研究会といえども滑るための道具はしっかり持ってきている。

外は、しんしんと雪が降り、すぐそこの駐車場でも滑れそうな雰囲気。滑りたい気持ちを抑え、他の研究発表をじっと聞く。

夕方、研究会終了。「お疲れさまでした。」先生たちと別れ、予約してあったペンションへ。

夕飯を終えると7時を回っているし、満腹で眠くなってくるので、ナイターへ行こうか迷う。が、部屋にいてもつまらないので、思い切ってナイターへ行く。足がないので、ペンションの親父さんに送迎してもらった。

ナイターで動いているリフトは1本だけだが、久々に滑られたのがうれしい。 リフトが止まる9時まで滑って宿へ帰った。

貸し切りの露天風呂で冷えきった体をジュ〜っと暖めてからぐっすりと眠った。


2001年1月13日 発表打ち上げスキー
草津国際 (群馬県) 滑走日数 1日 通算111日
天気:晴れ 積雪1mほど
ゲレンデ:上の方はガラガラ、リフト待ちなし

家にいるときは、遅くまで寝ているのだが、スキーに行くと朝スパッと起きられる。 研究発表も終わり、今日はその打ち上げスキー(と勝手に決定)。がんがん滑るぞ!

朝食後、コーヒーを1杯飲んでからゲレンデへ向かった。

土曜日なので、家族連れが目立ち、混んでいる。しかし、上の方のゲレンデは空いていた。

殺生クワッドリフトに乗ると、硫黄のにおいがしてきた。コースから離れて平坦に進むこのリフトに乗ると、温泉地でスキーをしているのが実感できる。

昨夜、少しだけ滑っておいたので、今日は調子よく滑れるだろうと思っていたのだが不調。滑り方をなんとか思い出そうと、1.8kmの清水沢コース(ゴンドラ沿い)を滑り、ようやく調子が出てきた。なんか調子が出ないときには、長いコースを一気に滑るのがいいと思った。

雪は、この時期の草津にしては多いらしいが、石が出ているところもあった。新雪が多く、雪質はよかった。

お昼頃には、清水沢と平行している、振子沢コースがオープンしたので、何本もそこを滑った。「なだれ注意」の看板が出ている。いかにも雪崩が起きそうなV字谷になっている。

天気が良いし、ゲレンデもそれほど混んでいなかったので、飛ばし放題。きもちがいい。頂上の「逢の峰」にあるリフトに乗ると、周囲の山々と草津の温泉街を見下ろすことができ、すばらしい眺めだった。

もっと滑りたかったが、3時半には上がって、帰路についた。帰りの電車が遅れて大変だったが、なんとか帰宅できた。楽しい研究会とスキーだった。


2001年1月14日 エッジ研磨

チューンから帰ってきたときの板は、ピカピカだったのだが、昨日、草津で石のあるゲレンデを滑ったために、エッジに焼きが入ったり、角にバリが出てしまった。

少々エッジがざらざらになったところで、どうってことはないのかもしれないが、ピカッと光るエッジの方が気分的にも良い。

しかし、ちょうど良い角度に調整してあるエッジを下手にいじって台無しにしたくない。そこで、オイルストーン(油砥石)で磨いてみることにした。

ホームセンターへ。ヤスリ、砥石コーナーにオイルストーンがいくつも並んでいる。箱の裏に「一般刃物、スキーエッジ研磨」と書いてある。ちゃんと"スキー"と書いてあるのが嬉しい。700円ほどの小さいのを買った。

オイルストーンは、その名の通り油をつけて使う物なのだが、滑走面に油がつくのはよくないそうで、水をつけてエッジを磨く。角度をつけないように、丁寧に磨いていると、結構時間がかかったが、焼きや錆、バリが綺麗になくなって、鋭くなめらかなエッジになったぞ。フフフッ。


2001年1月15日 新幹線で
天元台 (山形県) 滑走日数 0.5日 (2.5hほど) 通算 111.5日
天気:雪 パウダーどっさり
ゲレンデ:ガラガラ

米沢へ書類を届ける用があった。書類など、郵送してしまえばそれでよさそうなのだが、この書類は窓口で直接提出しなければならないという、とても非合理的なものだ。でも、そのおかげでスキーに行けるのだから、僕にとってはうれしい。

ここ数日は、異常なほどの大雪で、新幹線が止まる心配もあったが、来週いけるとも限らないので、思い切って今日行くことにした。

新幹線でスキーに行くのは初めて。スキーを持って車内にはいると、「まったくこの人、こんな大雪で大変なときに、よくスキーなんて行くよ。」という目で見られる。 山形新幹線は車両が小さいこともあり、思ったよりも混んでいたが、なんとか着席できた。

宇都宮を通る頃、すでにあたりは雪景色になっていた。つばさ号は福島で切り離し、高架橋を降りて奥羽本線に入る。雪山の中を上っていく。今まで250km/hほどで新幹線の線路を走っていた車両が、そのまま地上に降りて雪の峠道を上っていくのだから、たくましいと思う。

書類を提出すると、バスが出るまで時間があるので、駅にある小さな食堂で「米沢牛ステーキ丼」を食べた。値段の割にうまかった。

前輪にもチェーンを巻いたバスがきた。 除雪した雪で道がかなり狭くなっていて、すれ違うのが大変だ。市街を抜け、峠道へ入る。両側に雪の壁ができていて、やっとバスが通れるくらいのクネクネした道だ。窓の外は、すべて白。こんな道をよくバスが走ると思う。

峠道をゆく

すんごい峠道を通ってきて、ロープウエーで上り、スキー場に到着。やっとついた。今日は移動日と考えていたが、ふかふかな雪があまりにたくさんあるので、滑らずにはいられなかった。すぐに着替えてゲレンデへ。

リフトは3本だけだが、空いていて何しろ雪がいいから、気持ちがいい。

夕飯は、米沢牛のしゃぶしゃぶ! 6時ぴったりに食堂へ行くと、準備してある。2人分はあるかと思えるほど大量の肉と野菜が大皿に盛ってある。すごい。肉も見るからにうまそうで、食べると、それはもう本当にうまかった。到底食べきれいないと思っていたしゃぶしゃぶも、スキーでおなかが空いていたこともあり、平らげてしまった。食べ過ぎだ。

ホテルにスキーのビデオがあったので借りて部屋で視た。金子裕之(だったかな?)と粟野利信デモがニュージーランドの雪山を滑り降りている。新雪やこぶや急斜面を「これでもか、これでもか」というほどひたすら滑りまくっている。30分くらいだったが、強烈な印象のビデオだった。


