空を飛ぶ機械
Machines for Flight


ヘリコプター

  この絵は、ダヴィンチの素描の中でも特に有名なものであり、現在のヘリコプターの祖先と考えられている。金属の枠に布を張ったスクリューを、軸のまわりを人がレバーを押しながら歩くか、軸に巻いたロープを引っ張るかして回す。

 「ねじ釘が空気をナットにして、高く舞い上がる。」 と説明する。

B手稿)

うつ伏せ式の羽ばたき飛行機

 ダヴィンチは、上半身の筋力だけでは飛ぶのが難しいことを知り、うつ伏せになり、足踏み式に足の力で主翼を動かすことを考えた。左右に長く突き出た棒が主翼として羽ばたく。

 数種類の鳥の飛翔を観察した結果、彼は、飛行機を考案する際には、コウモリ以外の鳥を模倣すべきではないと述べた。

 

パラシュート

 ロンバルディア湖上空を飛行する計画の中で、墜落の危険を避けるために考案されたものである。

 この絵の横にダヴィンチは、

「1辺が12ブラッチャ(ブラッチャ=腕の長さ)で、高さもそれと同じ大きさの布製テントを持っていれば、どんなに高いところから飛び降りてもけがをすることはない。」

と、書いている。

(アトランティコ手稿)

羽ばたき機のための試験

「翼の実践的な試験をしてみたいなら、網と竹の骨組みに紙を貼って、長さと幅が20ブラッチャ(およそ12メートル)の翼を作り、重さ200ポンドの厚い板を取り付け、図に示したように急激な力を加えてみなさい。翼が降りる前に200ポンドの板が持ち上がったら、試みは成功したといえる。ただし、力は瞬間的であることをわきまえて、浮上効果が得られなくても、それ以上それに時間を浪費しないように。」