スキー日記 2002



2002シーズン

スキー、行けるだけ行きます。

2001年12月15日(土) 初滑り
かぐら・みつまた (新潟県) 滑走日数 1日 通算 140日
天気:大雪 積雪90cm
ゲレンデ:休日にしてはすいていた。リフト待ち最大10分

この時期に朝起きてまずすることは、Webでライブカメラの画像を確認することだ。 特に、志賀高原のライブフォトは、毎日欠かさず見ている。

もうオープンしているゲレンデが見えると、いてもたってもいられず、haseさんにメールをしてみる。「そろそろ行きませんか?」

haseさんの研究室のスキーにご一緒させてもらうことになった。

夜9時頃、大学の前を出発、関越に乗るとスキーに行く実感が湧いてとてもうれしい。上里で休憩をとると、すでに外が寒くて、これもうれしい。 買い損ねたと思っていた、3000円の苗場・かぐら共通前売り券が上里で売っていたので、たくさん使うことを見越して買っておいた。19枚も!! 財布の中身が現金からリフト券に変換されてしまいましたよ。

湯沢インターを出ると、この時期にしては雪がある。到着したら夜遅いので、風呂に入って寝る。

朝起きたら、天気予報通り、大雪。これで滑れるのだろうか、というほどだ。でも、みつまたの駐車場はすでにかなり埋まっていた。

こんな天気だと、「滑る気が薄れる」...なんてことはあろうはずもない。待ちに待った初滑りなので、早く滑りたい。

いつものように、ゴンドラでかぐらを目指す。上はすごい風。さすがに寒い。ほんとに寒い。まだまだエネルギーロスが大きい小回りで体を温めようとしても、やっぱり寒い。

強風でかぐらの高速リフトが止まってしまい、かぐらは1本しか滑れなかった。しぶしぶ、みつまたへ。寒いから帰る人も多いのではないかと思っていたのですが、そんなことはなく人が集まって、混んでいますね。

寒いけれども、やはり外で滑れるというのは、本当に嬉しくて気持ちがいいです。大回りが特に気持ちいいし、新雪があるところも楽しいし。「寒い、寒い」と言いながらリフト終了まで喜んで滑ってしまいました。滑った本数は少なかったけれども、足慣らしということでよかったと思う。

夕飯は、いつものお店。(これ以上混むと困るからひみつ)
ここは、ほんとに、うまくてうまくて。湯沢でスキーをするときにはなくてはならない、お楽しみの一つになっている。外が寒かっただけに、今日は一段とうまくて、お腹いっぱい食べて、幸せ。最後にご主人がサービスで出してくれたお吸い物が、なかなか味わえない味で、このうえなき幸せ。

翌、16日も滑る予定だったのだが、朝起きたら、11時。起きてもマッタリ。外マッシロ。また今日も寒そうでスキーには行かず、プールで少しだけ泳ぐ。久々に泳ぐと25Mという距離が果てしなく長く感じる。

あまり滑れなかったけれども、うまいものを食べたり、一緒に行った人たちとお話しして楽しかったり、満足な初滑りだった。



2001年12月??日(?) スタッドレスタイヤ購入

去年、haseさんにもらったスタッドレスタイヤが古くなってしまったので、うちの車でスキーに行くにはタイヤを買わなければならない。先日、ある自動車店へタイヤを見に行ったら、工賃を含めて4本4万5000円くらいかかることがわかった。 うちでスキーに行くのは僕だけだし、タイヤを買っても果たして使うのだろうかと考えると、もったいない気がしていた。

来週、nishiさんとスキーに行くことになっていたのだが、あれこれプランを練っていると、やはり家の車で行くのが一番だということになり、タイヤ購入の決心ができた。

オートバックスへ行くと、去年モデルのタイヤが安く売っていて、大して使わないのでそれにした。ホイールは、前のスタッドレスタイヤについていたものを使って、タイヤを交換してもらった。

タイヤ交換をしてくれた人に、「この車、メーター交換したのですか?」と聞かれた。最初、意味が分からなかったのだが、もう10年近く乗っている車なのに、1万キロ程度しか走っていないのでメーターを交換したのだと思ったらしい。 うちは、ほとんど車に乗らない。特に、僕が免許を取るまでは、ほとんど動かない車だった。そんな車にスタッドレスタイヤをつけるなんて、さらに不思議だと思ったのかもしれない。

工賃など全部で3万円。ずいぶん安くすんだ。



2001年12月22日(土) 突然スキー

昨日は研究室の飲み会があって、遅く帰ると「haseさんから電話があった」というメモがあった。 朝、haseさんに電話をかける。27日から行く予定のスキーについてなのか?

「週末スキーに行きませんか?」「週末って、今日のことですか?」「はい」「行きます。」

ということで、いきなりスキーに行くことに決定。行けない理由がなければ(多少あったとしても)「行きます」と答えてしまう。

今回は、うちの車で行くことになった。タイヤを買っておいてよかった。 今日は父の事務所のパソコンを修理することになっていたので、スキーの荷物を積んで事務所へ向かう。キャリアも急いでつけた。

年末で、道が混んでいて苦労したが haseさんの家までたどり着く。車の保険が家族限定なので、ずっと僕が運転しなければならない。去年、スキーで新潟から運転してきたことがあるから、きっと大丈夫だろう。関越までの道は、はじめて運転するのだが、スキーに行くとき何度も通っているので慣れている気がする。深夜、マンションに到着。

2001年12月23日(日) 突然スキー
かぐら・みつまた・田代・苗場 (新潟県) 滑走日数 1日 通算 141日
天気:晴れ 積雪1mくらい
ゲレンデ:リフト待ち最大5分

朝起きて、真っ先にカーテンを開けると、すばらしく晴れている。急がねば!