2001年1月16日 シュプールが残る日
天元台 (山形県) 滑走日数 1日 通算112.5日
天気:雪&晴れ 新雪を圧雪した滑りやすい斜面
ガラガラ

昨晩は、食べ過ぎか米沢牛の怨念か、いやな夢をたくさん見てしまった。が、スキーに行くと眠れなくても朝きちんと起きられる。

カーテンを開けると、晴れていていい景色が広がっていた。

晴れた朝

ゲレンデへ出ると、ピステンのかかった広くて誰もいない斜面が広がっていた。

滑らずにいられない

夜中にも雪が降り続いたため、誰も滑っていない新雪もたっぷりある。とりあえず、あの広い斜面にシュプールを残す。大回りが気持ちいい。エッジがよくかかるコリコリした感触と、斜面を独占してかっ飛ばせるのは、この上ない贅沢だ。広い斜面に残る自分のシュプールを見られるのも、しあわせ。まだロープウエーが動いていないので、数人しか滑っていない。小回りをしたり、何本も滑ったが、まだまだシュプールを残せる。

こんどは、新雪のコースへ。ふっくらした新雪がたくさんあって、これまた気持ちいい。

ひとりぼっちで滑るのに寂しさを感じた頃(<全くわがままな奴)、ようやく人が現れ始めた。それでも、かなり空いていて、スキー場の経営が心配になったりする。

雪が降ってきたので、中腹の山小屋で休息をとる。外見も中もかなりいい感じの、ちょっと古い建物で、中では大きな薪を焚いている。(デジカメの電池が切れたのが残念だ) アイリッシュコーヒーで温まる。スキー場で飲むコーヒーもおいしい。スキーに行ってコーヒーを好きになったのだが。

夕方までよく滑った。途中で雪が降ったこともあり、夕方になってもまだシュプールを残せる斜面があるというのもすごい。

今日の夕食は、山菜鍋を選んで、少々控えめに食べてすぐに布団へもぐった。


2001年1月17日 スキースクールで教わる
天元台 (山形県) 滑走日数 1日 通算113.5日
天気:雪&晴れ 新雪を圧雪した滑りやすい斜面
ガラガラ

雪が降ったりやんだりの天気だ。15分単位で天気が変わる。

しゃくなげコース

昨日、インストラクターが滑っているのを見た。素人目で見ても、かなり上手いのがよくわかった。イメージづくりのためにも、好きな滑りをするインストラクターに教わるのがいいと思う。最終日だが、午前中だけ教わることにした。

定期講習に申し込んだが、2対1で教わることができた。大回りを集中的に教わる。最近よく出ていた、右ターンの内倒を直す練習と、前後の重心位置を教わった。短時間だったので、会得するにはまだまだ練習が必要だが、アドバイスをもらえてよかった。

今シーズンはもうここには来ないだろうから、「また来年来たい」と思いながら上から下まで滑り、早めに上がって家路についた。


2001年1月28日 ストック購入

同じ研究室のU君がスキーを買おうか迷っていたので、「絶対に買った方がいい」と強く勧めていた。U君はスキー購入を決心したので、お茶の水のスキー店街での買い物につき合った。初めて自分のスキーを買ったときを思い出すと、なんとなく嬉しく、夢中で選んだ。

U君が手袋を選んでいる間、暇なのでゴーグルなどを見る。そういえば、そろそろ新しいゴーグルが欲しい。最近のゴーグルは、かなりいい。今使っているのは、初めてスキーに行ったときから使っているゴーグルで、めがねをかけなくなったこともあり、新しいゴーグルが欲しいと思うのだが、我慢しておいた。

3時間ほど回ったが、結局一番初めに入った店で板とブーツを買うことになった。板はもちろんカービング。きっと楽しく滑れるだろう。

U君のスキーセットを買った後は、自分のストックを探す。初めて買ったストックを今でも使っている。買った当時は、ストックは転んだ時に立つための道具だったため、安いアルミのものを選んだ。傷ついていたり、少し曲がったりしていても、買った当時の性能を維持していたのだが、ストックを使うようになって、グリップが手に合わず、かなり持ちづらいことに気がついてきた。

こんどは、持ちやすいストックを選ぼうと思う。素手で持った感触ではわからないので、手袋まで持ってきて、徹底的に選んだ。ストックもシーズン前に選ぶのが良いのかもしれないが、気に入ったものを見つけることができた。

そして購入。毎回、何だかんだ購入理由をつけている気がするが、今回は「誕生日プレゼント」ということで... カーボンなので、転んで折らないかと心配だが、このストックで小回りをするのが楽しみだ。


2001年1月31日 うちの車で
八ヶ岳ザイラーバレー (長野県) 滑走日数 0.5日 (3hほど) 通算 114日
天気:晴れ 少々硬めの雪
ゲレンデ:ガラガラ

うちの車で初めてスキーに行く。車に鞄のようにボンボン荷物を詰め込めば出発できるから便利だ。朝5時半に家を出て、U君の家へ向かう。道は空いているだろうと思って下道で行ったら、案外混んでいて、朝の通勤時間帯にまで突入してしまって渋滞に巻き込まれ、U君宅に到着したのは8時半だった。もうリフトが動き出している時間だ。

ザイラーに近い須玉インターを降りたのは、11時ごろ。雪道を運転してみたいので、運転を代わってスキー場を目指す。インターからは急な登りはなく、ジリジリと上っていく。雪はない。このまま雪道を走ることもなく到着するのかと、少しがっかりしていたら、野辺山駅の踏切を渡ったところで突然雪道になった。

初めての雪道運転で、いきなりカチカチのアイスバーンに遭遇してしまった。FFなので、後輪がすべりやすい。凍った轍にもハンドルを取られやすい。ゆっくり走っているし、滑ってスピンしたとしても、道の両側の雪にぶつかるくらいで大したことになりそうもないが、他の車にぶつけることはなんとしても避けなければならない。すれ違うときが一番緊張する。途中、ちょっとしたカーブがあった。その手前でスピードを落としていたが、雪の壁の向こうから白い対向車が現れて、よけようとしたら轍にはまって対向車の方に引き寄せられたときには、ヒヤッとした。常に最悪の場合を想定して運転しなければ危ないとわかった。

それからは、もっと慎重に運転して、無事ザイラーに到着。

到着が遅くなり、もうお昼になっている。もうすぐに滑りたいので、寒いのを我慢して車の陰で着替えてしまい、昼食前に何本か滑る。

数日前にここでも雪が降ったそうだが、この前滑ったパウダースノーと比べてしまうので、雪が硬く感じる。U君は、先日一緒に買いに行ったMyスキーで初めて滑る。良い道具になって、まったく別人の滑りになっていて驚いた。

このまえ天元台であまりにもいい雪を滑っていたので、雪が固く感じてしまう。雪質に対してずいぶん贅沢になってしまったようだ。どんな雪でも気持ちよく滑れるよう練習せねば!

