山に雪があるこの時期、じっとパソコンに向かっているのは辛い。前回のスキー以来、修論に向けてやることがあったので、スキーは我慢していた。
3日ほど前に、作っていたものがようやく動いて一段落したら、急にスキーに行きたくなった。スキーを始めたころ、
一度だけ日帰りスキーに行ったことがあったが、夜行バスが疲れるので気持ちよく滑れなかったのを覚えている。
かといって、泊まりに行くのは、ちょっと大げさだし。一人で車を運転して行くと、高速代はかかるし。SSAWSに行くのはちょっと。
一人で気軽に安く行けるということで、朝発日帰りスキーなるものに挑戦?してみることにした。
空いているこの時期、特価のプランがあり、「川場 リフト1日券つき 3900円」(SSAWS行くより安い) をねらって旅行代理店へ行ったのだが、
出発2日前ということで、あいにく満席。軽井沢プリンスに変更した。それでも5800円。もちろん往復バス代込みだ。
昨日まで楽しみにしていたのに、天気予報は雨。Webで天気予報を見て回るが、よくても曇り&雨。どうしても水分を降らせたいのなら、
なんとかもっと冷え込んで、雨->雪 にしてもらえないかと思うのだが、この3日ほど暖かくて、それも叶いそうにない。
雨のスキーといえば、一昨年のガーラ湯沢を思い出す。どんどん水が滲入してきて、手袋もブーツの中もぐしょぐしょになって、
リフトに乗っているときも容赦なく雨が降り注いで、スキーをした気がしなかった。雨のスキーは勘弁してもらいたいのだが。
朝5時40分、家を出る。まだ雨は降っていない。池袋のバスターミナルに着いてもまだ降っていない。
30分ほど遅れてバスが出発。早起きは眠い。しばらくの眠りから覚めると、外は雨。あ〜ぁ。テンション下がりすぎ。
それでも、「軽井沢は少しは寒いかも」なんて希望をもとうとしていたのだが、碓氷軽井沢インターを出ても雨。道路に雪は全くない。
「このバスは、スキー場に向かっているのですか?」と聞きたくなる。こんなだと、「もう、スキーしなくていいや」なぁんて思ってしまう。
軽井沢プリンスホテルスキー場が見えてくる。凄い、この雨の中、そこだけ雪がある。どうして溶けないのか不思議なくらい。
雪が気合で残っている。

レストランから見たゲレンデ
バスを降りても、「んえぇ〜 これからスキーすんの〜」という、まさにそんな気分。荷物が重く感じる。鞄から取り出したブーツが重い。よっこらせっと。
でも、着替え終わると、なんだか急に滑走意欲が出てくる。ペアリフトに乗っていると、防水加工が切れたウェアに雨が染みはじめ、
シーズン前にクリーニングに出さなかったのを後悔する。ペアを降りると、目の前に、フード付き高速リフトが! うれしい。あれで雨がしのげる。
ゲレンデは、土が出ているところが、所々あったが、大きな斜面は問題なく滑ることができた。
雨が降っているのに、不思議と雪が締まっていて、案外滑りやすく、楽しめる。
リフトのまわりや、土が出ているところでは、スキー場の方が一生懸命雪を運んでいて、滑れるように努力していた。バスから見えた雪になんとなく「気合」を感じた理由がわかった。
雨の中を行くフード付きリフトに一人で乗っていると、なんとなくシンミリしてしまい、いろいろ考えたりする。
リフト下の土を見て、スキーをすることの他に、これほど長い時間、外で遊ぶことなどないなぁ なんて、普段考えなかったことも考えたりして。
さて、今日の滑りはというと、やはり小回りがうまくできない。
もっと重心が板に合わせて左右に動いた方がいいと思うのだが、板だけが左右に動かしているようだ。わかっているのだが、いざ滑り出すと、やっぱりできない。
大回りは、前よりうまくなった気がするのだが、小回りは難しいねぇ。

パノラマコース 天気がよければ...
悪天候ながら、結構楽しんで、満足。また朝発の日帰りに行きたい。