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STE第五回興行ダイジェスト

2000年3月11日(土)
会場:横浜志水ヶ丘公園体育館
観衆:260人(主催者発表)



 志水ヶ丘公園体育館で3/11に行われたSTE第五回興行。
 今回注目が集まったのは、前回の試合後に綾小路がコメントした“新たなエース候補”と綾小路のシングルマッチ。

 そして、会場入り口に張り出されたカード表に書かれていた綾小路の対戦相手、綾小路が松本に代わるエース候補として選んだのは、STEジュニアのトップ、「ウルティモアベハ」キラービーだった。

 しかしキラービーは旗揚げ興行のタッグトーナメント一回戦を終えてのコメントが綾小路の不興を買い、二回戦で綾小路直々の手痛いお仕置きを受けている。そんなキラービーを何故、綾小路はエース候補として白羽の矢を立てたのか。それについて綾小路は「期待できるだけのモノがあると感じたから」とだけコメント。

 果たして、綾小路の言う「“エースとして”期待できるだけのモノ」がキラービーにあるのか。


 オープニングの第一試合はお馴染みの“ド新人”高木開海のチャレンジマッチ。今回はアルティメット・モーリヤーの太鼓持ち“フケ顔ヤングガイ”にいむら藤田が高木に胸を貸した。そしてその結果、なんと高木がシングル初勝利。ガンガン攻めてくる高木に合わせ気前良く受けまくり気付けば自分がギブアップしてしまった藤田は、胸を貸したつもりが逆に借りを作った形になってしまった。

 第二試合では前々回から始まったエース落第生・松本泰由の二対一ハンディキャップマッチで、“パワフルニンジャ”ザック・ザ・ザッパーと“スタイリッシュオーク”ブライアン・ゴードンと対戦。前回、全く良いところを見せられないままあっさり負けてしまった松本だったが、この日はその前回の相手藤田・プラトーン組よりも確実に格上なスーパーヘビー二人を相手にあわやと思わせる場面を作る程の善戦をし、スランプからの脱出に弾みをつけた。

 前回から新たなリングネームで再出発したアルティメット・モーリヤーは自分と同じくギミック捨て前回から再出発を切ったマイケル・プラトーンとのタッグを組み、第三試合で“ジュニアの実力者”零と“兄弟一のテクニシャン”二郎の黒井兄弟組と対戦。揃って試合巧者の黒井兄弟組が試合を組み立て、名前が変わってもやることは好き勝手なU・モーリヤーと攻めているようで攻めていないプラトーンが何も考えずに流れをぶちこわす、そんな訳のわからない展開となったこの試合、結局は双方決め手を欠いたままタイムアップ。

 そしてこの日のメインイベントとなった第四試合、綾小路によるキラービーのエース候補テスト。ジュニアのキラービーが“怪物”綾小路相手に、勝てないまでもどこまで食い下がれるかがこの焦点だったが、結果は第二戦での松本同様、問答無用でキラービーを叩きつぶした綾小路の圧勝に終わった。


 試合後、綾小路はキラービーが期待はずれだったかという質問にきっぱりとノーと答え、その上でさらに「エース候補は何もキラービー一人ではない」と意味深なコメントを残した。

 綾小路によるエース探しの行方は?
 次回興行は3/25。


 
第一試合:三十分一本勝負
高木 開海 (
12分28秒
ボストンクラブ
) にいむら藤田×



第二試合:三十分一本勝負
×松本 泰由 (
19分45秒
極楽固め
) ブライアン・ゴードン
ザック・ザ・ザッパー



第三試合:三十分一本勝負
アルティメット・モーリヤー
マイケル・プラトーン
(
時間切れ引き分け
) 黒井 零
黒井 二郎


第四試合:三十分一本勝負
×キラービー
(
9分55秒
アルゼンチンバックブリーカー
)
綾小路 響一郎



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