10時頃、みつまたに到着すると、すでに駐車場はほとんど埋まっていた。そしてリフト券売り場には長蛇の列。前回買った前売り券を交換するだけなのに、かなり待たされた。こんないい天気、一刻も早く滑りたい。

かぐらメインを1本だけ滑り、数日前にできた、田代と苗場を結ぶ ”ドラゴンドラ”に乗るべく、田代へ向かう。

田代の緩斜面で実験をした。2mくらいの棒を体に固定し、その先にCCDカメラをつけ、後ろから滑っている画像を撮影する。ヘッドマウントディスプレイをかぶり、左目には自分の滑っている姿が映し出されると同時に、リュックに入っているDVにその画像を録画する。滑りながら自分の滑りを見て確認し、滑り方を変えられるかどうか調べるのが目的で、ヴァーチャルリアリティを研究しているhaseさんらしい、奇抜なアイデアだ。

CCD camera HeadMountDisplay

前回のスキーで実験する予定だったのだが、雪のため実行できなかったが、今日は晴天のため実験することができた。

このアイデア、もし思いついたとしても実行に移す人は、そういないだろう。リフトの横で準備するのは少し恥ずかしかったが、ストックに固定して持ってきたFRPの棒をガムテープで固定し、20分くらいかかって準備ができた。周囲が明るすぎて、ヘッドマウントディスプレイの画像が見にくく、ガムテープで光よけを作っていたために時間がかかった。

棒が揺れすぎていい画像がとれないのではないかと思ったが、実験したhaseさんによると、滑っているのが確認できたらしい。

ガムテープを頼った棒の固定方法に難点があり、カメラが回転してしまったり、斜度があるとカメラが雪に埋もれて映らなくなってしまうのが問題だった。

第4ロマンスリフト上から第2ロマンスリフト下まで長い距離を滑って実験終了。夜、録画した画像を見るのが楽しみだ。

いよいよ苗場へのドラゴンドラに乗る。世界最長の5481mを15分くらいで移動するゴンドラで、愛称を銘々したのはユーミンらしい。

ゴンドラを下りると、苗場の火打ゲレンデだ。第一ゴンドラで筍山にのぼり、チャレンジコースを滑った。苗場はこのコースが一番好きだ。

こんないい天気の日は、昼食時間ももったいない。昼食は、苗場のマックで買ったハンバーガーとポテト、缶コーヒーを、 なんと、ゴンドラの中で食べた。 このゴンドラで食事をしたのは、僕らが初めて?

田代へ戻ってくると、ゴンドラ乗り場には、苗場へ戻る人たちの長蛇の列ができていた。逆方向の苗場から田代へ来るのは混んでいて大変なのがわかった。

かぐらまで戻るのは、時間ぎりぎりだった。みつまたから苗場は遠い。

最後にみつまたを何本か滑って帰った。

スキーのあとは、お楽しみの夕食。いつものお店は予約していないのであきらめ、ご飯を炊くことにした。 魚沼産こしひかり! 今年から極一部の地域のお米だけが「魚沼産こしひかり」を名乗れるようになり、高くなった。 刺身と一緒に食べる。おいし〜。

一粒一粒が輝いていて、香りがあって甘い。湯沢へ行くと、食べずに入られない。

もちろん、日本酒も。前回のスキーで気に入ったお酒を飲んだ。haseさんも僕も燃費が良すぎるので、ちょっと飲んだだけですっかり幸せ。

2001年12月23日(日) 早起き
かぐら・みつまた・田代・苗場 (新潟県) 滑走日数 1日 通算 142日
天気:快晴 積雪1mくらい
ゲレンデ:リフト待ち最大5分

7時半に起きた。すっきり起きられるのは、昨日早く寝たからだけでなく、また今日も晴れるだろうという期待を持って寝たから。 ガバッと起きてカーテンを開けると、昨日以上にいい天気。行くぞ行くぞ〜!

かぐらゴンドラ山麓駅の上に到着すると、今まで見たことがないほど、遠くまで見渡せてびっくり。かぐらまで上ると、また遠くまで見渡せて、ここにはこんな景色が広がっていたのかと驚く。このスキー場でここまで晴れている日は、いままでなかったから。


リフトの向こうにかぐらメインゲレンデが見える

9時半頃にはかぐらについた。朝のゲレンデはいい。かぐらメインを大回り。すんごいスピードが出て、「前もこんなに速く滑っていたっけ?」 それに斜面は雪というより、丸い氷の玉がばらまかれている状態で、スピードを出して滑ると、すぐに止まれないからちょっと恐い。シーズンはじめはこんなものか?

こんなに天気が良くて、朝ですいているから、気持ちいい。こんなに気持ちいいなら、朝我慢して起きて、夕方になる前に帰ってしまうのもいいと思った。

かぐらメインを何本か滑り、お昼前に昨日の実験の続きをする。昨夜改良したおかげで、今度は10分ほどで装着完了した。 通りかかったパトロールの人に、じーっと見られてびびった。

ゴンドラコースで僕も試してみた。


ストックの握り手にスクレーパーをつけ、それを左のポケットに入れ、リュックのひもで固定している。


ヘッドマウントディスプレイには、こんな画像が出ている。昨日の画像よりずっと改善されていて、滑りながら左目でこの画像がずっとみえるのだからおもしろい。 他の人から見ると、カメラのついた棒が揺れているのだが、自分からみるとそれほど揺れていなくて、とても安定した画像が見られる。こんなによく見えるとは思わなかった。

難点は、棒をつけなければならないということと、体の傾きに合わせてカメラも傾いてしまうので、どのくらい体が傾いているのかわかりづらいということ。

それにしても、楽しすぎ。後ろからずっと追尾した画像は、あとで見返してもおもしろくて、他の方法では撮れないだろう。 晴れていて、すいているゲレンデならまた試してみたい。サングラスの横にカメラをつけて撮るのも楽しいかも。

夕方までずっとかぐらで滑った。ショートターンがうまくできない。今シーズンの課題はコブとショートターンになりそうだ。


夕方までたっぷり滑った。



2001年12月27日(木) 早起きと雪道とペンションとスキー
丸沼高原 (群馬県) 滑走日数 1日 通算 143日
天気:雪&曇り 積雪1.2mくらい
ゲレンデ:すいている。リフト待ちほとんどなし