スキーのあとは、大きな風呂へゆっくりつかりたい。が、泊まったところは、なんと洗い場のないユニットバスだけ。これにはガッカリ。


2001年2月1日 帰れるか?
八ヶ岳ザイラーバレー (長野県) 滑走日数 1日 通算115日
天気:雪&晴れ 新雪
ガラガラ

昨夜雪が降り、新雪が積もっている。

なんとかこぶも滑れるようになろうと昨日に続きこぶ斜へ行くが、思うようにいかない。とりあえず、ゆっくり滑れるようになれば、あとは何とかなりそうな気がするのだが、ゆっくり降りようとすると窪みに入って止まってしまう。もう少しスピードを出そうとすると、直線的に進んでしまい、スピードが出過ぎてしまう。う〜ん。なんとかこぶを滑れるようになりたい。

アルペンコース

ゲレンデは、空いていてとても気持ちいい。このスキー場は、小さいながらコースにバリエーションがあって、思ったよりも楽しい。ただ、ベースから放射状にコースが出ていて、滑走距離が短いのが残念だ。

ホーンコース

リフト終了ぎりぎりまで滑り帰った。雪道運転も要領が少しずつわかってきて、行きよりもうまく運転できるようになった。

途中U君の家に寄ったのだが、ここから家までは結構遠い。行きと違って渋滞に遭うことなくスムーズに進み、246で東京方面へ向かった。246から旧山の手通りへ入ろうとしたのだが、行きすぎて渋谷まで行ってしまった。なかなか車を止める場所がない。どこを走っているのかもわからない。なんとか復帰ルートを発見するが、一つ角を間違えて再びルートを外れる。あとちょっとのところで。道を知らないで都内を走るのは難しい。路駐が多く、また車を止めるところがない。気がつくと、また渋谷へ出てしまった。今日は渋谷から抜け出せないのか?

苦労したが、無事に家に到着。車でスキーに行くことに少し心配していたが、事故も起こさず行ってこられてよかった。

翌朝、起きてきてテレビを見ると、「今朝の渋谷の様子です」。んもぅ、渋谷はうんざり。カーナビが欲しいなぁ。


2001年2月10日 こんどはゴーグル

レポート&試験期間になり、バイトもあるのでスキーはお預けだ。

レポートの参考文献を探しにお茶の水へ。目的を済ませて、帰る 、訳はない。お茶の水といえば、スキー店街。そして、この前見つけたゴーグルを購入。

また買ってしまった。一度気に入ったスキー用品は必ず購入している気がする。 スキーに行けないときは、スキーをいじったり、スキーの買い物をしたり、スキーの本を見たりして過ごしている。早くレポート&試験を終えて、スキーに行きたい。


2001年2月14日 忙しいときはSSAWS
SSAWS (千葉県) 滑走日数 1日 通算 116日
天気:晴れ いつものSSAWS雪
ゲレンデ:ガラガラ

早起きしてガーラへ行こうかと思った。が、早起きする気力はなく、手軽にSSAWSへ行くことに。

家で着替えて30分でゲレンデに到着するのは便利だ。しかも、シーズン中の平日だからガラガラ。滑り放題。ポールコースも、いつもは僕など寄せ付けない雰囲気を呈しているのだが、今日は空いていたこともあり、それほど掘れていなくて何本も滑った。SSAWSのポールコースは、20度で滑り出し、途中一気に-0.5度に変化するので、そこでよく転びそうになる。ポールも楽しい。

空いていると、休まず滑ってしまうので疲れる。そういえば、休息室ができたことを思い出して行ってみる。絨毯が敷いてあって、ごろ寝でき、なかなか良かった。

「山にも雪があるのに。」と考えてしまうと少々寂しいが、久々に滑り楽しかった。


2001年2月21日 (水) 研究室スキー
かぐら・みつまた・田代 (新潟県) 滑走日数 1日 通算 117日
天気:快晴 いい雪、午後は溶け出すところあり
ゲレンデ:ガラガラ

テストも終わって、レポートも提出して、今日から研究室のスキー。卒業後も恒例行事にしたいと企んでいる。

午前3時に起きる。この時間に寝ることはよくあるが、早起きしたのは、ハレー彗星を見に行ったとき(いったい何年前だよ?)以来かもしれない。昨日、荷物の積み込みなどを済ませておいたので、おにぎりを食べて4時出発。

昨夜は9時半に布団にもぐったののの、そんなに早く眠れない。結局、ずっと仮眠状態だった。それでも、夜行バスで眠るよりずっと楽だ。

5時過ぎに大学に到着し、研究室で泊まっている、メンバーの2人を拾う。これだけ早い時間だと道も空いていて、関越にもすんなり乗れて、8時半頃にみつまたに到着。今回は計画通りの時間で移動できた。やはり早起きは(できるものなら)いい。

ここへ来ると、曇っていたり雪だったり、吹雪いていたりして、青空の下を滑るということがなかったが、今日は抜けるような青空だった。今シーズン、これほどのいい天気は初めてだ。

ゴンドラでかぐらメインコースへ。

かぐらメイン

「これはもう、滑るしかないでしょう!」

やはり、空いているゲレンデはいい。思いっきり飛ばしてもぶつかる心配はないし、好きなラインを滑れるし、景色も楽しめる。

田代湖を眺めながら休息

慣れない早起きと、天気が良くて滑りまくったせいで、昼食後に強烈な睡魔に襲われ、レストランのイスで30分ほど熟睡してしまった。なんともしあわせな昼寝だった。

午後もたっぷり滑り、よく滑った一日だった。


2001年2月22日 (木) スキー焼け
かぐら・みつまた・田代 (新潟県) 滑走日数 1日 通算118日
天気:快晴 いい雪
ガラガラ

今日も昨日と同じくいい天気。昨夜、小雨があったので雪が心配だったが、上の方では雨は降らなかったのか、それとも雪だったのか、大丈夫だった。

ここのスキー場は結構広いが、ほとんどの斜面が一晩のうちに整備されているからすごい。お気に入りの、かぐらメインコースは今日もベストコンディションで、あの斜面(昨日の写真参照)を見ると滑らずにいられない。スキー3回目という人もいたので、緩斜面の多い田代へすぐに行くつもりだったのだが、「何本かここで滑りませんか。ちょっと急な斜面でも雪がいいから滑りやすいですよ。」なんて言ってごまかして滑ることに。やはり、この斜面は気持ちがいい。高速リフトもかかっているし、一日中ここで滑っていても飽きないだろう。でも、ここをずっとプルークで滑るのは結構疲れるはず。スキー嫌いにさせてしまうのは良くない。3本だけ滑って田代へ向かう。

まさに快晴

せっかく来たのだから、ということで、田代ロープウエーの山頂駅まで行く。

チャレンジコースから田代湖を眺める

天気が良く、空の青さと雪の白さが綺麗だし、滑っていて寒くないし、デジカメの電池が長持ちしてたくさん写真が撮れるのはいいのだが、あまりにも天気が良すぎて雪がゆるんでしまうのは残念だ。特に田代エリアの南斜面は、すっかり春の雪になってしまっていた。今年は雪が多いのだが、このまま春スキーになってしまうのか。もう一つ、天気が良すぎて困ること...雪焼け。日焼け止めを顔に塗るのが嫌で塗らずにいたら、サングラスを外すのが恥ずかしいほど焼けてしまった。まあ、日焼け止めを塗ろうと、いずれこの顔になるのだが。


2001年2月23日 (金) 千葉は良いところ?
かぐら・みつまた・田代 (新潟県) 滑走日数 1日 通算119日
天気:快晴 いい雪
ガラガラ

3日間、天気が全く変わらず、今日も快晴だ。これだけ晴れているのに、朝になると雪質がすっかり復活している。日の当たらない斜面は、パウダーと言ってよいほどで、雪紋ができている。やはり上越ではここが雪質一番か。

