スパゲッティに対する僕のアツい思い

 前々回に「嫌いな食べ物」を書いたけど、今回は好きな食べ物の話。

僕は基本的に和食好きで、御飯と味噌汁があれば文句を言わない人間だ。でも、洋食も中華にも好物は多い。そのなかで一番を決めろ、ということになると、なんといってもスパゲッティなのである。

 突然だが、皆さんの家庭で(一人暮らしの方は実家で)、食卓にスパゲッティが上るのは、どれくらいのペースだろうか?(急にアンケート取ってみたくなった。この文章を読んだ人は、「うちでスパゲティーを食べるペースはこれだ!」というメールを僕まで下さい。)まあ月イチ〜くらいだと(勝手に)思われるけど、僕の家では「なぜか」食卓に上るのは極めて稀で、だいたい4年〜5年に1回あるかないか、といった程度なのだ。

 あんたの家が和食ばかりでしょ!なんてつっこまれても困る。僕の家が和食だらけなんてことはなく、他の洋食や中華はいくらでもでるからだ。そりゃーツバメの巣とかフォアグラなんてのは出ないけど、どこの御家庭でもそこんとこは一緒だろう。とにかく、うちではスパゲッティはなぜかでない。ほとんど食べたことがないまま、僕は高校生になった。

 ある時本を読んでいたら、その主人公はやたらとスパゲッティを食べる人だった。う〜ん、スパゲッティか・・・ムムム・・・でも作るとめんどくさそうだし・・・そんな状況で、僕の目からウロコが落ちる発見があった。「コンビニの存在」である。

 当時、某コンビニで僕はバイトをしていたのだが、そこの弁当に(当然のごとく)スパゲッティがあったのである。値段は確か360円。簡単に手を出せる金額である。もちろん買って、速攻で食べた。・・・これだ!(今から思うと、よくあんなヤキソバのできそこないみたいなもので感動していたものだと感心する)

 それから僕は、忘れた記憶を取り戻すかのようにスパゲッティを食べた。現在もその傾向は続いている。コンビニでできているものを買うことはまるでなくなり、スーパーで300g入りのスパゲッティー1袋と、ソース1缶を買ってきて、一気に作って食べるだけのことである。腹持ちがいいから、どうしても食べたくなってしまうのだ。もっとも、できあいのソースを温めなおして、それを茹でたスパゲッティに(茹でるくらいは僕にもできる)かけるだけのことだけど。本当はガーリックを炒めて、次にひき肉を・・・ってやりたいのだが、せっかちな僕には無理な話。なお、食べれば当然のごとくちょっと太るのが困りもの。

 ともかく、僕は現在も(もうすぐ夏なのに)スパゲッティを愛食している。

1999/6/13

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