WITH YOUフェスティバル!2001レポート パート2

カトリちゃんの掲示板に打ったレポートの転載です。

 

 出演者が一旦ステージから楽屋に去る。及川さんと長崎みなみさんがステージに残された。そこでO野氏のMC。何と「Piaキャロット」の曲をデュエットすると言うのだ。しかも、及川さんは聴衆の面前で歌を披露するのは初めてとの事。トーク・ライヴだけでもありがたいのに、まさか歌まで聴くことができるとは・・・・。二人で歌ったのは「メモリー〜She is sea〜」(「Piaキャロットへようこそ!!2DX ベストボーカルコレクション/日野森あずさ・榎本つかさ・日野森美奈」に収録)という曲。初めてとは思えないぐらいステージ慣れしてて歌も上手でしたねぇ。及川さんは笑顔もとても素敵で、鷹はもう半泣きでウルウルしながら見てました(笑)。

その後テーマ曲を歌っている歌手の方2名の歌、若手声優4人のユニット「タイズ」の歌の後、何と会場のお客さんを交えてのアフレコ大会。もちろん私と友人も立候補したのだが、二人ともジャンケンに負けてしまい、残念ながら参加できなかった。参加権の栄誉を勝ち取った果報者3人の方は、とても芸達者でアドリブもきいててお見事!の一言。後で友人と「恥かくとこだった。俺たち出なくて良かったなぁ」と胸をなでおろした(笑)。でもその3人は出演者全員のサイン色紙をもらったり、及川さんと握手できて羨ましかった。続いてO野氏を加えてのハイテンションなギャグ・アフレコを見せてもらったが、声優の面々から暴言、問題発言も飛び出したりしてここでも会場大爆笑。いよいよイベントも終盤。最後に出演者各人の挨拶が行われた。及川さんの番になり「亜美が復活します」と「くりぃむレモン」のネット・ラジオが2月から始まるというニュースが伝えられた。あとは「WITH YOU」「Piaキャロット」の出演者の方々とユニットを結成するそうで、ホームページも着手中との事だ。これも楽しみである。

 2時間に渡るイベントもついに幕を閉じた。充分すぎるほど堪能させられたが、オマケとして出演者の握手会があるということが石丸サイトで告知されていたので、欲張りな私は花束と自分が赤毛同盟の時に編集チーフを担当した「カトリ」の同人誌を渡す最大のチャンスだともくろんでいた。しかし、O野氏から奈落の底に落とされるような一言が「Aプロの方は会社の方針で握手会には出ません」。「ガーン、Aプロってアーツビジョンの事じゃないか」、そう思っているうちに及川さん達は舞台を去って行く。絶望的な気持ちに陥った。

 その後ステージの場所に握手会用のテーブルが並べられたが、案の定握手に応じているのは若手の声優の方のみ。仕方ないのでktrさんと二人で「及川さんに渡して下さい」とプレゼントをスタッフの方に言付けたが不安は残る。やはり直接手渡ししたかったし、ちゃんと渡してくれるかどうかの保証もない。それに私は何としても17年の想いを及川さんに伝えたかった。いや、伝えねばならないのだ。このままおめおめ帰る訳にはいかない。ktrさんとどうしようかと話していると一人の関係者の方が我々の様子を察知してくれたのか「どなたかにご用が?」と声をかけてくれた。私はワラをもつかむ思いで「及川ひとみさんに直接これをお渡ししたいのです」と懇願した。その方は「あまり期待はしないで下さいね」と言いつつも何となく脈のありそうな対応をして下さった。そう仰られた矢先に楽屋から及川さんとならはしさんが戻って来た。どうやら取材があって再度会場に帰って来られたのだ。このチャンスを逃してはと及川さんに近づいた。「及川さん」突然、声をかけたので一瞬びっくりされたようだが、「牧場の少女カトリ」以来17年来の貴方のファンです」という旨を伝え、花束をお渡しした。もう舞い上がっていたのでハッキリは覚えていないが、及川さんは満面の笑みを浮かべ喜んでくださった。続けて「カトリ」の同人誌もお渡しし「これからもずっとファンでいます。応援してます。頑張って下さいね」とお伝えし、握手していただいた。「ありがとうございます」そう言って下さった及川さんの笑顔を見た時、もう死んでもいいと思った。この世で最も憧れている女性にお会いするという夢を叶えることができた。私は今日2001年1月1日。この日の事を一生忘れないだろう。