今日は少し早めに上がって帰ろうかと、ほんの少しだけ思っていたのだが、滑り出すとそんな気持ちは全くなくなり、結局最後まで滑ってしまった。みつまたまで降りてきて、「最後にファミリーコースをもう一本!」なんて気合いを入れて滑り降りたものの、昨日より15分早くリフトが終了し、ロープウエーのところまで登る羽目になってしまった。

スキーのおみやげを毎回買っていると、それだけで何回かスキーが行けそうなので、いつもおみやげは買わない。が、前回ここへ来たときに買って帰った”魚沼産コシヒカリ”(5kg) が想像以上に家族に好評(もちろん自分にも好評)で、「また湯沢へ行かないの?」なんて言われるほどだった。

そんなわけで、おみやげは魚沼産コシヒカリ んっなんと 20kg! 。ちょっと高かったが、スキーに行って自分だけおいしいものを食べているのも悪いし、自分もそのご飯を食べられるし、あのご飯で焼き肉食べると最高だし、(あとでおばあちゃんにお米代おごってもらっちゃったし)大満足。量を減らして、また買いに行く、いや滑りに行く方がよかったか。

さて帰り道。僕はあまり車に乗る方ではないし、滑ったあとだから帰りの運転大丈夫か?と思っていたが、あまりに道が空いていて、サービスエリアで休むことなく東京まで運転してしまった。途中メンバーを送ったため、家まで5時間かかったが、直で行けば4時間もかからずスキー場まで行けることがわかった。高速代をケチらなければもっと早く行けるだろう。

スキー場の遠い千葉県に住んでいるから、将来は神奈川がいいかな?なんて思っていたが、SSAWSもあるし、千葉県も捨てたもんじゃないな。


2001年2月25日 こんどはDVインターフェイス

今シーズンは、ちょこちょことスキー用品にお金を使っている気がする。

振り返ってみると、板のチューンナップ → スキー → キャリア購入 → スキー → チェーン購入 → スキー → ストック購入 → スキー → ゴーグル購入 → スキー という行動をしている。

んじゃ、今度は何か。

「いや〜その、この前滑っているところをビデオで撮ってもらい、それを何度も見て研究していたら、もっとスローで駒送りして見たくなりまして...これをPCに取り込んで見てみるとよくわかるだろうし、スキーもITの時代かと...」

いつもはギュッと口を閉じている自分の財布も、スキーにちょっとでも関連したこととなると、カパッといとも簡単に口を開いて

「購入ヲ許可スル。」 となる。

いざアキバへ。自分の買い物の90%がアキバ、神田周辺で済むことに気づく。

デジタルビデオカメラを買ったときは、DVインターフェイスカードがソフト付きで3万円ほどして買うのを諦めたが、それも安くなって9000円で買うことができた。

帰って、早速キャプチャしてみる。一コマずつ自分の滑りを見てみると、まだ出来ていないところ、出来るようになったところがよくわかる。

昨年や一昨年の滑りと比べると、上達したのがよくわかり、嬉しい。

ちょっと恥ずかしいが、あまりに違っておもしろいので、写真を載せてみる。 左から99年3月、00年3月、01年2月で、どれも大回り(一番左は、しているつもり)の山周りをしているところ。ビデオが回っているので、どれも真剣に滑っている。

99.3 00.3 01.2

滑っている斜度も全然違って、左は15度くらいをなんとか滑っているが、右は30度で本人は気分爽快。2年間でずいぶん変わるものだと驚く。その前の年は、もっと下手だったはず。来年も「去年は下手だった」という感想を持ちたいと思う。


2001年3月2日 (金) スキー教室
名寄ピヤシリ (北海道) 滑走日数 0.5日 通算 120日目
天気:曇り 硬め
ゲレンデ:ガラガラ

今年も大学のスキー教室に参加する。学部2年の時から参加しているから、今回で4回目。昨年と同じ場所で行われる。あのパウダースノーを味わうのが楽しみだ。

旭川空港からバスで1時間半ほど走り、お昼頃到着する。最近雪が降っていないようで、硬めになっていて、ちょっとガッカリ。寒いのは我慢するから、これから降って欲しい。

班分けをして、早速講習が始まる。まず、貯めてきた癖を消すということで、ストックを引きずって滑ったり、ストックを膝の前に持って滑ったり... 上体を使わずに足だけで滑る練習をする。コビトウエーデルンをやったりするが、ストックを突くごとにどんどん持っている位置が下がってきて、終わりには20cmのストックになっているから辛い。いつもはのんびり滑っているので、体にくる。


2001年3月3日 (土) かに
名寄ピヤシリ (北海道) 滑走日数 1日 通算 121日目
天気:晴れ・曇り 硬め
ゲレンデ:休日で混んでいるが、関東近辺に比べれば断然空いている

朝、まだ誰も滑っていないバーンを何本か滑ろうと、8時半頃には準備を済ませたものの、まだリフトが動いていない。9時になってようやく動き出した。地元のスキー場だから、9時から動かせば地元の人たちにとっては十分なのだろうが、「ちょっくらスキーに行ってくるか」なんてことが出来ない人間からすると、少しでもたくさん滑りたいと思ってしまう。

さて、講習が始まる。ターンの切り替えからターンの入り口部分を中心にして教えてもらう。重要だとわかっていながら、どうしてよいかわからず、いつも適当に済ませていたところなので嬉しい。きっと滑りが変わるだろう。

今日は、スキッディングターン。膝を曲げたり、モモを回したりすることは、いつも滑っているときにやっていることだが、そういった動作をするとどうなるか、わかりやすく教えてもらった。

頭でわかっていないことを出来るはずがない。が、わかっているだけでは出来ない。実際に滑るときには、いろいろと状況判断が必要だし、ただいつも通り滑るだけでなくて教わったことを取り入れようとすると考えることも多くて、頭をフル回転して滑るが難しい。「こっちを叩けばあっちが出る」といった状況で焦れったい。考えずに自然に体が動くようになるまでには、もっとたくさん滑る必要がある。

今夜は、お楽しみの夕食。名寄市街にある炉端焼き店へ行く。去年もその店へ行ったが、何しろ出てくるものが凄い。かに、ほたて、えび... それはもう食べきれないほど出てくる。座った席がまた、食べ物の集まる場所で、「旨いのはわかったから、もういいよ」というほど集まってくる。かにを食べ過ぎた。こんなにたくさん東京で食べたら、志賀高原共通2日券が買えてしまう。


2001年3月4日 (日) 板に逃げられる
名寄ピヤシリ (北海道) 滑走日数 1日 通算 122日目
天気:晴れ・曇り 硬め
ゲレンデ:休日で混んでいるが、関東近辺に比べれば断然空いている

「昨夜は、かにの消化が軌道に乗った頃にビールの投入があり、処理が大変でした。」(胃腸より)