先月、大学の先輩、nishiさんが家に遊びに来て、スキーに行くことになった。 nishiさんにとって久々のスキーなので、楽しいスキーにしたいと思った。バスで行こうか、車で行こうか、ずいぶん前からあれこれ考えた。 バスで行くとなると、夜行バスは疲れるし、うちの車で行くとなると、一人で運転を考えるとそれほど遠くまでは行けない。 長距離連続で滑れて、2日間なので飽きない所、そして雰囲気もいいところに行きたい。

尾瀬岩鞍へ行こうかと、いくつかの宿に電話してみたが、予約が埋まっていた。平日とはいい、年末で岩鞍は混んでいるかもしれない。 全国スキー場ガイド(99シーズンのもので、1年中見ているのでボロボロになってきた)を見ていると、その近くの丸沼高原が目に留まった。 sugi君が以前行ってなかなか良かったそうなので、そこへ行くことに決定した。宿は近くのペンションを予約した。スキー宿泊パックで結構安い。

たくさん滑りたいし、朝出発が遅くなると、混雑に巻き込まれて予定よりどんどん遅れてしまいそうなので、がんばって朝4時に家を出た。 前日に準備を済ませ、出発できるばかりにしておいたが、3時台に起きるのは少々辛い。

4時半、nishiさんと合流。haseさんの家に向かう。

僕だけなら下道でhaseさんの家まで行くのだが、社会人のnishiさん、「上で行こう!」。

道がすいているし、高速だし、予定よりずっと早く5時10分頃haseさんの家に到着。 当然、haseさん、まだ起きていなかった。5時半、haseさん宅出発。

途中一度SAで休憩して、沼田インターで降りる。しばらく走ると雪道になった。サングラスをかけてもまだ朝日が眩しい。 ゆっくり走って8時半頃ペンションに到着した。

途中で朝食をとる予定だったのだが、適当なところがみつからず、ペンションのおばさんにお願いして、朝食を急遽作ってもらった。 運転を終えてホッとしたところで、急に眠くなったが、コーヒーで復活。

ペンションからスキー場までは車で3分くらい。道には、ふかふかの雪がたくさん積もっている。ハンドルに雪の感触が伝わってくるほど新雪が豊富だ。

とりあえずゴンドラに乗って山頂へ。雪がいい。1本滑っただけで、このスキー場が気に入った。家からも近い部類に入るスキー場だし、次はいつ来ようかなんて、もう考えてしまった。 群馬の雪がこれほどいいとは思わなかった。山を越えて乾燥した雪が降るからなのか、サラサラしている。

ゴンドラに乗れば全てのコースを滑れるのだが、高速のペアリフトもあって、気に入った斜面だけ滑ることもできる。 レストランの雰囲気もよかったし、すっかり気に入ってしまった。

ロングターンが気持ちよかったのだが、課題のショートターンもやってみたが、イマイチ。ふたたびロングターンを楽しむ。

昼食で休んだだけで、夕方までたっぷり滑った。夕飯は結構おいしくて、満腹になり、日本酒も飲んでいい気分。 「飲んだ後、ホットワックスをかける」と宣言していたhaseさんも撃沈して、みな部屋に帰って寝てしまった。


nishiさんと

2001年12月28日(金) ショートターンの練習
丸沼高原 (群馬県) 滑走日数 1日 通算 144日
天気:雪&曇り 積雪1.2mくらい
ゲレンデ:すいている。リフト待ちほとんどなし

今日もスキー日和。またたくさん滑ろうと、9時頃ペンションを出た。

今日こそは、ショートターンを練習する。昨日撮ってもらったショートターンの動画を見ると、切り替えのときフラットになっていないこと がよくわかり、ストックの付き方もその原因の1つになっていることがわかった。 そこで、ニュートラルの時間を長くすることと、ストックを突いた後、ストックを前に倒す感じですぐに抜くように練習した。 それに、依然スタンスが広すぎるので、それにも気を付けた。 長い距離を滑っても、前より楽に滑れるようになった気がする。練習の成果かもしれない。(雪がいいからかもしれない。)

ショートスキーを初めて外で使ってみたが、ゴンドラ1本滑っただけで足がガクガクになってしまい、またいつもの板にチェンジ。 滑り方を変えないといけないようだ。

帰りの運転が辛くなるから、早めに上がろうかと思っていたのだが、また最後まで滑ってしまった。 車の中で会話が弾んだため(やはり回路の話が多かった。3人とも好きなので。)に眠くならずに帰れた。

早起き&車&ペンション というパターンでスキーに行ったのは初めてだったが、楽しかったし時間も有効に使えてよかった。




2002年1月2日(水) 大手町で会いましょう

正月は、家で静かにしていることが多い。休みの店も多いから近所に出かけてもつまらないし、かといって初詣など正月らしいことをするには、 人混みに入っていかなければならず、結局家でウダウダすることになる。2年前に正月スキー合宿に行ったときは楽しかったが、昨年祖父が亡くなって喪中だということも あり、なんとなく正月スキーに行く気にはならなかった。ということで、今年も静かにしていた。

でも、やはりスキーに行きたい。そう思っていたところにhaseさんから連絡が。「行きます。行きます。」

またhaseさんの湯沢マンションに泊めてもらい、s-sakaさんと3人で行くことになった。待ち合わせ場所は大手町。 うちの車で行くのだが、都内の道を知らない僕のために、わかりやすい場所を選んでもらった。

十分時間に余裕をもって出発、したはずなのだが、正月だけあって、それに事故もあって、30分くらい遅れて待ち合わせ場所に到着。 寒いのに、申し訳ないことをしてしまった。下道は空いていたので、下で来ればよかったとあとで知った。

