| 活字と書物の来し方、行く末を考えるために---すべての情報産業人に捧げます……として朗文堂愛着版『本木昌造伝』を刊行したのは2001年8月でした。内容は本木昌造を単なる近代印刷術の開拓者としてとらえるのではなく、「新街私塾」を実践と教育の「まなびの門」として捉え、この一門から、わが国の新聞社・出版社・活字鋳造所の開拓者のほとんどが誕生した事実に粛然たるおもいがする……、と好意的な評価をいただきました。 ところが編集者の肩に力が入りすぎ、造本にこだわって、高額になりすぎたという反省もあります。また「索引」をつくらなかったため、利便性に欠けた嫌いもありました。それでも倉庫の在庫はワン・パレットをきるところまでご愛読いただきました。 ほとんどが一旦取次・書店・倉庫を往復したために、スリップ・ケース、書物そのものは新品のままですが、輸送函の一部に損傷がみられます。そこで板倉雅宣氏のご協力をいただいた索引を添附し、思い切った価格でご提供することにしました。 極力痛みの少ない分から出庫しますが、在庫が切れ次第絶版となりそうですので、新刊でのご購入を見送られたかたは、ぜひともこの機会にお求めください。またすでにご購入の読者様には、索引を別途お送りいたしますので、ご遠慮なくお申し出ください。 |
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