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『わたくしは日本国憲法です。』

書名

『わたくしは日本国憲法です。』

著者
鈴木 篤
装本
四六判 ソフトカバー 190頁
発売
2014年7月26日
定価
本体1,200円+税
ISBN978-4-947613-90-5

日本国憲法は、あなたがた日本国民が、
平和のうちに幸せな生活を送れるように、
あなたがたを守るために生まれてきました。
わたくしを手放さないでください。
わたくしを葬らないでください。

[編著者プロフィール]

鈴木 篤(すずき あつし)

1946年1月2日 山梨県石和町で出生。
1964年    長野県立長野高校卒業
1968年    東京大学法学部卒業
1970年    弁護士登録
1974年    江戸川法律事務所開設
 地域の平和運動、組合運動等と連携しつつ、市民のための事務所つくりを進めて現在にいたる。「江戸川憲法読む会」に拠り学習会や講演会を重ねて、憲法問題への関心を市民に広げる活動を続け、原発問題では「さようなら原発江戸川連絡会」を結成して、原発に反対する地域の諸団体の連携強化に努めている。
 この間、子どもを事故から防ぎ命と健康を守る会弁護団、出稼ぎ者・建設労働者労災弁護団、医療問題弁護団、患者の権利宣言運動、血友病HIV感染被害救済訴訟弁護団などに参加。

〈本書「はじめに」より〉
 特定秘密保護法や集団的自衛権など、憲法を泥足で踏みにじるような、こんな乱暴なことがまかり通り、まかり通ろうとしていることへの焦りに似たおもいに突き動かされてこの本を書いた。
 そのためもあって、書き終わって読み返してみると、こんな狼藉者を野放しにしていることへのいらだちからか、いささか国民の中の民主主義の力にたいして、悲観的な、あるいは批判的なトーンが強調されすぎているという反省がある。
 現実には戦後の六八年間、この国に民主主義や民主主義を守り育てようとするひとびとがいなかったわけでは決して無い。
 それどころか、戦後の歴史は、民主主義を踏みにじろうとする勢力と、平和と民主主義と基本的人権を守ろうとする勢力との闘いであったといっても過言ではない。
 そして、憲法をないがしろにしようとする勢力が政権を握り続けてきたにもかかわらず、そうした多くの先達による、粘りつよくて勇敢な闘いがあったからこそ、平和が守られ、根本のところで民主主義と基本的人権が守られてきたことは紛れもない事実なのだ。
 そうした力は、いまも特定秘密保護法成立を阻止しようとして、官邸や国会前に集まったひとびとや、日に日に強くなっている、集団的自衛権行使容認に反対する国民各層の声としてあらわれている。
 しかしそうした悲鳴にも似た反対の声にも関わらず、安倍政権は、国民はおろか国会をも無視して、ついに集団的自衛権の行使容認を閣議決定という形で押し通してしまった。それを許してしまったことの背後にあるのは、「ながいものにまかれ」、「みんなが望んだからわたしもと成り行きに身を任せ」、「どこからどうしてこうなったのかには責任を負わず、それを追求しようともしない」という、いわゆる「無関心層」の存在ではないのか。
 一個人に過ぎない者が憲法に成り代わって、憲法を一人称とするこのような本を発行することについては、「僭越だ」とか、「おこがましい」等の批判も多々あることだろうが、それはほかでもない、そうしたひとびとに、憲法自身が語りかけるという形を取りたかったからである。
 憲法は、憲法に関心を持たないあなたにとってもかけがえのない味方なのだ、それを失うことは、あなたにとって取り返しがつかないことだということを、なんとしてもわかってほしいというおもいからこのような文体を採用したのだ。
 安倍政権の暴走を止めようとしている国民各層の運動が、ひとつに大きく結集し、さらに裾野を広げていく上で、この本がいささかなりとも役割を果たすことができれば、それに過ぎる幸せは無い。

本書の内容(目次より)

・わたくしは日本国憲法です
・押しつけ憲法
・多数決は民主主義の原則?
・小選挙区制について
・民主主義──個人の尊厳と基本的人権
・再び多数決原理について
・教育の重要性
・思想教育
・ヘイト・スピーチ、極右・ネトウヨについて
・もう一度「押しつけ憲法」について
・民主主義政党の不在
・わたくしの「前文」
・集団的自衛権
・国民自身の中にある民主主義的で無いものについて
・本音と建て前
・地方自治の本旨と道州制あるいは大阪府・市一体化構想
・特定秘密保護法
・護憲派はオオカミ少年なのか
・生活保護法の改悪
・最後に──
・参考資料 日本国憲法全文

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