関越は、なんと赤城からチェーン規制が出るほどの、完全な雪道だった。除雪が間に合わないので、一般道と変わらないほど雪がある。 トンネルを抜けるとさらに雪があって、両側には除雪した雪が積まれているために、かなり道が狭くなっている。湯沢インターまでの下り坂ではスキーができるのではないかと 思えるほど道に雪があった。

2002年1月3日(木) 雪雪雪
石打丸山 (新潟県) 滑走日数 1日 通算 145日
天気:雪 積雪1.2mくらい
ゲレンデ:リフト待ちほとんどなし

朝、起きると凄い雪。「かぐらは強風のため営業していない」そうなので、石打丸山へ行くことに決定した。 晴れている日はかぐらへ行くので、石打へは天気が悪い日にしか行ったことがない。

車の雪下ろしをしなければならない。雪下ろしを取り出そうと、トランクを開けると、雨樋の中に雪が入ってしまい、 トランクが締まらなくなってしまった。樋に入った雪をかきだしていると、次から次へ降ってくる雪がトランクに入ってしまい、 掻き出すのに一苦労だった。トランクの中も雪だらけになってしまったし。家の車は雪国仕様ではないから、雪おろしは車内に入れておかないと いけないと知った。

雪が降っているだけあって、いい雪なのだが、寒い。今年は、よく降る。

僕:「寒いですね〜。」

haseさん:「寒い。」

s-sakaさん:「大手町よりマシ。」

その後も、すっと寒かったのだが、寒さの比較対照が大手町になっていて...その節は、スミマセンでした。

ショートターンの練習もしたのだが、リフト終了前に滑った大回りが一番気持ちよかった。

天気予報では、明日も雪。スキー場ガイドを見て、明日の行き先は八海山に決定。コブに備えて早く寝る。

2002年1月4日(金) コブコブコブ
六日町八海山 (新潟県) 滑走日数 1日 通算 146日
天気:雪 積雪1.5mくらい?
ゲレンデ:リフト待ちなし。 はじめのロープウェイ20分待ち。

今日も雪。早めに起きて、出発した。

八海山といえば、コブ斜面で有名だ。八山海へは、行ったことがなかったし、コブは苦手なので行きたいとも思わなかった。 でも今日は「コブしかないところへ行けば、イヤでも滑るから少しは慣れてうまくなるかも。」と期待を持って行った。

が、現実は厳しい。いざ滑り出すと、体が遅れまくりで、全然滑れない。中回りでゆっくり滑ることはできるのだが、 小回りではゆっくり滑ることもできなくて、コブに飛ばされてばかり。昨シーズン、北海道で初めてコブを滑れたのは、コブを滑れるようになったのではなく、 滑れるコブがそこにあっただけなのか。

うまくいかなくて、悔しくて、ずっとコブを滑ったり、整地でショートターンを練習した。


時々晴れて、すばらしい眺め

昼食後、レストランで少し寝ようとテーブルの上に伏せたら、ぐっすり眠ってしまい、外に出たら、またほんとに寒い。 でも、1本滑ると、すぐに暖まって、リフトに乗るとまた寒くなってきて、滑ると暖まって・・・の繰り返し。

やはりコブがうまくいかない。自分の滑りを分析してみると、コブを降りるときに後傾していてコブを削ることができないのでスピード調整ができず、 直線的にコブにぶつかっていくことになり、飛ばされてしまうことがわかった。コブを削ってターンしながらスピードをコントロールできるようになれば、 余裕ができてもっと滑れるようになるはず。

いろいろ試行錯誤するが、いいイメージができない。「こうすればいいのか!」と思える、きっかけが欲しい。


うまく滑れなくても、いい気分にしてくれる景色

悩んでいる横で、コブの講習をやっていて、どうやらコブ初心者の班らしい。「中回りで滑って・・・横ばかりではなく下を向いて滑っている時間も作って・・・ 斜めに滑る時間も作って・・・」などと教えているのを盗み見て、やってみたり。

確かに中回りでコブを滑っているときは、きちんとコブを削ってターンできているので、これを何本か滑って感覚を覚えればいけるかも。 よし、次は行くぞ! と思って降りていったら、リフト乗り場に

[  終了  ]

そんな〜

コブといい、リフト終了といい、悔しくてこのまま帰りたくなかったが、今日のところはおとなしく帰ることにしよう。

今日は大量の雪が降ったあとで柔らかいコブだったのだが、そうでないときは、 きっと堅いコブが連続しているのだろうか。今度は、ここで講習を受けてコブをみっちり教えてもらうのもいいと思った。

夕飯は、岩原のイタリア料理屋でご馳走になった。今までで一番おいしいピザだったかも。

2002年1月5日(土) まだ雪雪雪
かぐら・みつまた (新潟県) 滑走日数 1日 通算 147日
天気:雪 積雪1.5mくらい?
ゲレンデ:リフト待ちほとんどなし

こんなにいっぺんに降らせないで、後にとっておいて欲しい。

昨日の疲れから、遅くまで寝ていた。「今日も降ってますが、どうします?」「やめようか。」なんて言いながら、とりあえず朝食を食べて、再び、
「どうする?」
やめようか、と言いながらも、窓の外が気になるし、「少しはやんでくれないか」「上は晴れているのでは...」なんて希望を持っていたり。

結局(というか、当然というか、)行くことに決定。

かぐらへ行くと、やはり降っていて、リフトは減速運転。それでも動いているからいい。ジャイアントコースの新雪を何本か滑ったら、雪がやんで晴れて、 「来て正解だった」。1本滑ると、また降り出して、山の天気は変わりやすい。

かぐらのリフトが止まってしまったので、みつまたへ降りて、フリーライドパークにチャレンジしてみる。ジャンプ台の先にあった新雪に突っ込んで爆笑したり、 ウェーブで飛んだり。飛んだと言っても、ちょっとスキーが雪から離れている程度なのだが。

