文藝学校
講師紹介

【通学コース】

●長谷川龍生(はせがわりゅうせい/詩人)
戦争直後から現在まで長く現代詩の先端を歩き続ける。彼の詩が抽象的でありつつ濃厚なリアリティーを獲得しているのは、時代を捕捉する透徹した思想に裏づけられているからだ。豊富な知識を背景にした授業内容で多くの受講者を魅了している。著書に『パウロウの鶴』『詩的生活』(高見順賞)『知と愛』(歴程賞)『マドンナブルーに席をあけて』など多数。

●塩見鮮一郎(しおみせんいちろう/作家、評論家)
鋭い批評と深い見識に裏打ちされた、小説や評論を多数発表。筒井康隆の差別語に関する発言を鋭く批判し、「表現と差別」の問題に一石を投じた。情熱的な授業態度で受講者の信頼を集めている。著書に『浅草弾左衛門』(全三巻)『時刻表のクリティーク』『作家と差別語』『西光万吉の浪漫』『死の周辺』『弾左衛門の謎』(三一書房)ほか多数。

●登芳久(のぼりよしひさ/作家・詩人・評論家)
建設会社勤務中に大阪文学学校で文学の基礎を学ぶ。その後、近代産業史の調査に関わり、郷土史・自然保護等の運動にも参画。その研究成果を学会内部に留めず広くテレビシナリオ・調査報告書・評論等にして公表。昭和60年からは小説に転じ「槿花戯書」「紅芙蓉」「懶夢譚」等の作品を発表し、その斬新な作風が賛否両論の嵐を呼ぶことになった。現在は若者の活字離れと文学の地盤沈下を防ぐために、児童対象のお話会、読書会、図書館ボランティア活動等の助成と指導にあたっている。

●黒羽英二(くろはえいじ/作家)
詩集『遺跡』(文学叙説社)『いのちの旅』(書肆ユリイカ)『黒羽英二詩集』(芸風書院)、戯曲集――『題名のない芝居』(未来社)『黒羽英二戯曲集』(思潮社)、小説集――『目的補語』(河出書房新社)<文藝賞受賞作>、『テアトロ』『悲劇喜劇』『早稲田文学』『三田文学』『文藝』『詩と思想』等に戯曲、小説を発表。日本現代詩人会、日本詩人クラブ、日本劇作家協会、新日本文学会に所属。

●秋葉安茂(あきばやすしげ/作家)
「闇の中の祝宴」で第27回新日本文学賞佳作入選。著書に'69年の高校紛争を主題にした『学校の草』(近代文芸社)や管理社会の単独者の彷徨を日常の喪失感の中で描く『非常階段』(青柿堂)、『新日本文学』掲載の最新作『体の中で廻るコマ』(同)などの小説集がある。

●吉居和弘(よしいかずひろ/作家)
文藝学校の前身である日本文学学校への四半世紀にわたるかかわりを通じて、独自の批評眼と文学理論を確立。著書に、障害者差別の問題を「性」の視点にこだわって描いた「愛してもいいですか」、IT社会におけるメディア・ファシズムの問題をSF風に描いた「テレビの中のテレビ」がある。

●八覚正大(はっかくまさひろ)
新潮社新人賞を受賞した定時制高校教師(その前に日教組文学賞四回)。50歳。早稲田大学理工学部卒、都立大学仏文科卒、学芸大学教育学心理学科修士、学校心理士。著書『夜光の時計』(新読書社)他。新日本文学会会員。日本学校メンタルヘルス学会会員。


【通信教育部】

●大洞醇(おおほらじゅん)
1946年茨城県生まれ。工業高校卒(電気通信)。短波無線設備の技術員を経て、現在カイロプラクティックサロン自営。世界快医学ネットワーク会員。文藝学校専科終了、文学世紀・下野文学・水戸評論同人。新日本文学会会員。新日本文学賞(92)、茨城文学賞(96)。

●河林満(かわばやしみつる)
1950年福島県いわき市出身。公務員勤続二十八年を経て、現在文筆に専念。1988年、「ある執行」で第七回自治労文芸賞、1990年、「渇水」で第七十回文学界新人賞受賞、同作品が第103回芥川賞候補となる。1993年、「穀雨」が109回芥川賞候補となる。

●清水克二(しみずかつじ)
「パセティックな一日」で第3回総評文学賞。「一家団欒」で全逓結成30周年記念文芸賞。「谷間の嵐」で1992年労働者文学賞を受賞。著書に「私の東京案内」(創樹社)、「ぼくの文学入門記」(労働大学)など。近作には「守銭奴」(新日本文学)、「十年の後」(労働者文学)がある。

●下沢勝井(しもさわかつい)
小説・詩・文学研究。小・中・高・大学の教師をしながら創作をつづけた。「新日本文学会」「日本文藝家協会」所属。新日本文学賞、農民文学賞佳作、太宰治文学賞や群像新人賞候補。小説集『炙り絵』詩集『雀のうた』随筆集『少年の伊那谷』。他に日本近代文学の作品作家研究など多数。

●白井知子(しらいともこ)
1980年代初め、アメリカで漂流する移民と接触、社会的視野を含んだ表現法への転換を試みる。83年に詩集『血族』(小林出版)を出し、99年の第二詩集『あやうい微笑』(思潮社)で第10回日本詩人クラブ新人賞受賞。日本現代詩人会、日本詩人クラブ各会員。

●蛭間裕人(ひるまひろひと)
小説・詩・童話。「実体のない仮象」で日教組文学賞入選。著書に「いろはふる日の葬送曲」。定年後は新日本文学会の事務局を支え文学運動に尽くす。労働者文学会議に所属する。

●早川純(はやかわじゅん)
詩「炎の音」で新日本文学賞入選。戦争体験をしてきた女性から、”聞き書き”を続けている。ほか、方言で民話の語り部として、老人ホーム、小学校などで活動している。

●その他の通信教育部講師陣
青野武弥・秋葉安茂・出海渓也・大洞醇・小沢正・小野悌次郎・神園麟・河林満・黒羽英二・佐藤修・塩見鮮一郎・清水克二・下沢勝井・白井知子・砂田弘・中野武彦・野川義秋・長谷川龍正・八覚正大・原田克子・早川純・蛭間裕人・松本恭輔・礼田時生 他
※講師陣は小説・詩・ルポなど、旺盛に創作活動をしています。


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