城ヶ島旅情

子供たちの春休みということで3月末にドライブに出かけた。行き先は妻の提案で三浦半島の南端にある城ヶ島になった。昼すぎに出発して2時間ほどで島に着く。対岸とは城ヶ島大橋で繋がっているため、車で島に入ることが可能だ。島に着いてすぐに、十年以上も前にここに来たことがあることを思い出した。当時同棲していた彼女をバイクの後ろに乗せてきたのだった。

鳥

島には昔と変わらず鳥が多かった。横笛のような線の細い鳴き声からすると、トンビだろうか。島の外海側の断崖に無数に巣がかかっているのも以前と同じだ。子供たちと階段づたいに波打ち際まで降りていくと、岩場にできた大きい水たまりに、小魚、ヤドカリ、海牛などがいた。

猫

車で移動し、土産物や海産物などを売っている店があつまった商店街へ行く。店に入り、サザエの壺焼きなどを食べる。商店街を歩いていると、猫をたくさんみかけた。妻も子供たちも猫好きで、猫を見つけるたびに撫でにいく。

トウモロコシを食べる

子供たちは焼きトウモロコシも気に入ったようだ。

灯台の入り口

商店街の奥から右手にあがって行くと、古びた灯台があった。灯台の下に立つと、海が見渡せた。ここでもトンビが頭上をかすめるようにして滑空していく。以前この島に来たときには、商店街や灯台があることには気づかなかった。この島で何をしたのか、いまはよく思い出すこともできない。陽が落ちかけていた。灯台を見上げると、その向こうに月が見えていた。

灯台と月

(1999.4.6)

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