こんなにジャンジャカ雪が降っていて寒いのに、まったくよく遊ぶよ、この人たちは。


こんな感じ。

渋滞に巻き込まれないよう、遅く出発したのだが、関越が混んでいて進まないので、水上から赤城まで下道を使った。 こちらはガラガラで、新雪がたくさん降り積もった道は、スキー場のようだ。いつもなら、トンネルを抜けると雪がなくなって、 「もう普通の世界に帰るのか」と諦められたのだが、いつまでも雪が残っていて、「これからスキーに行くのですか?」という道で、 名残惜しい。湯沢のホームセンターで雪用ワイパーを買っておいてよかった。今度はフォグランプを買おうか。




2002年1月16日(水) 雨の中、気合で残る雪
軽井沢プリンスホテル (長野県) 滑走日数 1日 9日目 通算 148日
天気:雨 積雪50cmくらい
ゲレンデ:リフト待ちなし 土が出現している箇所あり

山に雪があるこの時期、じっとパソコンに向かっているのは辛い。前回のスキー以来、修論に向けてやることがあったので、スキーは我慢していた。

3日ほど前に、作っていたものがようやく動いて一段落したら、急にスキーに行きたくなった。スキーを始めたころ、 一度だけ日帰りスキーに行ったことがあったが、夜行バスが疲れるので気持ちよく滑れなかったのを覚えている。 かといって、泊まりに行くのは、ちょっと大げさだし。一人で車を運転して行くと、高速代はかかるし。SSAWSに行くのはちょっと。

一人で気軽に安く行けるということで、朝発日帰りスキーなるものに挑戦?してみることにした。

空いているこの時期、特価のプランがあり、「川場 リフト1日券つき 3900円」(SSAWS行くより安い) をねらって旅行代理店へ行ったのだが、 出発2日前ということで、あいにく満席。軽井沢プリンスに変更した。それでも5800円。もちろん往復バス代込みだ。

昨日まで楽しみにしていたのに、天気予報は雨。Webで天気予報を見て回るが、よくても曇り&雨。どうしても水分を降らせたいのなら、 なんとかもっと冷え込んで、雨->雪 にしてもらえないかと思うのだが、この3日ほど暖かくて、それも叶いそうにない。

雨のスキーといえば、一昨年のガーラ湯沢を思い出す。どんどん水が滲入してきて、手袋もブーツの中もぐしょぐしょになって、 リフトに乗っているときも容赦なく雨が降り注いで、スキーをした気がしなかった。雨のスキーは勘弁してもらいたいのだが。

朝5時40分、家を出る。まだ雨は降っていない。池袋のバスターミナルに着いてもまだ降っていない。

30分ほど遅れてバスが出発。早起きは眠い。しばらくの眠りから覚めると、外は雨。あ〜ぁ。テンション下がりすぎ。

それでも、「軽井沢は少しは寒いかも」なんて希望をもとうとしていたのだが、碓氷軽井沢インターを出ても雨。道路に雪は全くない。 「このバスは、スキー場に向かっているのですか?」と聞きたくなる。こんなだと、「もう、スキーしなくていいや」なぁんて思ってしまう。

軽井沢プリンスホテルスキー場が見えてくる。凄い、この雨の中、そこだけ雪がある。どうして溶けないのか不思議なくらい。 雪が気合で残っている。


レストランから見たゲレンデ

バスを降りても、「んえぇ〜 これからスキーすんの〜」という、まさにそんな気分。荷物が重く感じる。鞄から取り出したブーツが重い。よっこらせっと。

でも、着替え終わると、なんだか急に滑走意欲が出てくる。ペアリフトに乗っていると、防水加工が切れたウェアに雨が染みはじめ、 シーズン前にクリーニングに出さなかったのを後悔する。ペアを降りると、目の前に、フード付き高速リフトが! うれしい。あれで雨がしのげる。

ゲレンデは、土が出ているところが、所々あったが、大きな斜面は問題なく滑ることができた。 雨が降っているのに、不思議と雪が締まっていて、案外滑りやすく、楽しめる。 リフトのまわりや、土が出ているところでは、スキー場の方が一生懸命雪を運んでいて、滑れるように努力していた。バスから見えた雪になんとなく「気合」を感じた理由がわかった。

雨の中を行くフード付きリフトに一人で乗っていると、なんとなくシンミリしてしまい、いろいろ考えたりする。 リフト下の土を見て、スキーをすることの他に、これほど長い時間、外で遊ぶことなどないなぁ なんて、普段考えなかったことも考えたりして。

さて、今日の滑りはというと、やはり小回りがうまくできない。 もっと重心が板に合わせて左右に動いた方がいいと思うのだが、板だけが左右に動かしているようだ。わかっているのだが、いざ滑り出すと、やっぱりできない。 大回りは、前よりうまくなった気がするのだが、小回りは難しいねぇ。


パノラマコース 天気がよければ...

悪天候ながら、結構楽しんで、満足。また朝発の日帰りに行きたい。




2002年1月23日(水) 誕生日スキー
玉原スキーパーク (群馬県) 滑走日数 1日 10日目 通算 149日
天気:晴れ いい雪
ゲレンデ:リフト待ち少し 高速リフト沿いは少し混雑

以前、ザウスのインストラクターが「25歳を境に、滑り方、スキーに対する接し方が変わる」と言っていたが、 とうとうその境の歳になってしまった。「なってしまった」と何気なく書いてしまったのだが、経験を積んで歳をとっていけば、いいこともたくさんあるはず。 幾つになってもスキーを楽しんでいきたい。

そろそろ修論を書く時期で、「スキーに行っている場合?」なんて言われそうだが、こういう時期だから行くのですよ。スキーに。 「スキーに行きたいなぁ。どうしてこの時期に修論なのか」などと考え出してしまっては、修論など書けないことは目に見えている。 それよりスキーに行ってパーッと滑れば、気分スッキリで、修論もバーッと一気に書き終えるわけで。 さすがに大学の友人を誘うことは気が引けて、一人で行ってきた。

