フラメンコダンサーを目指す妹

知り合いに僕のホームページのことを教えるとこの「私生活のページ」のことを言われることが多いのです。年ごろの女性の私生活ならともかく、僕のような中年男のそれに興味を持つ人などいるはずがないだろうからこのページを読む人はほとんどいるまいという前提で書いていたのですが、ちょっと考えを改めたほうがいいかもしれません。いままでは読者の存在をほとんど考えないで書いてましたが、これからはもう少し考えることにしましょう。

というわけで(どういうわけで?)、妹のことを書きましょう。兄の自分が言うのも変ですが、妹はなかなかチャーミングです。顔は可愛いし、スタイルは、そうですねえ、井上晴海型とでも言っておきましょうか。ちょっとわがままなところもあるようですが、愛嬌があるので以前のバイト先である焼き肉屋ではいろんなお客さんに可愛がられていたようです。

妹と僕とは10才ほど年が離れています。兄弟としては年が離れているほうだと思います。そのせいか僕は彼女のことを半分は妹、半分は娘のように感じています。妹が赤ん坊だったころのことはよく覚えています。おむつを換えたり、お守りをしたり、保育園に迎えにいったりと、いろいろ世話をしました。母から聞いた話ですが、僕が家を離れて大学に行くという日の前夜、妹は泣いていたそうです。

彼女の夢はフラメンコダンサーになることです。なんか唐突というか、変わった夢のような感じもするのですが、これは冗談ではなく本人は本気なのです。実際フラメンンコの教室にも通っていて、今度その教室の発表会にも出演するそうです。日本にはけっこうフラメンコの愛好家がいるらしく、いくつかフラメンコ舞踏団もあるそうです。そういえば渋谷の道玄坂にフラメンコのライブをやっている店がありますね。

家族としてみれば「フラメンコダンサーになりたい」と言われるのは、ちょっと困った感じもしますが、まあ夢を持ちそれに向かって頑張るのは、いいことでしょうから、いちおう応援しようと思っています。成功して有名なダンサーにならないとも限りませんし。年齢は24才で、踊りを始めたのは2年くらい前です。フラメンコを始めるには少し遅かったようですが、がんばってもらいたいものです。

1995/12/30

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