それでも早起き。「家にいるときも早起きできたら」と毎度ながら思う。

講習内容は、カービングターン。「なるほど」と納得はするものの、なかなか... もう少し滑らないと。

テクニカル検定をやっていたので見学する。まだ1級も取っていないくせに、「テクニカルを??歳までに取る」という密かな目標を持っていたりする。なので、興味があった。

まず、前走が大回り。感想:凄すぎ。 (あれが合格レベルなら自分の目標の再検討が必要。)

そして受験者。 感想: 上手いけどマダマダ。それくらい滑れる人は結構いる。(見る目だけはデモ級な自分)

午後の講習中に、テクニカル検定をやっていた斜面で、大回りと小回りをする。「テクニカルを受けている気分で」

大回り : ワイドスタンスでスピードを出していこうとしたが大失敗!  「今のは?」(T先生評)   「外足が...」(返答)

小回り: 深く回って、結構気持ちよく滑った。 「しかめっ面になってるよ。余裕をもって。」(T先生評)  「うぅ。目出し帽を用意します」

もう一度同じ斜面で小回り。今度は笑顔で滑るぞ! 斜度があるから板をしっかりコントロールして。「気持ちいいな〜。楽しいな〜」 先生の前で止まる... あれ、どうした? 止まらない。転けた。なぜかみんなが笑っている。

顔を上げると、10m先に自分の板が見事に垂直に突き刺さっている。

T先生:「とうとう板に逃げられたな。」

もっと板を走らせてあげればよかった。午前中A先生にお借りした板がよくて、「自分のより滑りやすい」なんて言ったのも悪かった。

My板へ「あなたの性能に劣らない滑りができるように努力するつもりです。私はあなたを大変気に入っています。どうか逃げずに今後とも一緒にスキーを楽しんでくださいよ。」


2001年3月5日 (月) こぶは楽しい
名寄ピヤシリ(北海道) 滑走日数 1日 通算123日
天気:晴れ・雪 パウダースノー
ガラガラ

昨晩、待望の雪が降ってくれて、たっぷり新雪が積もっている。 宿の前でスノーボードをしていたキティーちゃんは、こんなヘアスタイルになっていた。

講習は、カービングターンの続き。ターン弧の調整の仕方、先行動作を教わる。

午後には、申告制タイムレースがある。このタイムレースは、去年もあった。まず1本滑り、2本目のタイムを予想する。2本目のタイムと申告タイムとの差が小さい人が優勝となる。滑っているところの写真も撮ってもらえて、昨年の写真はずっと机の上に飾ってあったので、タイムも気になるが、それ以上に写真写りが気になったり。

講習外の時間は、自由に滑る。リフトに乗っていると、こぶ斜面の上にA先生の班を発見。「ここ、滑ってみろ」と言われそうだったので、恐る恐る後ろを通ろうとしたとき、

A先生 : 「ここ、滑ってみろ」

僕 : 「いや、ちょっとここは... 遠慮しておきます。」

昨年、こぶ斜面で、こぶ1つにつき1回くらい転びながら苦労して下りていたら、A先生にその姿をビデオにしっかり収められてしまっていた。前にも書いたかもしれないが、こぶに対しては苦手意識が強くて、滑られれば楽しそうだろうとは思いつつ、たまに行ってはみるものの、いつも吹っ飛ばされてばかりいた。こぶは、「コソ練をして上手くなってから」と思っていたのに。

A先生 : 「なんだ。じゃ、リーダー行け」

A先生の班の一人が行く。この班は僕の班より1つ下の班なのだが、この人がとても上手くこぶを滑っていく。

A先生 : 「次、行け」

もう、後には引けなかった。ストックをこぶの頭について、膝の抱え込みをしたら、自然に滑れた。初めてこぶを滑れた。足が勝手に上がって、ターンも簡単に出来るし、これは何という楽しさか!

その1本で、あれほど苦手だったこぶが好きになり、毎回そこを滑るようになった。 また一つスキーの楽しみが増えた。


2001年3月6日 (火) ピヤシリ山へ
名寄ピヤシリ (北海道) 滑走日数 1日 通算124日
天気:曇・雪 パウダースノー 最高!
ガラガラ

雪上車に乗って、ピヤシリ山の中腹まで行く。山頂まで幅7mほどの林道があって、時速15kmほどでゆっくり登っていく。

雪上車を降りたところには、山小屋があって、いい雰囲気だ。

中には薪ストーブがあって、白樺(だったかな?)の皮を剥いで火をつけると、あっという間に薪が燃え始めた。

山小屋から15分から20分くらい歩いて登って、そこから滑り降りる。浅いところでも膝くらい、深いところで腰まで雪につかった。

昨晩、雪が降り最高の雪質だったが、帰る日になってしまった。このスキー教室は、ただスキーを教わって滑るだけでなく、食事もおいしいし(自分のスキーで一番いい食事)、夜一杯やるのも楽しいし...えとせとら えとせとら...とにかくスキーの魅力を凝縮している内容で、毎年楽しみにしている。来年も参加するぞ。


2001年3月9日 (金) ロ技研スキー
石打丸山・ガーラ湯沢 (新潟県) 滑走日数 1日 通算 125日目
天気:雪 ふかふかの雪
ゲレンデ:リフト待ちなし。 ガーラのゲレンデは混んでいた

毎年恒例のロ技研スキー。「今年もやろう」と、ずいぶん前から考えていたものの、正確な日程が決まらず、社会人も参加できるよう土日を入れて調整しようとしたら、ツアーの予約が出来なかった。昨年は10人以上参加したが、今年は少なそうなので、Hさんの湯沢マンションに泊めてもらうことになった。

結局、8人参加で車3台で行くことになった。昨日の夜、車2台で4人が出てきて、翌日4人来る。

当初の予定より人数が膨れて、布団が足りなくなってしまったので、僕とHさんが家から布団を持って行った。布団を緑と白の唐草模様の大きな風呂敷に包み、ワゴン車の後ろに積み込むと、まるで夜逃げをする車のようだった。

朝8時半ごろ起きて、10時頃には石打丸山に到着した。かなり雪が降っている。圧雪されていた斜面に雪が積もった所は滑りやすかったが、気分良く滑っていると深雪に突っ込んで急にスピードが落ち、危なっかしい滑りになってしまう。視界が悪く、どんな斜面になっているか滑ってみないとわからない。

中央第3高速の降り場付近にあったレストランで昼食をとった。雰囲気のいい店で、パスタがうまかった。

ガーラへ向かう途中

午後はガーラへ行ってみるが、寒いし混んでいる。それに吹雪のせいか、目当ての260万ダラーなど南エリアへ行くことができず、湯沢高原へも行くことが出来ない。つまらないので数本滑って石打に戻った。

新雪がたくさんあるのは嬉しいが、寒いし、ちょっと滑りにくかったな。

夕食は、「うどんすき」。 湯沢へ来るとよく食べるうどんすきは、本当にうまい。舞茸の天ぷらもうまい。日本酒もうまい。しあわせ。


2001年3月10日 (土) 勝ち負け
かぐら・みつまた・田代 (新潟県) 滑走日数 1日 通算 126日目
天気:晴れ・曇り 新雪が圧雪され、いい状態。午後はこぶも出現
ゲレンデ:リフト待ちはほとんどないが、ゲレンデは混み気味