今回も朝発日帰り。隣の席に座っていた人が話しかけやすい雰囲気の人だったので、声をかけてみると かなりのスキー好きで、スキー場付近までほとんど寝ることなくスキー話で盛り上がる。


ゲレンデベースから---この青空と白い雪が、うれしい。

先週と違って快晴で、スキー日和。これは最高の誕生日プレゼントなのだと勝手に思いこんで感動する。 隣の席の人と滑りたかったが、その人は川場へ行ってしまった。


玉原湖へ向かって滑る

玉原は初めてなのだが、なだらかな斜面が多く、ガツンとくるところがない。湖を見ながら滑る雰囲気はよく、ファミリー向けだ。 水曜日なのだが、高速リフト沿いのコースは案外混んでいて、ペアリフト沿いの斜面をずっと滑った。 ここには70Mくらいのコブ斜があって、どうも思ったように滑れず悔しい思いをする。 コブの下には緩くて少し堅めで広い斜面があって、そこでハンドスライディングをすると気持ちいい。 こんな緩い斜面だったら、エクストリームカーブを持ってきたら楽しかっただろう。 なんとかしたい、ショートターンを練習する。ターン前半トップを押さえる練習、低めの姿勢で滑る練習をする。


山がきれい。


ハンドスライディングに適した斜面 湖が見える

帰りのバスでも、寝ることなく隣の人とスキー話しで盛り上がり、気がついたら新宿だった。 天気がよくて滑って気持ちよかったし、スキー話も楽しかった。




2002年1月30日(水) 激安日帰り
川場 (群馬県) 滑走日数 1日 11日目 通算 150日
天気:晴れ 降ったあとで最高の雪
ゲレンデ:リフト待ちなし

修論の締め切りが迫っているだけでなく、なぜか作ることになってしまったチップのテープアウト時期が迫っていて、 しかもなぜか僕がチップを作る羽目になってしまい、「ちょっと、違うんじゃない?」とイライラしてきたので、スキーに行く。

実は、先週のうちに予約してあった「スペシャルデー3900円、リフト券付き朝発日帰り川場」に予定通り参加しただけだったりして。 スキーに行けるから研究できるわけで。

1日券だけで3500円するのに、どうして往復バス代がついて3900円なのか、信じられないのだが、きっとスキー場側が「サービスデー」として リフト券を格安にしているのだろう。先週に続き、今日も天気が良くて、関越を走っていると雪山の頂上までスカッと見えて、もう早く滑りたい。 だけど、バスはゆっく〜り80キロくらいで走るものだから、川場についたのは11時頃。 更衣室へダッシュ。早く滑らねば!

[ロッカー500円]  ちょっと高くないですか?このロッカーは。ツアーの費用が安すぎるため、ロッカー代でさえ高く感じる。 仕方ないなぁ。小銭入れを覗くと、500円玉がない。荷物入れてしまったのに。更衣室を出ると、ジュースの自販機。 「さては、ロッカーと缶コーヒーの抱き合わせ販売だな」なんて思いながら1000円札を入れる。


ベースから 快晴

今回は、チューンを終えたエクストリームカーブを試す予定だったのだが、川場はそれほどコース幅がないという噂を聞いて いたので、いつもの板を持ってきた。一昨日、昨日と雪が降り、今日は晴れて最高のスキー日和で、大回りが気持ちいいのだが、 適度な斜度がある斜面があってショートターンの練習をする。先週の練習を反省して、どうやら板とスキーが離れすぎていることと、姿勢を低くした方がいいことが わかったので、それを意識して滑る。板を踏んで、自然に回れるようになった気がする。不整地は、膝が胸から離さない意識ですべったら、前よりいい感じで滑れた。


広角レンズでないと収まらない景色

景色が良くて、山が綺麗だ。

こんなに広い山の景色を見ていると、狭い景色の中に閉じこめられていた心が解放されて膨らんでいくようで、 さらに、その広い景色に飛び込んでいくと...もう本当に幸せ。

「スキーをやっていて、ほんとうによかった」といつものことだが、本当にそう思う。


酔っぱらいに撮ってもらったら、ポーズをとらされた




2002年2月2日(土) それでもスキーに行こう
かぐら・みつまた (新潟県) 滑走日数 1日 12日目 通算 151日
天気:晴れ・曇り けっこういい雪
ゲレンデ:リフト待ちなし

修論締め切りはもうすぐだというのに、水曜日にはスキーに行って、もういい加減、修論を書かないといけないのだが...

僕が居ないとき、haseさんから電話があったそうで、携帯に電話をかけてみる。

「もしもし」
「ザーザー」
「もしも〜し。」
「ザーザー」
「もしもしhaseさんですか。」
「ザーザー あ、スキーですか。」
爆笑。haseさんに間違いない。

「修論締め切りが迫っているのに水曜日スキーに行って、さらにスキーに行くというのはちょっと...。来週ではダメですか?」
実は、先週もhaseさんからスキーのお誘いがあり、僕の都合が悪くて1週間のばしてもらっていた。
「来週だと、今度は僕がダメ。」
うーむ。スキーに行きたい。なんとかならないだろうか。
「行けるよう前向きに検討します。 というか、たぶん、なんとかして行きます。」

本当に何とかなるか心配だったのだが、水曜日スキーに行ったおかげで、その次の日は気分良く仕事ができてかなり捗ったし、 もしスキーに行かなかったと仮定したときに溜まるストレス量を推定計算すると、かなりの量になるし。 またスキーに行って、スッキリして、ガーっと修論を一気に書き上げてしまったほうがいいだろう。という結論に達する。 (終われば、それでいいのだが、終わらなかったときのことを考えていない)

