2005年5月15日(日)
swiss typography past and present
スイス・タイポグラフィの過去と現在 講演会
ゲスト:ヘルムート・シュミット

お知らせ






バーゼルへの道



Basel e no michi the road to Basel der Weg nach Basel

バーゼルへの道

ヘルムート・シュミット編著

concept and design Helmut Schmid




増刷出来

『バーゼルへの道』

編著者/ヘルムート・シュミット

サイズ:255×250mm
96ページ
日・英・独語表記
ハードカバー・ジャケット付き
図版多数(1部4色図版)

定価:5775円(本体5500円)




今こそ問われるスイス・タイポグラフィの真髄

「時代の精神を反映する、生き生きとした作品を生みだそうという決意をゆるめてはならない。疑問や動揺は、えてしてもっとも無難な道に従いがちな弱腰にたいする格好の解毒剤である」──このエミール・ルーダーによる示唆と指導はいまも生き続けている。とりわけタイポグラフィが混乱している今日においては生彩をはなっている。








編著者の序文より

スイスのバーゼルにあるアルゲマイネ・ゲヴェルベシュール・バーゼル(Allgemeine Gewwerbeschule Basel 現在は Hochschule fuer Gestaltung und Kunst Baselとなり、バーゼル造形芸術大学と訳されている)においては、『ノイエ・グラフィック』『ウルム』などの雑誌がモダンデザインに注目するのに何年も先駈けて、誠実で繊細でコンテンポラリーなタイポグラフィが展開されていた。

バーゼル・スクールではアシンメトリーなタイポグラフィが実践されていた。フォルムとカウンターフォルム、印刷された部分とされない部分の共鳴によって得られたタイポグラフィ。今日なお、自然な簡潔さがもたらす優美さと時間を越えた価値をもつタイポグラフィである。

教師のエミール・ルーダーとロベルト・ビュヒラーの思想と仕事は、バーゼル・スクールの基本理念に従ってデザインされた『TM誌 ティポグラフィシェ・モナーツブレッテル』を通じてスイス国外にも広くいきわたった。

1950−60年代のバーゼルは、特にエミール・ルーダーの作品とパーソナリティを通じて、各国から集まった若いタイポグラファやグラフィックデザイナーの集合地点であった。ルーダーは広汎で重要な基盤において、デザインのための良心を目覚めさせてくれた。

ルーダーは植字見習い工、印刷見習い工のクラスを教え、若いデザイナーたちにタイポグラフィを教えた。そのいっぽう、ルーダーはまたスイスの印刷業協会が主催によって広く一般に公開されていた夜間講座に、書籍印刷のための専門課程を創設して教育した。そこでのタイポグラフィのためのデザインコースとは、1956−68年の間に開講されたもので、年に2−3人といった少人数が定員であった。そのためもあってここに入学を許可されたすべての者にとっては、その一生を支える教育となった。

『バーゼルへの道』はモダン・タイポグラフィのこの創造に満ちた時代を記録にとどめておこうとするものである。今日ダザイナーあるいはデザイン教育者として国際的に活躍しているルーダーの教え子たちが、おのおのの思い出をかたり、バーゼル時代の自作を提示し、あわせて影響をうけた作品をあげている。

エミール・ルーダーのタイポグラフィは生きている。なぜならそれは、仕事が新しくなれば、それ自身も新しくなるという柔軟性をそなえているからである。それらはまた、ルーダーがのこしたポスターや書物などといった、クリスタルのように透明な作品に表れている。そしてそれはまた本書『バーゼルへの道』に寄せられた教え子たちの述懐と作品によっても表されている。




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