日経新聞コラム  “食あれば楽あり(平成20年7月19日) 

毎週木曜日 夕刊に掲載されている東京農業大学教授の小泉 武夫氏が面白い!
地方でしか味わえないような珍しい食べ物を紹介したり、在り来たりの食材を使ってこんな食べ方があり、こうやって食べるとそのおいしさに悶絶状態に陥りますよ、なんていうことが書かれています。言い回しがとても上手なので思わずヨダレが垂れてきそうになったり、唾をのみこんでみたりと、こんなに五感を刺激される名文にビックリです。簡単に手に入る食材の時はすぐにでも試してみたくなります。もしかして単に私が食いしん坊だということかもしれませんがね!
いくら食べても太らない方もそれなりに悩みがおありだと思いますが・・・。

メタボメタボと連呼している昨今、ちょっと油断すると私も境界線をウロウロしていて引っかかってしまいそうなので、「気をつけないと」と思うと余計に美味しいものばかりが目に付いてしまい、コントロールって難しいですね。
贅沢な悩みですが、美味しいものが氾濫しすぎていると思いませんか? 梅雨明け宣言も出ていないのに、スイカ、桃、ぶどう、梨、ハウスみかんまで出てきているこのご時世。あまり先取りしないで、もっと自然に戻って欲しいですね。四季を感じさせて欲しいです。

食べすぎは禁物なのに、こんな本を見つけました。 

「おいしいごはんの店」自然派レストラン全国ガイド(野草社)2007年3月10日第3版

こだわりをもって身体にいいものを提供してくれる店のガイドブックです。
レッスンの帰りにランチを一人で食べなくてはならない時、行きつけの蕎麦屋美濃屋文右衛門」(池袋店)、そうざいや 地球 健康 家族」(市ヶ谷店)などと大抵決めています。ちょっと厭きてきたところでしたので、早速地図を見ながら探して、2軒試してみました。

さいたま市には1軒しか載っていません。
北浦和駅から徒歩3分の『Onion Jack』(6月28日)席数16席のこじんまりとした店です。ご夫婦でなさっているようです。テーブルごとの花瓶にはフレッシュハーブが入れられ、ほのかに爽やかな香りがします。
日替わり定食を注文しました。玄米ごはんか胚芽米かを選びます。旬の野菜の天婦羅(ゴーヤ、なす、かぼちゃ、アスパラ) 味噌汁(麩、ねぎ、小松菜) 小皿に冷奴、 ひじきの煮物、大根・昆布の漬物です。素材の旨みを生かしてバランスよく作られていてとても美味しかったです。ゆっくりと味わいながらいただきました。

レッスンの帰りに有楽町線メトロの池袋で降りるのですが、小竹向原まで足を伸ばしてみました。そこに2軒目の『サイマーケットカフェ』(7月8日)があります。席数は30席です。テラスもあります。雑貨店も併設されていて、オーガニック食材もここで買うことができます。ランチタイムは過ぎていたのでメニューが少なくて残念でした。玄米ご飯と味噌汁が400円、おかずは5種類の中から好きなものを選んで注文します。5種で1000円、3種で700円、5種食べたかったけれど、ちょっと欲張りすぎかしらと思って3種にしました。厚揚げ豆腐と季節野菜のラタトゥユ、蒟蒻と根菜のピリカラ炒め、いろいろお豆ときのこのマリネの3種がワンプレートに体裁よくこんもりと盛り付けられて・・・それぞれお味は良かったのですが、食いしん坊の私にはちょっと量が少なかったかしら? イヤイヤ、腹八分目じゃなくてはネ。 
さぁ、お次は・・・どこに行こうかしら? 食べ歩きばかりでなく、参考にしながら自分でも工夫していい食事を作ることにしましょう・・・っと。

『追記』
春野菜を植える5月にゴーヤの苗を2ポット買ってきました。ひとつは駄目になってしまいましたけれど、先日一個収穫しました。もっと大きくなってから取ったほうが良かったかもしれませんが、置いておくにしたがって白っぽくなって来たので取ってしまいました。
初めて自分で作ったゴーヤです。可愛いでしょ! 



早速、ズッキーニ、ナス、ピーマン、トマト、タマネギを買ってきて、ゴーヤ入りの季節野菜のラタトゥュを作りました。大鍋でたっぷり作って、二日目はトマトジュースと野菜ジュースを入れて、カレールーを加えて夏野菜カレーに変身です!

簡単で美味しくって身体にやさしい食事です。皆さまもお試しくださいませ。今5cmぐらいのと2cmほどのゴーヤの赤ちゃんがいます。

   

今度はチャンプルにしようか? てんぷらもいいし・・・なんて思いながら成長を見守っています。