機械仕掛け
Mechanics


 

自動車

 現在の自動車の祖先と考えられている有名な図。

 弓形のバネを動力として走る。後輪は左右別々のギヤをもち(ディファレンシャルギヤ)、独立して動く。中世、ルネッサンス期の機械の自動化の風潮の中で、おそらく宮廷での遊び用として考案されたものである。

(アトランティコ手稿)

リフト

 これはダヴィンチの最も美しい設計図として有名である。

 右に一つ一つの部品が、左にそれらを組み立てた形が描かれている。

 右のレバーを動かすと、歯車で回転運動に変換され、おもりが持ち上げられる。

(アトランティコ手稿)

自動織機

 ダヴィンチは織機について、「重要性からいうと、織機の発明は印刷機に次ぐものである。織機は人間にとって有用なものであり、より美しく、より精妙な発明品である上、より多くの利益をもたらすものである。」と述べている。これらの自動機械を考案したことから、彼は「オートメーションの予言者」と呼ばれている。

この機械は、伸ばす、ひねる、巻き付ける、という3つの動作を同時に行う。

(アトランティコ手稿)

時計仕掛け

 右図はダヴィンチが考案した様々な時計のうちの一つである。

 従来のおもりを使ったものは縦方向に大きなスペースが必要なので、バネを使ったものを考えた。箱の中にあるバネの力で円錐形らせん状の歯車が回転する。バネの力が弱まっても左の軸の回転速度が一定になるようになっている。

(マドリッド手稿)