昨晩、4人が合流して総勢8人となり、にぎやかになった。

天気がいいので、かぐら・みつまたへ。8人で足前に差が大きく移動が大変だ。

昨日の雪のお陰で、かなり滑りやすい斜面になっていた。田代高速リフト沿いの緩斜面でカービングの練習をするが、思うようにできない。

こぶ好きのHさんとテクニカルコースへ行ってみる。上の方は、とてもいいこぶができいて楽しめたが、下の方は急なので僕には少し難い。失敗すると、負けたように思えてまた行きたくなる。滑ると、特に不整地を滑ると、勝ち負けがあると思う。イメージした通りに滑れれば勝ち、そうでなければ負けたと感じる。今日は、テクニカルコースの下部のこぶに勝てなかった。悔しいがヘトヘトになってしまったので、引き下がる。

夕飯は、焼き肉+魚沼産こしひかり+日本酒。2回に分け、10合焚いたご飯はあっという間に消費された。肉も。ああ美味かった。スキーに一番合う食事だと思う。


2001年3月11日 (日) 練習せず
かぐら・みつまた (新潟県) 滑走日数 1日 通算 127日目
天気:雪 新雪
ゲレンデ:リフト待ちはほとんどないが、ゲレンデは混み気味

また雪になる。今シーズンは本当に雪が多い。

起きるのが遅く、11時にロープウエーに乗る。やはりロ技研スキーは、きちっと時間が決まっているツアーが合っているのか。

スタートが遅かったので、気合いを入れて、不整地で大回りをしてみる。板がよく外れ困った。少し前に乗りすぎていたのかもしれない。

「今回は真面目に練習するぞ!」という意気込みで行ったのだが、ろくに練習もせず、いつものように好きに滑るスキーだった。


2001年3月17日 (土) 1級受験
尾瀬岩鞍スキーリゾート (群馬県) 滑走日数 1日 通算 128日目
天気:晴れ・曇 午前中はしまった雪もあったが、午後は緩み重い雪
ゲレンデ:リフト待ちなし。 休日にしては空いていた。

1級を受験するために、スキークラブの合宿に参加した。

今の滑りを自己評価すると、348点(1級の合格ラインが350点)。もう少し滑って、来シーズンの初めに受けたいところだが、「1級受験宣言」をしてしまっていたので、後には引けず受験することに...

1級は、実践種目講習テスト(講習内検定)と1発勝負の規定種目テストがある。今日は講習内検定で、講習を受けながらカービング要素のパラレルターン(大回り)&(中回り)と総合滑降が試される。

講習内検定には、「規定種目テストのように1発でなく、講習中に知らないうちにテストが行われているので、緊張することなく普段の滑りを見てもらえる」ということらしいが、「これはカービングの中回りのテストか?」なんて考えると緊張する。

講習では、ストックを置いて手を膝に乗せて滑ったり、加重する練習を中心に行う。僕の滑りは、回旋、角付けに比べて加重が少ないみたいだ。それに、外側の腕を振って体を回してしまう癖があると指摘された。確かにそうしている。この前撮ってもらったビデオでもそうやっていた。腰を回しつつターンすると、すごく気持ちよく滑れるからついついやってしまうのだが、必要以上に回してしまっては、きちんと板に乗れなくなってしまうのだそうだ。確かに。よくわかる。

講習中はいつもより気合いを入れて真剣に滑っているが、リフトに乗っているときなどは同じ班の人との会話が楽しい。初対面で年が少し離れている人たちと一緒に滑り、友達との会話と違った新鮮さがあったからだろう。みんな真剣に滑っていたけれど、楽しい講習だった。

ミルキーウェイで総合滑降を行ったのだが、結構混んでいたので、人を避けて滑ると、自然にリズム変化になっていた。見通しが悪く、何処まで滑っていけばよいのかわからず、別の人を先生だと思いこんで滑って行ってしまった。近くまで行って止まろうとしたとき、違う人だということに気がつき、焦って大回りから小回りに切り替えたふりをしたが、「止まろうとしたでしょ。」とバレバレだった。気持ちよく滑れたのだが、「なめらかなリズム変化」になっていたのか?

講習終了。「規定種目の滑りを見させてもらいました」と先生。

カービングの大回りをやった記憶がないけど、いつやったんだ? 「ほらほら、あそこでやったでしょ。」

思い出すと、確かにカービングの大回りの練習をしていた。「そうそう、そんな感じ。もっと縦に踏んで」と言われたのを覚えているが、まさかあのときだったとは。他の練習から順に流れていったので、気がつかなかった。その気で滑っていなかったけど、ちゃんとカービング大回りになっていたのか?


2001年3月18日 (日) 1級規定種目&合格発表
尾瀬岩鞍スキーリゾート (群馬県) 滑走日数 1日 通算 129日目
天気:晴れ・曇・雪 下のゲレンデは雨で重い雪。上のゲレンデはよかった。
ゲレンデ:リフト待ちはほとんどなし。ゴンドラ待ちあり。ゲレンデ混み気味。

昨夜は10時半頃には布団にもぐり、十分睡眠をとった。

朝9時半からエキスパートコースの下部で規定種目テストを行う予定だったが、バーンの状態がよくなかったため、チャレンジコースAの上部で行われることになった。隣のチャレンジコースBを3本ほど滑ったが、Aの方はまだ滑ったことがない。どんな斜面なのかじっくり観察。1級は4人受験して、僕が最後に滑る。

2級検定の時と違ってあまり緊張していなかった。余裕なのか? いえいえ、その逆。

スキッディング+カービングの大回り。2つ以上のことを考えながら滑ることは僕にはできない。目標として、大きく動いて滑ったつもりだが、ほとんどいつもの滑りだったと思う。5ターンして止まった。

次は中回りから小回りへのリズム変化。ちょうどリズムを変えようとしているところから斜面が緩くなっていて、深回りの小回りをしてしまうと、止まってしまいそうなので、なるべく縦長に行くことにした。中回り3ターンしただけで、緩い斜面に入ってしまったが、小回りへのリズム変化はバランスを崩すことなくできたと思う。もっと踏み込む小回りをしたかったのだが、斜度がなかったから仕方ないか。

これで検定終了。ほっとする。3時間後の昼食時に合格発表があるので、それまで数人で自由に滑る。検定ではなくて、自由に滑っているときの方が気持ちいいので、うまく滑れている気がするが、実際はどうなのか、とても気になるところだ。

ななかまどコースをずっと滑っていたが、大粒の雪が降ってきて、風も強くなり、顔に当たって痛くて前を見て滑れない。

昼食の時間になった。今回はちょっと無理だろうと思っていたので、それほどドキドキすることなく落ち着いていた。2級から発表があり、合格者が呼ばれる。昨年2級を取ったときのことを思い出す。「合格すると嬉しいんだよなぁ。いいなぁ。」次は1級の発表。受けたからには「もしかして...」と少しだけ期待する。

「 スキッディング+カービングのパラレルターン 大回り 70点
スキッディング+カービングのパラレルターン 中回りから小回り 70点
カービングのパラレルターン 大回り 70点
カービングのパラレルターン 中回り 70点
総合滑降 70点
全て70点で非常にキッチリとした方のようです。合格です。」

やったー。 1級合格!

