九鬼山から冠雪の富士山を眺める (11月20日)
まだ薄暗い中(5:50)家を出ました。乗り換えの高尾駅から大月駅そして富士急行の田野倉駅下車です。
本日の参加者は約17名です。冬だからかしら? 欠席者が多いですね。
でもきょうは特別ゲストがいらしてました。スイス・アルプスのアイガーや世界初エヴェレスト冬季単独登頂したという加藤保男氏の愛娘の加藤ハイジみささんです。
ちょうど日本に滞在中で相澤先生が誘われたのだそうです。初心者の私は山の話題に関しては皆無ですので、感心しながら「フムフム」とうなずくばかりなのですが・・・・。
案内図には沢山の山々のコースが示されていて、この辺は四季折々のビューポイントの大自然の宝庫なのだそうです。
午前8時42分、田野倉駅を降りて改札を出てすぐ目の前に富士山(緑の山と山の間に薄っすらと遠くに見えているのが)です。
九鬼山(970メートル)目指していざ出発です。
落ち葉を踏みしめながらサクサクと音を立て、幾重にも重なっているので、気をつけないと滑りそうになります。前回まではこのサンカハイキングにいつまで参加できるかわからないと思っていたので、持ち合わせていた杖を使っていたのですが、今回から新しい山岳用のストックを購入したので早速それを使って颯爽(?)に登ります。
勾配角度がきつくてすぐにアキレス腱が痛くなってきました。心臓もパクパク言っています。風も強くてやはり私にとって冬は無理なのかな(?)と脳裏をかすめました。
しばらく行くと今度はジグザグに上がっていきます。足を運ぶ割にはちょっとしか登っていっていません。
足がヨタヨタとして絡まりそうになりながら、何とか尾根筋に出てそこは見晴らしがよちょうどく富士山が見えました。
こういう雄大な景色を見ると疲れもスーッと引いていきます。不思議ですね!
都留(つる)市街が一望できて、その手前に斜めに走っている鉄橋はJR東海とJR総研が共同で行っている山梨のリニアモーターカーの実験線なのです。時々轟音が鳴り響いています。
更に急な勾配を登るとしばらくして富士見平に到着!
大事な物といえばお弁当ぐらいのものですから・・・・・ここでリュックを置いて5分程歩いて山頂です。
いつもながら、よくやった!と ハイ ポーズ!
遠くの山並みの紅葉です。写真やTVで美しい映像は沢山見ていますがやっぱり自分の足で登って見るのは格別な思いが湧きます。
先程の富士見平まで戻ってきて、富士山を正面に見ながらの昼食です。
いつもはコンビニでおにぎりを買って持ってきていたのですが、きょうは自分でにぎってきました。
その代わりと言っては何ですが、忙しくておかずまで手が回らなくて・・・。
Yさんからぜんまいの煮物や漬物、そして温かなお茶などをいただきました。お蔭様でおいしくいただくことができました。
相澤先生が作られたりんごのワイン煮も御相伴に与かりました。
和気藹々としていて楽しそうでしょ!
さぁ、どっこいしょ(気合を入れないと全然立てないほど足がガクガクなのです!)と立ち上がり、下っていきます。
弥生峠まで下り、杉山新道です。赤や黄色の落ち葉を踏みしめ、太陽に照らされた周りの景色を楽しみながら下りていきます。
先生はじめ皆さんの下りの早いこと・・・・。
私は登りの辛かったことはどこかに忘れ、もう山とお別れしなくてはならないなんてという名残惜しい思いが募ります。アッと言う間に舗装道路に出ます。
目の前に見えるのがリニア実験線です。ここから国道139号線沿いを10分ほど歩き禾生(かせい)駅です。ふくらはぎがパンパンに張ってきています。
きっと明日は筋肉痛に泣くことになるでしょう。
10日後にコンサートを控えています。あまり趣味に走り過ぎないように、本業に力を注がないとネ!