9月17日 たのしいコンサートが終わって(9月2日)
発表会の前の一週間は残暑の暑さがウソのように引いて涼しく練習の追い上げに絶好の日々で助かりました。
発表会当日、本番を迎えるにあたりリハーサルを10時半頃から始め本番終了の18時15分まで無事終了できるよう頭の中でシミュレーションし、気配りなど目一杯な状態です。
さいたま市文化センターの「しらさぎホール」は改装されていて以前よりきれいな印象を受けました。
リハーサルも無事時間通り進み、ホールの音響のチェック、ピアノの位置、ソロ独唱、独奏のポジション決め、耳で確認し自分の声で確かめ、出演する生徒が自身の声をホールのどこを目指し響かせ当てるかなど思わずレッスンしてしまう。本当は自分も演奏をするので余り声を使いたくないのですが・・・。
レッスン室の練習とは違って、自身の声をホールで実体感し今後のレッスンを生かすチャンスでもあるのですから。
そんなこんなであっという間に本番の時間を迎えることになります。
ピアノ独奏、各自夏の暑い最中頑張った成果を披露してくれています。
オーボエの上原さん一年間さらにいい勉強をされたのでしょう。音の流れがさらに美しくなってきています。
そして先程のピアノ独奏をした皆さんでのサン=サーンス作曲の「動物の謝肉祭」(連弾版)
を素敵な古河さんのナレーションで始まりました。
14曲ありますが舞台に全員登場しての演奏。私も出演しています。1曲1曲無事進行。
いざ自分の演奏が近づくにつれ心臓がバクバク音を立てています。ちょっとしか弾かないのに手のひらに汗をかいて、歌う時より緊張しました。
全体にまとまりのある素敵な作品に仕上がり、良い思い出を作ることができました。
ソロ独唱のメンバーによる三重唱です。欲をいえばもう少し練り上げることができればもっとよかったでしょうが、皆さん合わせるために集まる機会が少なかったのですから、これだけできあがり、楽しく演奏できたのですから良しといたしましょう。
合唱の「コーロともしび」。少ない人数ですが、大中恩の作品は「水」をテーマに流れを表現し、木下牧子作品の「地球の仲間」は人間の温かさを、「犬が自分のしっぽをみてうたう歌」はユーモアを表現できました。
「コ−ロはもれび」は、24人が心を一つにし、思いきりパワーを全開にした曲「歌の広場」。
そして「うみのこもりうた」は可愛らしくデリケートに歌い上げられたと思います。
「みすゞこのみち」はまだ取り組んで日も浅かったのですが、詩の意味をかみしめ立派に歌えました。
合同での「カラー・オブ・ザ・ウィンド」も一人一人の心の中に秘めている温かさが伝わってくるよい演奏でした。
「千の風になって」は亡くなった方への想い、また「生きている人」と「亡くなった人」との魂の対話が表現できていたと思います。
声楽のソロの方々も勉強したこと、歌への想いをそれぞれ発揮でき、教える私が頑張って勉強し、音楽のすばらしさを少しでも伝えられると、生徒の皆さんたちもさらに上手になってもらえるのだと実感しました。
コンサートの最後にステージの声楽ソロのメンバーと観客席のコーラスのメンバー、観客の方々全員で「千の風になって」を歌い無事終了いたしました。
調律、録音、アナウンス、生徒さんのご家族らの全員が心一つにして役目を果たしてくださったおかげで滞りなく終了できたのだと思います。
皆様のお世話になりまして有難うございました、この場を借りてお礼申し上げます。