さわやかな秋晴れです (平成17年10月28日)
あじさいが間違えて咲いてしまうほど(10月23日埼玉版の新聞に写真が掲載)梅雨のような日々の後にやっと気持ちよく晴れました。
水曜日は18時からコーラスを教えに行く日です。しかし朝から主婦業に大忙し!
洗濯機を何回も回して、衣替えも済ませました。コーラスに行く前にすでに本日のエネルギーを使い果たしてしまった感じです。
コーラスでは呼吸法、腹筋、背筋、ストレッチ体操、発声練習、コンコーネ教則本で階名を読む練習、そして曲に入ります。腹筋、背筋やストレッチ体操も一人ではなかなか長続きしないし、すぐ挫折してしまいますが、みんなで一緒にやればなんとか頑張れます。
今練習しているのは、木下牧子作曲、やなせたかし作詞の『愛する歌』より「海と涙と私と」、「きんいろの太陽がもえる朝に」、「誰かがちいさなベルをおす」です。
どれも心優しい曲です。みなさんの歌声を聞き、楽しくできてとても癒された自分がいました。
次の日もよい天気になりました。昨日やり残した片付けを済ませ、HPの旅日記も忘れないうちに書かなくてはいけないし・・・。
でも家の中にいるのは勿体ないので用事を兼ねて自転車で図書館や銀行に行きました。
風を切って最高に気分がいい! コスモスの花が咲き乱れ、きんもくせいのかほりも心地よく漂ってきます。やっぱり外に飛び出してみてよかったわ。
楽譜のコピーをするためにコンビニに行きました。
『お歳暮ギフト』、『クリスマスケーキの予約承り中』のチラシが飾られ、積み重ねられています。
近くの花屋さんにも寄ってみると、ここにもクリスマスのイルミネーションです。「うぁー たすけて〜」と叫びたくなります。11月10日にコンサートもあるし、公開レッスンも受けるし、そんなに急かせないでほしいですね。
あんなに暑かった夏がちょっと前に過ぎたばかりなのに、冬が近づいていることをひしひしと思わされる今日この頃です。
10月23日に戸田敏子先生(声楽家)の二期会日本歌曲研究会がありました。
芸大で中田喜直、畑中良輔両先生と同級生でいらっしゃいました。大御所と言われるような方々とのなつかしい昔話を交えながら楽しいレッスンでした。
中田先生は大袈裟に歌うことは好まれなかったそうです。物々しくなく、さらりと表現をしてほしいとよく言われたそうです。
天才肌でいらして、どんどん音楽がピアノで溢れ出たそうです。「こういう和声構成になっていますね。」というと「へぇ、そうかねぇ。」というように、和声学のことなど何も考えることなしに曲が生まれて来たということです。
團伊玖磨先生との想い出は「パイプのけむり」で楽しい文が残っていますが、お話もお上手で表現豊かでいらしたそうです。
北原白秋作詞の「五つの断章」は、日比谷公会堂で戸田先生の初演で歌われました。
最初から全部出来上がっていなくて一曲ずつ「出来ました。出来ました。」と、感激しながら持っていらしたそうです。
一緒に学校巡りもやり、いつも必ず江間章子作詞の「花のまち」を派手(!)に弾かれて「七色の谷を越えて♪♪・・・・」と、皆で歌ったとおっしゃっていました。
他に作曲家の別宮貞雄氏、橋本国彦氏、小松耕輔氏などの貴重なお話を伺えました。
早起きして頑張って参加した甲斐がありました。