合格証とバッジを受け取る。嬉しい。

合格証とバッジ

とうとう目標としていた1級を取った。でも、まだまだこれから。次はテクニカルか準指導員。これからが大変そうだ。

合格証を受け取りに行ったとき、点数は全部合格ラインでキッチリそろっているし、僕の顔はサングラスのせいで日焼けの跡がキッチリとついていて、髪の毛は帽子のせいで分け目がキッチリとしていて、さらに合格証の受け取り方もキッチリとしていたそうで、「全部キッチリしてる」とYさんが爆笑していたという話を後で聞かされた。


2001年3月19日 (月) ハンドスライディングの練習
尾瀬岩鞍スキーリゾート (群馬県) 滑走日数 1日 通算 130日目
天気:快晴 午前中はしまった雪もあったが、午後は緩み重い雪
ゲレンデ:空いている

昨年もお世話になったOさんとフリーに滑る。

いい雪を求めてゴンドラで上る。Oさんの板はR=10のエクストリームカーブ、Axecleaver10で、僕のAxecleaver8 とほとんど同じ板だ。そういえば、今シーズンはまだAxecleaverで滑っていない。ななかまどコースはすいていて、平らな中斜面だったので、ハンドスライディングには絶好だった。Oさんがあまりにも楽しそうに滑っているので、板を交換してもらって僕もやってみた。

ターン中に体が傾いているときが一番楽しいので、前半から思い切って倒してなるべく傾いている時間を長くできるように練習した。だんだん傾けられるようになってきたが、もっともっと傾けられるはず。

Oさんは、僕のPro10.2T (R=17m)で弧は大きいものの、難なくハンドスライディングをして、「これでもできるねぇ」。さすがだ。

同じコースで何本もハンドスライドを楽しんでいると、同じクラブのM夫妻と出会う。Mさんは奥さんのレッスン中だったが、2人のハンドスライドを見た途端、ストックを奥さんに持たせてハンドスライディングを始めた。この滑りが凄くて、腰から下をぴったりと雪面につけて転んだのか?と思うと、それほどスピードは出ていないのに、ふっと立ち上がって次のターンに入る。不思議な滑りだった。

外足を延ばして雪面から外れないようにし、立ち上がるときは傾きを弱くしようとすると自然に立ち上がれると教えてもらった。実際にやってみたのだが、体全体で傾くだけになり、外足が伸びないので内足だけでターンしてしまい、コントロールできなくなって転んでしまう。練習が必要だ。

ななかまどコーススタートにて

昼食後はOさんと電子回路の話で盛り上がり、午後数本滑ると帰る時間が近くなった。クラブの人たちと合流して最後に下まで滑ったが、皆とても上手い。あのくらい滑れるようになりたい。

温泉に寄り、帰りの車の中でもスキーの話が楽しかった。いい合宿だった。


2001年4月4日 (水) SSAWSシーズンスタート
SSAWS (千葉県) 滑走日数 1日 通算 131日目
天気:晴れ いつものSSAWS雪
ゲレンデ:リフト待ち最長5分。 家族連れが多い。

今シーズンはあともう一回天然雪を滑りたかったのだが、この時期になると、スキーに行きたい人が少ないようで、諦めてSSAWSへ行った。

もう4月に入ったし、平日だし、春休みも終わってガラガラのSSAWSを滑れるだろうと期待して行ったのだが、駐車場にはたくさん車が停まっているではないか。なぜか幼稚園くらいの子を連れた家族と中学生が多く、イエローコースはかなりの混みようだった。

でも、レッドコースはずっとガラガラで、思いっきり大回りできた。

尾瀬岩鞍でOさんにハンドスライドを教わり、先日本屋でエクストリームカービングの解説を読んでいたので、どうしてもハンドスライドをしたくて板を2本持っていった。

運ぶのは大変だったが、持っていって良かった。前より手をついている時間が長くなってきたし、うまくいったターンもいくつかあったかな。

だんだん斜面が荒れてきたので、ハンドスライドは終わりにして、ピュアカーブで大回り、小回りをする。何度もSSAWSへ行っていると、何度も見た顔があったり、特徴ある滑りをする人がいて、「あの人、また来ている。」なんて思う。僕もそう思われているのかも。

途中、休息スペースで昼寝をしたのだが、それ以外はずっと滑っていて、かなりの本数を滑った。疲労もかなり貯まった。もうすぐSSAWSの滑走時間帯が変わり、滑る時間が短くなるが、体のためにはその方がいいかも。


2001年5月8日 (水) 1ヶ月ぶり
SSAWS (千葉県) 滑走日数 1日 通算 132日目
天気:晴れ いつもの雪
ゲレンデ:リフト待ち最長1台分。一時レッドコース占領

久々に滑れる。なんと1ヶ月も滑らなかった。ワックスを剥がしているだけで嬉しくなってくる。

4月の後半にSSAWSが2週間ほど休みで、その間にいろいろリニューアルしたらしい。料金体系も変わり、1日券でスキーとスノーボード両方楽しむことはできなくなったが、その分料金も安くなった。また、季節、曜日ごとに料金が違う。同時にスキー滑走時間帯も変わって、一日中スキーという日がなくなってしまった。これは残念。

でもまあ、たくさん滑れば良いというわけでもないので、適当なところか? 一日券の料金については十分満足しているのだが、いつも一人で行っているので駐車料金1000円が特に高く感じる。安くしてくれないかなぁ。

ゲレンデは、連休後&1年で最も空いている時期ということで、予想通りガラガラ。ポールも張っていなかったので広い斜面で存分に大回りを楽しむことができる。気持ちよすぎ。大学のスキー教室と尾瀬岩鞍の合宿で教わったことが、時々できるようになり嬉しい。

そういえば、大回りばかりしていたので小回りをやってみるが、小回りは全然ダメ。「あれ、小回りこれほど下手だったっけ?」平らな斜面で2回も転んでしまうし、どうしたものか。あまりにも小回りができないので、

「小回り? なにそんなもの。 大体、こんなに空いていて大回りが楽しい日に、そんなチマチマちっちゃく回ってることないじゃん。」「うん。そうだそうだ!」

それからは、大回り、大回り大回り大回り大回り...ひたすら大回り。回って回って回って回って...

うわっ! たぁ〜のし〜。

調子に乗って10.2でハンドスライディングやろうとしたり。今までSSAWSで滑った中で、一番大回りが楽しい日だった。

終わりの時間が近づき、「やはり小回りも何本か」ということでやってみる。落ち着いて滑ってみると、「もともとその程度だったでしょう」とわかる。

いつか小回りの練習もしないと。いつか...


