「脳ドック」を受診して (9月21日)
梗塞がないかどうか、痴呆の兆しがないかどうか、もろもろを調べてみたいと思い「脳ドック」を受けることにしました。
軽い気持ちで申し込みをしたため、何の心配もせず呼ばれるまで本を読んで待っていました。
技師に呼ばれて検査室に入りました。嫌に優しい声で言うのです。
「大丈夫ですよ。はい、横になって。20分かかりますので、その間は頭を絶対動かさないでください。」
いろんな注意を聞いていたら、少し不安な気分になって来てしまいました。「大きな音がしますが、びっくりしないでゆっくり寝ていてください。右手にこれを持って、もし、気分が悪くなったら、これを握って知らせてください。」
平常心で臨んだはずなのに、次第に恐怖心が・・・・。
狭い所に入れられて、頭をガチッと固定され、ヘッドフォンをつけられ、顔の部分にも粗い格子状の物体を被せられ、大変なことになってきてしまいました。
断層写真を撮るからでしょうか? まるで自分が輪切りにされるみたいです。
ダンダンダンと、まるでジヨーズが近づくように、そうかと思えばガァーとすごい音が鳴り続き、ヘッドフォンから音楽が流れていますが、ちっともリラックスできません。
リラックスしようと思えば思う程、気分が悪くなりそうで、心拍数がどんどん上がって行くのが解ります。
緊急ボタンを辛うじて押すことなく、やっとの思いで耐えて、目も空けることもできず終いで何とか20分を乗り切りました。
検査結果も気になりますが、こんなにもパニックになった自分が情けなかったです。