朝5時に起きて家を出発。池袋でhaseさんの研究室の一人を乗せる。haseさんたち5人は、昨日の夜、先に湯沢へ行っている。 池袋を7時前に出たのに、すでに車が結構多く、この先渋滞しているらしい。高坂で朝食を採っていると、さらにその先で事故渋滞が発生。 そのさらに先には、沼田の出口渋滞ができている。事故渋滞は、車が全く動かないほどみたいなので、高崎で降りて渋川伊香保まで下道で行く。 その後は順調で、10時半にみつまたの駐車場に到着した。

車を降りると、クラクションを鳴らされる。なんと後ろにhaseさんの車。駐車場で待ち合わせた訳ではないのに、ドンピシャだった。

スキーをするのはhaseさんと僕の2人だけで、他の人たちはみんなボード。僕はチューンから帰ってきたエクストリームカーブを下ろす。 ハンドスライディングをするためにストックを持っていかなかったのだが、かぐらメインはかなり混んでいて、手ぶらで滑るのはかなり不安だった。 意外にストックに頼っているのがよくわかる。

2時くらいに昼食を採ると、そのあと1時間近くテーブルで眠ってしまった。朝早かったし、渋滞していたから。


もう午後

午後は、訳があってhaseさんもボードすることになり、僕はみつまたでハンドスライディングの練習をする。 内足スキーの上に座っていくようにすると、大きく傾くことができる、と立ち読みで得たテクを試してみる。 なるほど、うまくいく。ビベリングしてもらったおかげで板が扱いやすくなったこともあり、以前よりずっと傾けるようになって、 数本滑ったら、お尻と内側の肘までついて滑れるようなった。

これは、病みつきになりそうな気持ちよさで、「かば」と呼ばれるエクストリームカーブの信仰者?がいるのが納得できる。 もう僕も信仰者になったのか?

それにしても、ハンドスライディングをしているときには、転んでいるのと変わらないほど雪面を擦っているので、頭から足まで雪まみれになってしまう。 手袋はびっしょり。リフト終了まで雪まみれになって楽しんだ。

あ〜すっきりした。

夕飯は、キムチ鍋! はふはふ しながら食べて、あったまるねぇ。日本酒もあって、ほんわかほんわか。

「さてと、修論書くか。」真っ赤な顔でノートパソコンを開く。酔っているから表を作ったり、単純な作業をする。 結構捗ったのだが、2時間ほどで急に眠くなって、そのままゴロン。

2002年2月3日(日)  
かぐら・みつまた・田代・苗場 (新潟県) 滑走日数 1日 13日目 通算 152日
天気:曇り・雪 けっこういい雪
ゲレンデ:リフト待ちなし

ハンドスライディングしているところ




2002年2月13日(水) 修論終了スキー
丸沼高原 (群馬県) 滑走日数 1日 14日目 通算 153日
天気:晴れ・曇り かなりいい雪
ゲレンデ:ガラガラ

ようやく修論が終わったので、スキーに行くことにする。(修論終わってなくても行っていたのだが。。。)

同じ研究室のU君と2人で行くことになった。志賀高原へ行きたかったが、もっと人数が多くないと交通費がかかってもったいないので、丸沼高原で前回のペンションに泊まることにした。 宿に電話してみる。

「12月終わりに1泊した者ですが。明後日から2泊で泊めてもらえますか?」
「え〜。明後日? ちょっと、明後日はねぇ。どうしようか。」
ペンションのおばさんは、なにやら困っているのか、迷っている様子。

「もう、今度は泊めてくれない?」
「う〜ん。明後日は、ちょっと、どうしようか。」
連休明けで、混んでいるわけではないし...
「そうか、連休明けで、休みたいんでしょ!」
「水曜日は、あなたの貸し切りになるのよ。」

「ちょっと、悪い気もするけど、泊めてよ。」
「しょうがないなぁ。泊めてあげましょう。」
「じゃぁ、食事の後かたづけ位するから。」
「それだけじゃ、ダメ。おじさんとおばさんの食事も作ってヨ!」

朝4時半に出発するつもりだったのだが、目を覚ましたのは、5時15分。 どうして目覚ましはならなかったのか? (鳴っていたのかもしれないが) 出発が1時間遅れると、すっかり車が多くなっていて、もう昼間と同じ。大学でU君と合流したのは7時で、スキー場に到着したのは11時だった。


もうすぐ沼田インター

とりあえずゴンドラで山頂へ。やはり、ここは雪がいい。高速を降りてから遠いけど、がんばって運転していく価値はある。


白根山




いい雪がどっさり

夕飯は、暖炉の前でテレビを見ながら。料理もお酒もうまいのだが、男2人だけ、っていうのが... 明日は他のお客さんも来るらしい。

2002年2月14日(木)  
丸沼高原 (群馬県) 滑走日数 1日 15日目 通算 154日
天気:曇り・雪 かなりいい雪
ゲレンデ:リフト待ちなし

ここのスキー場は、DJもやっていて、リフトに乗りながら聞いていると結構楽しい。かかっている曲も好みの曲が多くて、好きな曲がかかっているときに滑るのは、いい気分。

大回りが気持ちいいが、ショートターンの練習もする。

2002年2月15日(金)  
丸沼高原 (群馬県) 滑走日数 1日 16日目 通算 155日
天気:曇り・雪 かなりいい雪
ゲレンデ:リフト待ちなし

朝食をとっていると、隣のテーブルの人が、
「昨晩降っていたみたいだね。」
「今日はいいぞぅ。今朝、道路を圧雪していたみたいだし。」
なんて言っているから、「そんじゃ、見事に整備された朝一の道路を一本滑ってきますか!」なんて考えたり。

苦労しつつ楽しかったコブ斜面へ、今日も行ってみる。新雪が降り積もって、急な斜面上部は滑りやすくなっていた。 もっとたくさんずらす気持ちで滑った方が良さそうだとわかって、練習するが、なかなか思い通りに滑れない。 悔しいからまたもう1本滑るが、やはりうまくいかない。5本滑るとクタクタになって、もうダメ。 しぶとくコブに通って滑れるようになりたい。

