奥武蔵の北端、登谷高原から釜伏山へ 9月18日



今回は近郊なので少し早起きすればOKです。
川越に815 小川町から910のバスに乗って登り口打出に到着。

    
                        秩父のMAP                                  曼珠沙華(ひがんばな)

今日は雲っていたので日焼けしないでちょうどいいかしら、と思っていたに現地に着いた途端に日が照ってきてしまいました。こんなに暑くても秋なのです。
曼珠沙華がところどころに咲いています。

この花を見ていると山田耕筰の曲(北原白秋作詞)「Gon-Shan、Gon-Shan どこへ行く・・・」と物悲しい響きを思い出します。
心を揺り動かすのではなく、さあ身体を動かして一歩一歩いざ行かむ!

   

普段歩かないで1ヵ月に1回だけ猛烈に身体を痛めつけるほど動かすのでこれくらい気合をいれないとダメなんです。
心拍数が上がってきます。汗がまるでサウナにいるようにポタポタと落ちてきます。自分に心の中で声援をおくりながら登っていきます。
口でハァハァと息をしないと苦しい位です。皆、黙々と登っています。余裕のある人はおしゃべりをしながら登っていますが、私はいつもまるで修行僧のようです。

登山道は水が流れていて少しぬかるんでします。滑らないように必死で足を進めます。
時々爽やかな風が吹きぬけてくれて心地よい一瞬です。台風の影響でしょうかそこいら中が細い木々が折れて散乱し荒れています。

     
       ほととぎすの花                            露草

     

二本木峠に出ました。峠からは登谷(トヤ)山までは車道を歩きます。山頂が近づき車道からちょっと入った急な小道を登り頂上に到着しました。
そこで昼食です。シートを敷いてまず足を延ばしてホッと一息し、弁当を広げます。ここまで登ってきたと言う達成感!お弁当の美味しい事と言ったら格別です。この指導員である相澤先生が入れてくださった温かいコーヒーをご馳走になりました。

食べ終わると荷物を詰め込み、あっという間の30分です。眼下を眺め北関東(熊谷、深谷方面)が見えます。上から見下ろすのは気持ちがいいですね。

     
       北関東が一望                         熊谷、深谷方面



つかの間のお昼の休憩が終わり、今度は下っていきます。登谷高原牧場のお店で、牛乳やソフトクリームが売っています。食後でお腹が一杯なので牛乳は飲めそうになかったので、ソフトクリームをYさんと半分ずつして食べました。暑かったのでとても美味しくて食道を通っていくのが分かるくらい!身体を少し冷やしてくれました。エネルギー消失も多いですが、補給もすぐにしていまうのでちっともダイエットにはなりませんね!

釜伏峠までおり、釜伏神社でお参りをし脇を通って登ったり下ったり。
釜伏山は蛇紋岩(じゃもんいわ)でできているそうです。フゥフゥ言いながら頑張ります。可愛い花々が咲いています。きれいな色のキノコ(多分毒?)も。


    
         釜伏神社              蛇紋岩(じゃもんいわ)の説明

「山頂」とポールが立てられていますが、なければわからないくらい狭いところでした。


岩がゴツゴツしているところをロープやくさりにつかまりながら必死に降ります。急勾配を後ろ向きで降りたりで、写真を撮るなんて余裕はありません。道も細いので慎重に足場を確保していかないとよろけたりしたら事故になりかねません。


岩がなくなったところを少し下ると、名水(日本水ヤマトミズ)があるそうです。

名水を汲みに降り、また登ってくることを考えると二の足を踏んでしまいそうで諦める人もいましたが折角来たのですから、一番ビリでしたが勿論行きました。巨大な岩の間からしたたり落ちている名水を飲み、ペットボトルにも入れ水の神様にも一礼し、写真を一枚パチリ。


        名水百選選定記念碑 (風布川)

本日の峠は乗り越えられたようです。


波久礼駅まで1時間ほど歩きました。山栗がなり、緑色の実が房のようになっている胡桃の木を見ました。シューマンの歌曲「胡桃の木(Nuβbaum)」を思い出します。

今回も無事に戻ってくることができました。本日の歩行時間は5時間で、クサリを摑んだりで手は痛いし足はガクガクです。21,000歩の歩行でした。
身体がガタガタになりそうです。いつまで続けられるでしょうか?少しは鍛えられているかしら?