クリスマスイブの夜

静かに眠っている君たちの枕もとに

赤い包装紙に包まれたプレゼントの小箱をそっと置いた

君たちを起こさないよう

電気をつけずにそっと置いた

僕の心の中には神様もサンタクロースもいないけど

君たちの心の中にはいる

だから君たちを起こさないよう

枕もとにそっとプレゼントを置くんだ

 

まだ夜が明けていないころ

君たちのささやき声が聞こえた

目がさめて

プレゼントがあることに気づいたんだね

僕たちを起こさないよう小声で話しているのかな

君たちがそんな気遣いのできるようになったことが嬉しいよ

プレゼント、喜んでもらえたかな

君たちが喜べば

それが僕たちにはプレゼントだ

 

さあ、まだ夜明け前だ

プレゼントをしまい

電気を消して

もう一度寝よう

夢の中でサンタクロースに会えたら

ありがとうと言うんだよ

(1998.12.25)

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