2001年5月19日 (土) 大回り
SSAWS (千葉県) 滑走日数 1日 通算 133日目
天気:晴れ いつもの雪
ゲレンデ:土曜日なので混んでいた。この時期なのに...

久々に滑れる。なんと1ヶ月も滑らなかった。ワックスを剥がしているだけで嬉しくなってくる。

4月の後半にSSAWSが2週間ほど休みで、その間にいろいろリニューアルしたらしい。料金体系も変わり、1日券でスキーとスノーボード両方楽しむことはできなくなったが、その分料金も安くなった。また、季節、曜日ごとに料金が違う。同時にスキー滑走時間帯も変わって、一日中スキーという日がなくなってしまった。これは残念。

でもまあ、たくさん滑れば良いというわけでもないので、適当なところか? 一日券の料金については十分満足しているのだが、いつも一人で行っているので駐車料金1000円が特に高く感じる。安くしてくれないかなぁ。

ゲレンデは、連休後&1年で最も空いている時期ということで、予想通りガラガラ。ポールも張っていなかったので広い斜面で存分に大回りを楽しむことができる。気持ちよすぎ。大学のスキー教室と尾瀬岩鞍の合宿で教わったことが、時々できるようになり嬉しい。

そういえば、大回りばかりしていたので小回りをやってみるが、小回りは全然ダメ。「あれ、小回りこれほど下手だったっけ?」平らな斜面で2回も転んでしまうし、どうしたものか。あまりにも小回りができないので、

「小回り? なにそんなもの。 大体、こんなに空いていて大回りが楽しい日に、そんなチマチマちっちゃく回ってることないじゃん。」「うん。そうだそうだ!」

それからは、大回り、大回り大回り大回り大回り...ひたすら大回り。回って回って回って回って...

うわっ! たぁ〜のし〜。

調子に乗って10.2でハンドスライディングやろうとしたり。今までSSAWSで滑った中で、一番大回りが楽しい日だった。

終わりの時間が近づき、「やはり小回りも何本か」ということでやってみる。落ち着いて滑ってみると、「もともとその程度だったでしょう」とわかる。

いつか小回りの練習もしないと。いつか...


5月30日、6月6日、6月20日、6月30日 ザウスで滑る。

特にショートターンができず、かなり悩ましい。。。
2001年10月22日 (月) 久々のスキー
SSAWS (千葉県) 滑走日数 1日 通算 138日目
天気:晴れのち雨 いつもの雪
ゲレンデ:リフト待ちなし

もう3ヶ月以上滑っていない。あと10日で4ヶ月も滑らないことになってしまう。 3年前にスキーにはまって以来、こんなに長い間滑らずにいたことはなかった。

3年半ほど前の志賀高原以来、スキーのことを考えなかった日は、一日たりともなかったのだが、 ここしばらく、かなりスキーから離れていた気がする。

これほどスキーから遠ざかっていたのには、夏の間はザウスと外の温度差が激しいので、あまり行く気がしなかったこと、 なんだかんだ言って、行く時間がなかったこと、などが表面的な理由だった。 でも、イメージ通り滑れず悩んでいた、というのが、滑る気を薄めていた最大の原因だったと思う。

「うまくいかないときは、テキトウに楽しく滑ればいい。」と思っていたのだが、何の目標もなくザウスのゲレンデを 滑るのではすぐに飽きてしまう。思い通りに滑れないのが何より悔しい。悩みの原因は、ショートターン。圧を感じない、ただエッジを立てて板を左右に振っているだけのターンになってしまっていた。 もっと圧を求めて踏めるようになればよいということを講習会でも教わったのだが、うまくいかずにいた。

暑さも和らぎ、虫の音が聞こえてきて、それもなくなってくると冬は近い。スキーモードが夏眠?を終えて、気がつくと本屋で「スキーグラフィック11月号」を手にしていた。 特集「ショートターンはスキーを押し出して回せ」 まさに今、僕が目標としていて、できずに悩んでいること。早速購入。

特集といっても、たった4開きだけなのだが、何度も文を読んだり写真をじっくり眺めて、できそうな気になる。(そんなすぐにはできないだろうけど)

本を見ていると、試してみたくなる。そして、ザウスへ!

久々だと、ワックスをはがしているだけで、嬉しくて、ブーツを履いただけでなんだか新鮮だった。 「滑れるだろうか?」という不安をなんとかもみ消して、まずは大回り。体で覚えたことは忘れないものだと感心した。 と同時に、前回とは違った別の滑りができたようで、うれしかった。しばらく滑っていなかったので、同じ滑り方でも新鮮に感じただけなのかもしれないが、 悪いイメージを忘れ去っていたように気持ちよく滑れた。

大回り何本かしたあとに、問題の小回り。本に載っていた滑りのイメージだけで滑った。前より断然できた、(ような気がする)。前よりずっと楽しく滑れたので、 できたと信じたい。これだけでかなり満足。

いくつか練習メニューを持っていったので、緩斜面で試してみたりして、4時間半ほどの間、たっぷり楽しんだ。 ザウスでは、ただ滑るより、練習課題を決めて、練習方法まで考えて行った方がずっと楽しいと思った。 また、しばらく滑らずにいたのも、よかったのだと思う。

今日はできることが1つ増えたと同時に課題も発見した。また滑りに行きたくなった。


またSSAWS 10/30
2001年11月14日 (水) 秋葉原で衝動買い
天気:晴れ

電子部品とMOドライブを買うため、秋葉原へ行った。通学経路上の浅草橋から歩いて秋葉原まで、大して時間がかからないので今日も歩いた。 中央通りの大きな横断歩道を渡ると、スキーショップがある。その店は夏の間は登山用具やマウンテンバイクなどを売っている。 その店は少し離れたところにももう1軒店を出していて、どうして秋葉原の中心に山の店があるのか、いつも不思議に思っていた。

以前ここで激安の手袋を買ったことがあって、前を通る度に何となく中を覗いていた。 今日もまたその店の前を通り過ぎようとしたとき、赤と白の「99.9」という文字が目に飛び込んできた。昨年モデルのBuzz99.9だった。 「楽しい板」だという噂を聞いていたものの、スキーボードに乗る機会はいままでなかった。短くて軽いから、変わったことがいろいろできて、 気軽に遊べそうなので、いつか乗ってみたいと思っていた。 それが特価で売られていて、心がグラッと傾いた。

目的の買い物を終えると、そのBuzz99.9の値段+少し のお金が財布に残った。 これから大学へ行くのだが、板のサイズからして、苦労せずに運べる。 もう買わない理由は何もなかった。

という訳で購入。 嬉しさでニヤけ顔がもとに戻らない。このままSSAWSへ直行して滑ってみたい気分だったが、我慢。 研究室へ行く。

家に帰ってきて、ビンディングを調整してブーツを固定してみた。それにしても、こんなに短いと一体どんな感じなのか? ソールを眺めると、結構きついサイドカーブがあるが、堅さもあるので思ったターンができるのか? 反りもほんのわずかで、これで直進するのかと心配になる。 でも、とにかく早く滑ってみたい。





(C) Ishijima Seiichiro 2001
ホームページへ