フィレンツェの織物商人フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リザの肖像画である。
国により,「モナ・リザ」(リザ夫人)または「ラ・ジョコンダ」(ジョコンド夫人)と呼ばれる。
この女性が誰であるかは長年謎とされてきたが、2008年,ドイツのハイデルベルク大学図書館所蔵の当時の書籍の余白部分に、「ジョコンドの妻の肖像画など計3つの絵画をダビンチが作製中」という書き込みが発見されたため,伝記作家ヴァザーリの記述した通り,リザであることがほぼ確定した。

グラッシという透明な顔料を塗り重ねて色調と明暗のグラデーションを作り、輪郭を微妙にぼかすというこの「線も境もない、煙のような手法」は、スフマートと呼ばれている。
1800年にはナポレオンの寝室に飾られていたが、1804年以降ルーブル美術館に展示された。1911年の盗難事件で最初に疑われたのはピカソであった。1956年にはインクをかけられるなど、受難が多いが、その微笑みは今も消えない。