やっぱり千葉ロッテ・マリーンズなのだ

 このエッセイは、ベタベタかつマニアックな千葉ロッテネタである。野球に興味のない人にはわからないだろうし、パ・リーグを見ない人にもわかんないネタなのだが、そのへんはご了承のほどを。これでパ・リーグにも興味を持っていただけるとうれしいのだが。

 さて、前回エッセイで千葉ロッテネタを書いてから、マリンスタジアムに2回、東京ドームへ1回足を運んだ。これで今シーズンは、すでに4試合を観戦したことになる。ところが、1勝3敗。僕が球場に行くと、なぜかすんなり勝てない。勝った1試合だって、3点差をひっくり返して8回に主砲初芝の1発で逆転、あとは守護神登場という勝ちパターンなのに、9回に同点に追い付かれた。なんとか11回サヨナラ勝ちという結果に終わって大いに盛り上がったが、たいへんにヤキモキした試合だった。

 そんな千葉ロッテが、7月に首位にたった。こんなに痛快なことは久しぶりだ!と興奮したのもつかの間、次の試合で首位から陥落、7連敗を喫してしまった。さらにあっさりと負ける去年までの状態に逆戻りし、今日現在で借金2。あれよあれよと4位転落である。う〜ん、チーム状態が悪いなあ。

 千葉ロッテが弱いのには、理由がある。なんせ、選手層が薄い。代打の切り札はいないし、優勝を争ったことがあるベテランもいない。中継ぎは3人におんぶにだっこ、まあ選手の年棒を考えれば、こんな結果も当然ではあるのだが、6月が絶好調だっただけに、くやしい限りだ。

 千葉ロッテの投手陣。先発は黒木・小宮山・武藤という3本柱だが、規定投球回数に今のところ達しているのは、黒木と小宮山だけである。黒木はさすがに去年の最多勝、今年も安定している。でも、小宮山がいかん。1巡目は完璧におさえるのに、2巡目にポコスカ打たれるというシーンを、今季は何回見ただろうか。僕は小宮山こそ千葉ロッテのエースだと思っている人なので、なんとかしてほしいのだ。

 中継ぎは河本・小林雅におんぶにだっこ。投げ過ぎが心配である。小林雅は先発に転向するようだが、そーすると一層中継ぎに不安だ。さらに抑えはウォーレンしかいないようなもの。他の投手は不安だらけで、最初の打者にいい投球をしても心配は尽きない。吉田と薮田と竹清がもっと安定してくれれば、投手王国は間違いないのに・・・

 それよりも最近心配なのは、打者のほうである。昨日までの西武3連戦だが、なんと3試合で10安打、1点。勝てるわけないじゃないか!主砲は沈黙、助っ人も沈黙、ベテランも若手もみんな沈黙。困ったもんだ。

 とにかく、ホームランを期待できるのが初芝・ボーリック・大村の3人だけなのだが、他の5球団のどのクリーン・アップよりも弱い。好調な時はホームランも出たが、それよりもコツコツとヒットを重ね、1番から9番までどこからでも点が取れる、つながりが魅力だった。それがさっぱりである。こーゆーときは優勝を争ったことがある大ベテランの、経験を生かしたプレーなんかを見たいとこだが、千葉ロッテには単なるベテランは多いものの、経験豊富な人物は見あたらない。堀と平井は若手を引っ張りきれないし、佐藤幸も実績がないからなあ・・・でも、それにかわる選手はまだ出てこないし・・・

 ここは若手!ということにしても、若手はみんな実績不足。試合には出ても、成績は悪い。ベテランの代役で出てきたら、はりきり過ぎてタイムリー・エラーとかね。どうも空回りが多いように思える。

 と、なんだかんだ書いてしまったが、ストレスが溜まることを覚悟で、今後も千葉ロッテを応援し続けることに変わりはない。そんなわけで、千葉マリンスタジアムに行きたくなった人は、御一報下さい。一緒にライト・スタンドで大声援を送りましょう!

♪俺た〜ちの〜 誇り〜 千葉マリンズ〜 どんな時も〜 俺たち〜が〜 ついてる〜ぜ〜

1999/08/02

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