午後には、もうコブに行く気力もなくて、ゴンドラコースを大回りしたり、小回りしたり、エクストリームカーブに交換してハンドスライディングの練習をしたり。。。 最後まで滑り、温泉に入って帰った。




2002年2月23日(土) 懲りずにコブ
六日町八海山 (新潟県) 滑走日数 1日 17日目 通算 156日
天気:晴れ・曇り(春のような暖かさ) グサグサ雪
ゲレンデ:リフト待ちほどんどなし

昨日、haseさんから電話があって、八海山に行くことに決定。宿もギリギリ、昨夜とることができた。

朝4時半に家を出たのだが、渋滞渋滞でスキー場に着いたのは11時。滑り始めるが、降りるだけで精一杯というくらい体が動かなくて、コブの練習どころではなかった。 それにダウンヒルコースは、幅が広いので上から見るとそれほど斜度がないように見えるが、実は案外斜度があって、何本か滑ると息がきれてしまう。

昼食をとってからしばらくは眠くて仕方がない。長時間運転してから滑るというのは、なかなか大変だなぁ。

それでも、しっかり最後まで滑ってしまって、なんだかんだ言っても楽しかった。

2002年2月14日(木) コブを教わる
六日町八海山 (新潟県) 滑走日数 1日 18日目 通算 157日
天気:曇り・晴れ 上はいい雪、午後はシャーベット
ゲレンデ:リフト待ちなし

昨夜は9時に布団に潜り、「あ〜 よく寝た。」と目を覚ますと、まだ0時半で、それからさらに7時までぐっすり眠ったので、今日はスッキリ。 やはり、十分睡眠をとってから滑りたい。


部屋から眺めた八海山

コブの滑り方は、本で読んだりしてイメージをつかもうとしていたのだが、いざコブに行ってみると、どうにもならずにただ暴走するばかり。 基本を教わろうと、スキースクールで教わることにした。コブで有名な八海山のスクールらしく、「コブコース」がある。 ついていけるか心配だったが、「板を平行にして滑れる人が対象」ということで、コブコースで教わった。

まずは、コブの中に入ってトップが浮いたときにトップを落としてずらしてコブを削る練習。今まで、内足がよく引っかかると思っていたのは、同時操作をしようとしなかったためだと教わり、納得。 次に、トップを押さえつけられるように平地でテールジャンプ、回旋動作の練習をした。基本的な練習をした後は、コブの中で滑ってみる。 コブを越えたら斜めに移動し、ストックを使って体を支える滑り方を教わった。 2時間の講習だったが、ずいぶん滑れるようになった。

いろいろな形のコブがあって、今日のコブは優しかったのかもしれないが、とりあえずコブの基本を教わることができてよかった。


帰りに眺めた八海山


こんな雪景色も好き

斜面の上からの景色も最高だったが、コブでデジカメを壊すのが怖かったので、写真はナシ。前回と同じく絶景だった。




2002年2月28日(木)〜 3月4日(月) 5回目スキー教室
名寄ピヤシリ (北海道) 滑走日数 5日 19日目 通算 158日〜23日目 通算 162日
天気:晴れ(暖かい) やわらか雪〜ガリガリ雪 → 新雪
ゲレンデ:すいている

今年も、もちろん参加しました。 一番楽しみにしているスキー! 毎年参加しているので、先生はもちろん、知っている顔がたくさんあって、 「今年も、どうも」という感じで参加する。

北海道に着いたものの、暖かい。雪が心配になった。名寄も、やはりガリガリの雪だった。 でもこの広いゲレンデで5日間滑れるのが嬉しい。

2日目も雪は降ってくれなかったが、3日目になったら雪が降って、上20cmくらいは新雪になった。 下の堅い雪をなるべく踏まないように、上のおいしいところだけを味わうように滑った。

夜の宴会も楽しくて。


降り出すと、あっという間に最高のコンディション


この雪ふかふか

3日目、朝起きると晴れていて、宿からは真っ青な空と白いゲレンデが見える。 急いで支度して、リフト一番乗り。


こんな、素敵なゲレンデ


朝一番にこんな斜面を滑って、幸せ。


新雪ふかふか


最高のコンディションになり、帰りたくない。 が、帰る日になってしまった。帰り、宿からバスに乗ったとき、これが最後のスキー教室だと思ったら、 急に胸が一杯になった。

思い出すと、僕がスキーを始めたのは、このスキー教室のお陰だ。 大学のスポーツ実技の先生に、スキーに誘われて、気楽に参加して、それから毎年いい先生に教わって ますます楽しくなって... 滑る以外にもスキーのおかげ色々なことを経験させてもらって... たくさんの人と話す時間があって...

スキーの良さを教えてくれた、こんなスキー教室を毎年開いてくださった先生に感謝したい。

最後に「また来年も来いよ」と先生に声をかけられて、「はい」と返事をしたのだが、それは冗談ではなく 本気だった。できたら、いや何としても、来年もまた参加したいと思った。




2002年3月9日(土)〜 3月10日(日) 準指導員検定見学
菅平 (長野県) 滑走日数 2日 24日目 通算 163日〜25日目 通算 164日
天気:晴れ(暖かい) やわらか雪
ゲレンデ:混んでいる

スキー教室でもスキークラブでもお世話になっている先生にスキーに連れて行ってもらった。 先生が正指導員に合格されて、検定員の資格を取るために、準指導員検定を採点する。 検定を採点することが、検定員の検定。 僕は、初めて準指導員検定を見た。

検定を行うバーンにはネットが張られて、その外にはたくさんのギャラリーがいて、 リフトの上からもみんな滑りを見ていて、こんなにたくさんの人がいる前でやる検定なのかと 知って驚いた。もし僕が受けるとしたら、このギャラリーを見ただけでもう滑れないなと思った。

「これからもスキーを続けていって、技術向上を目指すとなると、いつか受けるのかなぁ」 と思ったものの、一体どうすればあのレベルに到達できるのか?






(C) Ishijima Seiichiro 2001-2002
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