肥満の恐怖


太りつつある先生

季節のせいか去勢のせいか、あるいは年齢のせいか、理由はわかりませんが、「先生」(わが家の猫)は少しずつ太ってきているようです。先生を抱き上げると、両手にずっしりとした重みが感じられます。もともと体が大きいようなので、そのうえ太ったりすると、超猫級の重量になりそうです。今でもこっちが寝転んでいるところに飛び乗ったときには息が止まりそうな重みがあるので、この先どこまで太るのかちょっと気掛かりです。

「太る」というと、実は僕は人のことは言えない−いや猫のことは言えない状況にあります。運動もしないのに間食をいっぱい採るのが原因です。通勤という運動すらしないわけですから。正直なところ僕の日常での運動といったら、子供と遊ぶプロレスごっこか性行為ぐらいのものです。こんなことではいかん! そう思い続けてもう何年が過ぎたことでしょう。まだ肥満というほどの体形にはなっていないのですが、いままで着れた服−とくにズボン−が着れなくなるのは非常に不愉快なものです。それにこのペースで腹に肉がついていけば、1年以内には立派な中年太りが完成することは間違いありません。

1996/1/9

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